中学時代に始めた柔道の魅力に嵌り、格闘技全般が好きになりました。
柔道整復師の資格を取得し、一時期は仕事として取り組んでいました。
柔道、格闘技、トレーニング、治療のことを中心に書いていきます。
よろしくお願いします。

桜庭和志

QUINTET FIGHT NIGHT 7 in TOKYO

QUINTET FIGHT NIGHT 7 in TOKYOが7月13日に東京都の後楽園ホールにて開催されました。






QUINTETはグラップリングの試合で、個人戦と団体戦が存在するのが面白いところ。
そして、ルール改正が頻繁に行われるのが特徴です。

団体戦は、団体戦ならではの面白みがあり、他の格闘技ではあまり見られないものです。

特にQUINTETにおいては、抜き勝負というのが他の試合と決定的に違うところ。
このルールが決定した経緯は知りませんが、何となく七帝柔道ルールから取り入れられたような気がしてなりません。

柔道出身の選手も多く参戦するQUINTET。
寝技だけでつまらないのではという予想を覆します。
その面白みをぜひ一度ご覧いただきたい。




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QUINTET.2 Grappling Team Survival Match

4月16日、QUINTET.2 が大田区総合体育館で開催され、4チームの団体戦抜き勝負によって争われた。

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TEAM 10th Planet
ジオ・マルティネス、リッチー・マルティネス、PJバーチ、アダム・サックノフ、アミール・アラム

TEAM VAGABOND
石井慧、アンドレイ・カズショナク、ジョアオ・アシス ,クリシェック・スチョラスキー,ミカエル・ドピッツ

TEAM Tiger Muay Thai
スチュアート・クーパー、クリストフ・ヴァンダイク、タレック・スレイマン ,アレックス・シルド,バイキング・ウォン

TEAM Reebok(旧TEAM SAKURABA(仮))
 桜庭和志、所英男、中村大介、ユン・ドンシク、ハイサム・リダ


1回戦のオーダーは以下の通り。 

   TEAM 10th Planet    VS   TEAM VAGABOND
先鋒 PJバーチ               クシシェック・スチョラスキー      
次鋒 リッチー・マルティネス      ジョアオ・アシス
中堅 ジオ・マルティネス        石井慧
副将 アミール・アラム         アンドレイ・カズショナク
大将 アダム・サックノフ        ミカエル・ドピッツ

TEAM 10th Planetは、世界一のラバーガード使いと言われるリッチー・マルティネス選手が次鋒、弟のジオ・マルティネス選手が中堅という布陣です。
対するTEAM VAGABONDは、アブダビコンバット2013年チャンピオンのジョアオ・アシス選手が次鋒、石井慧選手が中堅、サンボの世界チャンピオンのアンドレイ・カズショナク選手が副将に陣取ります。

   TEAM Tiger Muay Thai  VS   TEAM Reebok
先鋒 クリストフ・ヴァンダイク     ユン・ドンシク
次鋒 タレック・スレイマン       所英男
中堅 バイキング・ウォン        ハイサム・リダ
副将 アレックス・シルド        桜庭和志
大将 スチュアート・クーパー      中村大介

TEAM Tiger Muay Thaiは、先鋒のクリストフ・ヴァンダイク選手は柔道がバックボーン。ユン選手とのマッチアップは何かの縁でしょうか。アブダビコンバットアジア大会チャンピオンのバイキング・ウォン選手を中堅、大将に世界柔術3位のスチュアート・クーパー選手を据える布陣です。TEAM Reebokは、ユン・ドンシク選手を先鋒、期待のハイサム・リダ選手を中堅、桜庭和志選手を副将に配置。


1回戦
   TEAM 10th Planet    VS   TEAM VAGABOND
先鋒 PJバーチ               クシシェック・スチョラスキー      
お互いに良く攻めるも、中盤以降PJパーチはやや消耗し引き分け。

次鋒 リッチー・マルティネス      ジョアオ・アシス
リッチー・マルティネスは得意のラバーガードから何度もあわやという場面を作るが、ジョアオ・アシスは何とか逃げる。攻め手を見つけられないまま引き分け。リッチー・マルティネスは取りきれず。

中堅 ジオ・マルティネス        石井慧
体重差のある戦いは4分に短縮。
対格差に物を言わせ、石井慧がパスガードし抑え込み、アームロックを狙う。
一度極まりそうになるも、脅威の対応でジオ・マルティネスは逃げ、引き分け。

副将 アミール・アラム         アンドレイ・カズショナク
アンドレイ・カズショナクがヴィクトル投げから膝十字という、サンボのお手本のような流れで極め切る。
アミール・アラムは膝を痛めて立ち上がれない。
56秒。

大将 アダム・サックノフ        アンドレイ・カズショナク
2試合目となるアンドレイ・カズショナクは、アダム・サックノフにバックを取られ、コントロールされてしまう。
最後はチョークスリーパーでタップ。2試合目の難しさが出る。
3分24秒。

大将 アダム・サックノフ        ミカエル・ドピッツ
体重差があるため試合時間は4分。
体格的に不利なミカエル・ドピッツは、何とか凌ぎたいところ。アダム・サックノフは前戦同様に極めるチャンスを伺うも、ややスタミナ切れでタイムアップ。

