COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で、柔道の再開はいつになることやら。
格闘技の試合もなく、過去の振り返りを行っているので、久しぶりに自分史の更新です。


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このパンフレットは、大学生時代に成年の部に出場した時のものです。


国体の一次予選が終了し、いよいよ2次予選。
組み合わせ抽選の結果、準決勝はインターハイ代表になった濱田選手(桐蔭学園)との対戦になりました。

濱田選手とは神奈川県の体重別新人戦の団体戦で対戦し、その時は引き分けでした。
濱田選手右組、私は左組のケンカ四つ。
得意技も、濱田選手は背負い投げ、私は内股と対照的な二人でした。

試合前に立てた私の戦略は、濱田選手が背負い投げに来たところを潰し、内股で切り返すことを狙うというもの。
これで投げる気満々で挑みました。

後々考えると、これが敗因でした。
濱田選手も私も攻撃型の選手で、先行逃げ切りタイプです。

つまり、先手の取り合いになり、如何に自分のペースで試合を進めるかという争いだったのですが、これを自分から放棄する戦略を選んでしまったのです。
新人戦での対戦の感覚から、この戦略で勝てる(投げれる)と思い込んでいました。

試合が始まり、予想通り濱田選手が右の背負い投げで攻め込んできます。
来るのが分かっているので、当然かわしますがなかなか内股に入るチャンスがありません。
濱田選手の攻めのペースはどんどん上がり、投げられはしないものの完全に攻撃のペースを掴まれてしまいました。
ここで本来ならば、ペースを取り返すために違う取り組みをしなければならなかったのですが、準備不足が祟り、ペースを変えられません。
一度崩れたリズムは回復せず、確か場外になったものの投げられたはずです。
そのまま時間となり、判定は赤2本で濱田選手を支持。

準決勝で敗退し、決勝で待つ宮本選手の元にたどり着きませんでした。

相手の技を内股で切り返すという戦略自体は悪くありませんでしたが、最初からそれを狙ったのが失敗でした。
攻撃型の選手同士の戦いで、ペース争いが重要であったのにも関わらず、その争いをやらなかった。
これでは、勝てる試合も勝てません。
おまけに試合中に釣り手の親指を捻挫し、肘も痛めるなど散々な状態になりました。

本来であれば、組手で先に抑え、足技を使いながら先手で攻め、苦し紛れに来た背負い投げを切り返すならば良かったと思います。
それを怠り、楽をした結果が完敗になった理由です。

こうして、高校時代の個人戦は全て終了したと思っていましたが、ひょんなことから関東ジュニアの出場権が巡ってくることとなり、出場することになりました。

国体の二次予選が終了し、すぐに次は金鷲旗です。




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