那須川天心(帝拳)選手のデビュー戦が行われました。

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既報の通り、6R判定勝ち(3-0 60-53、60-53、59-55)。


天心選手は、キックボクシングの戦績は負けなし、最後の武尊選手との試合の印象もあり、ボクシング転向後のデビュー戦でも、ド肝を抜く試合を期待されていたと思います。

モンスター井上尚弥選手との比較も取り沙汰されていますが、井上選手はボクシングをずっとやり続けてのデビュー。それに対し天心選手はキックボクシングの選手。
似た競技ではあるものの、全くの別競技です。


デビュー戦の相手の与那覇勇気(真正)選手は、日本ランク2位の強豪選手。
この与那覇選手を子ども扱いするのですから、やはり只者ではありません。

私も含め多くの方がKOを期待していたと思いますが、試合を見ていると無理に倒しに行く素振りは見られず、長いラウンドの経験を積みに行っているように感じました。
これは試合後の談話等でもそのように語られており、感じていたことに間違いはなかったということでした。

天心選手は何しろ手も速ければ、足も速い。
一つの場所にじっとしていることがない。

さらに与那覇選手のガードが下がり、顔が見えると間髪おかずにジャブが顔を捉え、やりたい放題。
さすがに大ぶりのアッパーは空を切りましたが、これぞ打たせずに打つという天心選手の試合という感じでした。


KOを取るには、リスクを負って行かなければならないことも多いですから、無理しなかったという印象です。4Rの最後の方に倒しにいったように見えましたが、それ以外は安全運転でしたからね。

それにしても次戦が楽しみです。

この日は井上拓真選手もリボリオ・ソリス選手を判定で下し世界チャンピオンに返り咲き、寺地拳四朗選手とアンソニー・オラスクアガ選手の試合は、年間最優秀試合クラスの激闘でした。

面白い試合が見られましたね。



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