この試合は、指導の数も同じということで、大将戦の判定で試合が決着。
TEAM 10th Planetが辛くも決勝に勝ち上がる。



 TEAM Tiger Muay Thai    VS   TEAM Reebok
先鋒 クリストフ・ヴァンダイク     ユン・ドンシク
クリストフ・ヴァンダイクがいきなり肩車でテイクダウン。その後も攻勢を取るが、ユン・ドンシクも決定的な場面は許さず引き分け。

次鋒 タレック・スレイマン       所英男
体格差のある試合は4分。
所英男は体格差を物ともしないで取りに行く。それを潰して逆に取りたいタレック・スレイマンだが、所英男のスピードにやや戸惑っているか。あっという間に4分が経過し、引き分け。

中堅 バイキング・ウォン        ハイサム・リダ
開始早々に引きこもうとしたバイキング・ウォンを、ハイサム・リダがパスしてあっという間にアンクルホールドを極める。
23秒。

副将 アレックス・シルド        ハイサム・リダ        
二人目となるハイサム・リダは、この試合も積極的に飛ばし、膝十字を極めて一本勝ち。
34秒。

大将 スチュアート・クーパー      ハイサム・リダ      
2試合を終えてもまだ余裕のあるハイサム・リダは、この試合も上から攻めて行き、隙を見つけてバックをとり、チョークスリーパーを極めて3人抜き達成。
3分20秒。

                    桜庭和志
                    中村大介

TEAM Reebokが、ハイサム・リダ、桜庭和志、中村大介の3人残しで勝利。


決勝
   TEAM 10th Planet    VS   TEAM Reebok
先鋒 PJバーチ               中村大介      
次鋒 リッチー・マルティネス      桜庭和志
中堅 ジオ・マルティネス        ハイサム・リダ
副将 アミール・アラム         所英男
大将 アダム・サックノフ        ユン・ドンシク
TEAM 10th Planetは初戦と全く同じオーダー。怪我をしたアミール・アラムを副将に据える。
TEAM Reebokは、初戦で試合のなかった中村大介、桜庭和志の順に並べ、3人抜きの大活躍だったハイサム・リダに繋ぐ。


   TEAM 10th Planet    VS   TEAM Reebok
先鋒 PJバーチ               中村大介      
前半中村選手がバックを取られながらもアームロックの形を保持し、自由にさせずにチャンスを狙う。
相手が焦れてチャンスが訪れるも、待て。
その後は逆に攻められ、危ない場面もあるが、お互いに極め切れず引き分け。

次鋒 リッチー・マルティネス      桜庭和志
リッチー・マルティネスが下、桜庭和志が上という予想通りの展開。
リッチー・マルティネス得意のラバーガードの形には一切させない。序盤パスした桜庭和志が袈裟固めで抑えるが、リッチー・マルティネスはすぐに足を絡んで、ツイスターから股裂きを極め、あわやという場面を作る。
膝固めを狙った桜庭和志だが極めきれず、体重を掛け徐々に桜庭和志の体を伸ばし、最後はダースチョークで仕留める。
5分24秒。

次鋒 リッチー・マルティネス      ハイサム・リダ
桜庭和志の一本負けを受け、ハイサム・リダが登場。
下から狙うリッチー・マルティネスだが、やや疲れているかハイサム・リダのスピードについていけずパスされサイドポジションを許す。すかさず腕十字を狙いにいき、一気に極め切り一本勝ち。
1分23秒。

中堅 ジオ・マルティネス        ハイサム・リダ
両者の体重差があるため、試合時間は4分となる。
追いついたハイサム・リダはこの試合も取りたいところだが、お互いに足を取り合う展開からジオ・マルティネスは立ち上がり際に飛びつく様に長身のハイサム・リダに襲い掛かり、そのまま潰し、フロントネックチョークに移行し一本勝ち。
45秒。

副将 ジオ・マルティネス         所英男
何としても取りたい所英男だが、下から絡み付いてくるジオ・マルティネスに手を焼き、決定的な場面を作れない。最後にアキレス腱固めを狙うが、ポイントがズレており極まらず。引き分け。

副将 アミール・アラム         ユン・ドンシク
初戦で膝を痛めたアミール・アラムだが、そんな素振りは見せない。
テイクダウンを取り、アームロックを狙いに行くが、上手くユン・ドンシクが返す。しかし、アミール・アラムはヘッドシザースで返し、バッグを取る。
そこから4の字ロックを掛け、しつこくチョークを狙い、ついに捉えてユン・ドンシクはタップ。
1分43秒。


大将 アダム・サックノフ

アミール・アラム、アダム・サックノフの2人残しでTEAM 10th Planetの勝利。


どの試合も攻防が激しく、見ていて力の入る展開でした。
一瞬の隙で極めてしまう試合もあり、面白い戦いでしたね。


見逃した方は、AbemaTVでまだ見られると思いますよ。
見た方がいいですよ~(^^)

いや~力入った(^^;
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