中学時代に始めた柔道の魅力に嵌り、格闘技全般が好きになりました。
柔道整復師の資格を取得し、一時期は仕事として取り組んでいました。
柔道、格闘技、トレーニング、治療のことを中心に書いていきます。
よろしくお願いします。

蜂窩織炎

ケガとの戦い ケガの見極め方

柔道に限らず、コンタクトスポーツである格闘技にケガは付き物です。


私も大なり小なりのケガを経験しています。

幸い、本格的な骨折は経験ありませんが、不全骨折や疲労骨折は気づかないうちにあったと思います。
もちろん捻挫、打撲、挫傷は数知れず(苦笑)



年を重ねるに従い、思わぬケガも増えてきました。


今まではケガしなかったようなシュチュエーションでのケガが多くなってきた感じがします。
先日も、相手の巴投げを堪えたら、出会い頭で相手の膝がおでこに激突。
image

image




また、私の場合、左組みですから左足での技が多いのですが、頭の中の動きと、実際の動きがズレているのだと思いますが、変なところにぶつかって痛めるケースが増えています。

一昨年には、打撲から蜂窩織炎を発症し、幸い切開、排膿せずに済みましたが、えらい目に合いました。
昨年は人生初の肉離れ、今年は肩鎖関節脱臼。
今は膝の裏側の違和感が続いていますし、先週の稽古では足の親指の爪を剥がしました。
image




特に何した訳でもなく、痛みが残る肘、何度も痛めている首、腰などは常に何らかの痛みや違和感が付きまとっています。
これらを最悪の状態にしないためにも、メンテナンスや治療、予防が必要です。


トレーニング含め、運動直後は関節や筋肉が疲労し、熱を持ちますので、クールダウンのための運動(整理体操、ストレッチ等)が必要です。


その後、アイシングなどを必要に応じて行い、場合によっては簡易の低周波治療器を使ったり、テーピングなどで保護したり、湿布で痛みを緩和したりします。


で、一番大切なのは、ケガの状況の見極めです。
無理して大丈夫なケガと、無理したらダメなケガとがあります。

もちろん、オリンピックや世界選手権の決勝前にケガしたというのであれば、無理する場合もあるでしょうが、一般人の場合そんなケースはレアというか皆無だと思います。


簡単な見分け方として、日常生活に支障が出るような状態であれば、自重すべきです。
日常生活は、柔道などの格闘技やその他のスポーツに比べ、負荷は少ないです。

しかし、その少ない負荷であっても耐えられないのであれば、間違いなく運動すると状況は悪化し、後に影響を大きく残します。
(日常生活に支障がなければ大丈夫という訳ではありませんので、注意してください)



昨年の肉離れの時は、試合中でした。
一瞬、何が起きたか理解できませんでしたが、アキレス腱を切ったか肉離れと思い、棄権しました。
直後は動けそうな感じでしたが、ドンドン痛みが強くなり、歩行も困難になっていましたから、棄権の選択は正しかったと思います。

柔道整復師として、自分のケガは自分で治すというポリシーを持っていますので、応急処置を除き全て自分で治療しました。




私も、以前努めていた接骨院や整形外科で、試合に出たいために無理をするアマチュアの方をたくさん見てきました。
専門家として、やはり治すことが第1ですが、本人の意向も出来るだけ尊重していました。
その上で、納得して選択してもらうように心がけていました。
ケガをしながらの戦いは、本来のパフォーマンスを発揮できず、消化不良にもなりますからね。


私のような年齢になると、治りも悪くなり、どこかしら痛めながらの状況が続きますので、誤魔化しながらやったり、サポーターやテーピングで補強してやることとなります。
やっぱり、好きだから無理してしまうのですよね。

そんな訳で、これからもケガとは紀っても切れない関係でしょうから、仲良くすることとします。

柔道部物語(高校編)①高校1年

日大藤沢高校に柔道推薦で進学することが決まり準備していた頃、父親を事故で亡くしてしまった。
私学に進学ということで、金銭面の負担が少なくなるようにということで、特待生として入学させてくれました。

これには、学校、先生に大変感謝しています。

と、同時に、頑張らなければ!という責任感も強くなったのでした。

中学卒業前から高校の練習に参加し、中学の卒業遠足(?)で出来たばかりのディズニーランドにみんな行ったのだが、私は行かずに稽古していました。

日大柔道部の合宿所に行ったり、東海大の大会に行ったりして春休みを過ごしましたね。

日大藤沢高校という学校は、神奈川県のNO2の実力を誇る高校で、稽古もきつかったです。
先輩、後輩の関係も厳しく、上下関係を鍛えられました。
(今は、そんな先輩とも気軽に話すことが出来ますが、先生の前では緊張しますね)

以前にも書きましたが、日大柔道部の合宿所の練習試合では、同期の一番最初に試合に出さしてもらい、1試合目は1本負け、2試合目は1本勝ちだった気がします。
練習試合とはいえ、少しやっていく自信がついたものです。
負けた試合でも、先生からは特に何も言われませんでしたね。
経験を積んで来いということだったのでしょう。

