中学時代に始めた柔道の魅力に嵌り、格闘技全般が好きになりました。
柔道整復師の資格を取得し、一時期は仕事として取り組んでいました。
柔道、格闘技、トレーニング、治療のことを中心に書いていきます。
よろしくお願いします。

指導3

リネール敗れる!




10月3日にフランス国内大会であるフランスクラブ選手権(団体戦)に出場した、オリンピック2大会連続金メダリストのティディ・リネール選手が、準々決勝で対戦したジョセフ・テヘー選手に指導3による反則負けで敗れました。

これに対し、リネール選手は審判への不満を募らせていたようで、フランス柔道連盟に異議申し立てを行うようです。

試合動画を見る限り、お互いに組手に拘り、最初に両者に対し消極的指導。
次いで相手が前に出る圧力にやや屈し、場外に出たリネール選手に場外指導。
最後は挽回せんと前にリネール選手が出るものの、テヘー選手が組手を自由にさせず膠着状態となり、主審は両者に組み合わない指導を与え、リネール選手は万事休す。

最後の場面は、テヘー選手が組手を嫌がっていたので、私ならテヘー選手のみに指導を与えました。
微妙な判定ではありますが、リネール選手もそこまで感情的になる必要を感じませんでしたが、裏事情があったようです。

リネール選手が所属するチームの女子チームのエントリーを巡って、一悶着あったようです。
そのために、いつも冷静なリネール選手が感情的になったようですね。

復帰当初よりも状態は上がっているようですが、以前のリネール選手ならば相手にしなかったような相手です。
それを投げ切れないというのは、状態としてどうなんでしょうか?
特に相手の圧力に負け場外に下がってしまったシーン(相手が明らかに押していましたが)は、やや物足りなく映りました。

リオデジャネイロオリンピックの決勝も、今回と似たような状態だった気がしますが、あの時とはルールも異なり、今回は敗れることに。
オリンピック3連覇に黄色信号が点滅したのではないでしょうか。


皆さんは、どう見ますか?





ブログランキングに参加しました。

柔道ランキング
にほんブログ村 格闘技ブログへ
にほんブログ村

ルール改定

柔道はリオのオリンピックが終わり、ルール改正が行われました。

国際柔道連盟試合審判規定(2017-2020)改正の要点
 
観客の方にも分かりやすい1本と取る柔道を目指し、有効や合わせ技が廃止されたり、組み方についても緩和されました。

有効は廃止されたというよりも、技ありに格上げされたというか、技ありが有効に格下げされたというかという感じですね。
いくつ技ありと取っても試合は時間まで継続ですので、1本取れる選手が逆転するケースも増えそうですね。

また、指導の累積による反則負けが従来の4回から3回に変更になりましたね。
これも大きなルール変更です。
試合運びに大きな影響を与えると思います。

そして、指導の差だけでは勝敗が決まらず、技によるポイントを重視したルールになりました。
指導だけではゴールデンスコアの延長戦に入ります。
指導を多く取られている選手は、自分がもらえば試合終了ですし、相手に指導が入っても自分の貰っている数に追いつくまでは試合が続きます。

衝撃的だったピストルグリップやポケットグリップの解禁でしたが、ヨーロッパのグランプリシリーズが終わって、さらに見直しがされました。
 
ピストルグリップ、ポケットグリップは直ちに技を掛けなければ指導となるそうです。
確かに、この組み方をずっと認めると、柔道の質が大きく変わりますからね。
 
そんな意味では歓迎ですね。



従来の一発反則負けとなった下半身への攻撃(防御も含む)は、1回目は指導、2回目で反則負けということに。
個人的にはこのルール、無差別級の試合では免除して欲しいと思いますが。
同じ階級ではいいと思いますが、無差別級の試合では軽量選手に不利ですからね。


IJFルールは体重別の概念が色濃く反映されるので、仕方ない部分もありますが、柔道の本来の考えでもある柔よく剛を制すのためにも、無差別級の試合を重視してもいいように思うのですが、どうでしょうかね。



ブリッジによる技の回避は厳罰が下され、一発反則負けということですが、背負い投げを受けた際などの頭をついて体を回す(いわゆる回転ブリッジ)回避法は今のところ反則は取られず有効なようです。
ちょっと解釈が難しい部分ですね。


返し技も、自分の体が死に体になっていると、技を掛けた方のポイントとなるそうです。
返す側は、自分の体が畳についていないことが絶対条件となるようです。
これも、従来揉めるポイントでしたから、分かりやすくなりましたね。


今回のルール改正は概ね良い方向に進むのではないかと思います。
1本取る技を持つ選手が有利ですね。

しかし、マスターズの試合では難しいかもしれませんね。
個人的にはスタミナに自信がありますので、技によるポイントがなければゴールデンスコアとうのは歓迎ですが、一般的ではないですよね。
どうなるのか動向が気になります。

記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

読者登録
LINE読者登録QRコード
広告
アーカイブ
お問い合わせ
プライバシーポリシー
広告の配信について 当サイトは第三者配信の広告サービス「Google Adsense グーグルアドセンス」を利用しています。 広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた広告を表示するためにCookie(クッキー)を使用することがあります。 Cookie(クッキー)を無効にする設定およびGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご覧ください。 また、[サイト名]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。 第三者がコンテンツおよび宣伝を提供し、訪問者から直接情報を収集し、訪問者のブラウザにCookie(クッキー)を設定したりこれを認識したりする場合があります。 アクセス解析ツールについて 当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。 このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。この規約に関して、詳しくはここをクリックしてください。 当サイトへのコメントについて 当サイトでは、スパム・荒らしへの対応として、コメントの際に使用されたIPアドレスを記録しています。 これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパム・荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。また、メールアドレスとURLの入力に関しては、任意となっております。全てのコメントは管理人が事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となりますことをあらかじめご了承下さい。加えて、次の各号に掲げる内容を含むコメントは管理人の裁量によって承認せず、削除する事があります。 ・特定の自然人または法人を誹謗し、中傷するもの。 ・極度にわいせつな内容を含むもの。 ・禁制品の取引に関するものや、他者を害する行為の依頼など、法律によって禁止されている物品、行為の依頼や斡旋などに関するもの。 ・その他、公序良俗に反し、または管理人によって承認すべきでないと認められるもの。 免責事項 当サイトで掲載している画像の著作権・肖像権等は各権利所有者に帰属致します。権利を侵害する目的ではございません。記事の内容や掲載画像等に問題がございましたら、各権利所有者様本人が直接メールでご連絡下さい。確認後、対応させて頂きます。 当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。 当サイトのコンテンツ・情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。 当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
  • ライブドアブログ