東海大で行われた松前杯の練習試合は過酷でした。
私は出場する機会はありませんでしたが、高校柔道の厳しさを感じ、やっていけるか不安になったものです。
とにかく、高校時代は精神的な強さを身に付けることができましたね。
これは、社会に出てからも役立ちました。
高校時代以上に大変なことなどないと思えましたからね(笑)
不思議と辞めようとは思わなかったのが不思議ですね。


さて、入学してしばらくは、練習についていくのがやっとだったと思います。

授業中も居眠りばかり。


あっというまに関東大会の予選を迎えます。

当然、選手としては出ることは出来ず、サポートスタッフです。

関東大会の出場権は獲得したものの、負け方が良くなく、エライ怒られた思いが残っています。

インターハイ予選では、当時の主将だった加藤孝幸先輩が見事に優勝。

春合宿中に肘を脱臼していたのですが、見事復活して優勝しました。
その姿には感動したものです。
その時の決勝の相手が、今の鎌倉武道館で行われている鎌倉柔道協会練成会の師範、小林速人さんだったというのも運命でしょうね。

宇都宮で行われた関東大会には1年生ながら連れて行ってもらい、大会の雰囲気を味わうことが出来ました。


夏の金鷲旗大会には連れて行ってもらえず、悔しかった思いがありましたね。

夏合宿はいつもの郡山ではなく、富山で実施。

高岡一高の先生の道場で寝泊りして過ごしました。高岡武道館で練習試合をしたり、当時の富山県チャンピオンの砺波工業と練習試合したりしましたね。
高岡一高の連中とは、この後も合宿ではちょくちょく一緒になりました。


とにかく暑い思いしか残っていませんが、半日程度海で遊ばせてくれたのを覚えています。

道場で寝泊りするのですから、当然夜もいきなり練習が始まったり(苦笑)
これだけやれば強くなりますよね。

秋に入り、新人戦です。

体重別で行われるこの試合、優勝のチャンスがあります。

我が校は、A、Bの2チームエントリーです!

先鋒(-53k) 同期の松澤(後にインターハイ出場)。
次峰(-58k) 河合先輩(後にインターハイ準優勝)。
中堅(-64k) 同期の桜井(たぶん)。
副将(-71k) 山本先輩。
大将(無差別) 熊坂先輩。

Bチームもベスト8に残りましたよ。

順調に勝ち上がり、桐蔭学園との決勝戦です。

1-1、もしくは1-0でリードして大将戦だったと思います。

桐蔭の大将は小林選手。

熊坂先輩の得意技、裏投げが見事に決まり、1本勝ち!

大喜び!といったはずなのですが、私はこのとき意識が朦朧としていました。
脳裏には、投げた時の掛け声と歓声が聞こえていましたが、あまり記憶が無いんです。

足の傷からばい菌が入り、蜂窩織炎を起こし、高熱を出していたのです。
帰りは横浜からタクシーで帰り、そのまま入院でした。

ちなみにこの蜂窩織炎は、打撲から始まることもありますが、私の場合足の裏の傷口から菌が入り発症しました。
抗生物質の点滴とアイシングで様子を見ましたが、ダメで結局切開排膿です。
麻酔も効かず、痛かったですよ。
まさか後年、こいつにもう一度掛かるとは思いませんでしたがね。

1年次は大した活躍も出来ず、怪我にも泣かされましたね~。
しかし、これをバネに徐々に成長していったんです。

記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

読者登録
LINE読者登録QRコード
広告
アーカイブ
お問い合わせ
プライバシーポリシー
広告の配信について 当サイトは第三者配信の広告サービス「Google Adsense グーグルアドセンス」を利用しています。 広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた広告を表示するためにCookie(クッキー)を使用することがあります。 Cookie(クッキー)を無効にする設定およびGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご覧ください。 また、[サイト名]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。 第三者がコンテンツおよび宣伝を提供し、訪問者から直接情報を収集し、訪問者のブラウザにCookie(クッキー)を設定したりこれを認識したりする場合があります。 アクセス解析ツールについて 当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。 このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。この規約に関して、詳しくはここをクリックしてください。 当サイトへのコメントについて 当サイトでは、スパム・荒らしへの対応として、コメントの際に使用されたIPアドレスを記録しています。 これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパム・荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。また、メールアドレスとURLの入力に関しては、任意となっております。全てのコメントは管理人が事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となりますことをあらかじめご了承下さい。加えて、次の各号に掲げる内容を含むコメントは管理人の裁量によって承認せず、削除する事があります。 ・特定の自然人または法人を誹謗し、中傷するもの。 ・極度にわいせつな内容を含むもの。 ・禁制品の取引に関するものや、他者を害する行為の依頼など、法律によって禁止されている物品、行為の依頼や斡旋などに関するもの。 ・その他、公序良俗に反し、または管理人によって承認すべきでないと認められるもの。 免責事項 当サイトで掲載している画像の著作権・肖像権等は各権利所有者に帰属致します。権利を侵害する目的ではございません。記事の内容や掲載画像等に問題がございましたら、各権利所有者様本人が直接メールでご連絡下さい。確認後、対応させて頂きます。 当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。 当サイトのコンテンツ・情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。 当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
  • ライブドアブログ