中学時代に始めた柔道の魅力に嵌り、格闘技全般が好きになりました。
柔道整復師の資格を取得し、一時期は仕事として取り組んでいました。
柔道、格闘技、トレーニング、治療のことを中心に書いていきます。
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九大

七帝柔道2022



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第67回全国七大学柔道優勝大会

第67回全国七大学柔道優勝大会が、7月6日~8日の日程で北海道札幌市の北海道立総合体育センター(通称北海きたえーる)にて開催されました。

参加校は、旧帝国大学の北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学の7校。


この大会は、通常の国際ルールや講道館ルールと違い、七大戦独自の七帝ルールというもので行われます。

高専柔道の流れをクム七帝柔道は、寝技に特化しており、国際ルールは基より講道館ルールでも禁止されている寝技への引き込みが認められていたり、試合時間が変則であったりします。

男子の試合は15人の団体戦抜き勝負で、毎試合のオーダー変更ができます。
先鋒から三将までが6分の試合時間、副将、大将は8分で、技の効果は技あり以上(しかし、技ありのみでは勝敗なし)、場外なしといった独特なものです。
7校で行うために、トーナメント方式ながらも通常とは異なる敗者復活戦があります。

大将同士が引き分けた場合、8分の代表戦を勝敗が決するまで繰り返しますが、近年は試合会場の関係から3試合までとし、決着がつかない場合は抽選で勝者を決定する方式になっています。

この方法には賛否両論あるようで、サッカーのPK戦、野球のタイブレークのような形を望む声があるようです。
例えば柔道の場合、抑え込みをした状態から始めて、30秒間抑えきるというような形(攻守交代 サドンデス式)で行えば短時間で決着をつけやすいと思います。

このルールは、QUINTETと似た競技でもあります。
ちなみに、QUINTETの解説を行っている中井祐樹さんは、北海道大学の柔道部卒なんです。
QUINTETを見ていると、七帝の選手の動きとダブりますね。

女子は3人の団体戦点取り試合となっています。
リーグ戦を行い、上位2校での決勝戦を行います。

第1回大会は昭和27年に行われ、優勝したのは東北大学でした。
昨年の第66回大会の優勝校は東北大学でした。
最多優勝は、過去に10連覇を達成している京都大学の25回、次いで東北大学の10回となっています。

私が所属している鎌倉柔道協会には、北海道大学、東北大学、京都大学のOBがおり、毎年この時期になるとこの話題で盛り上がっています。


男子団体戦
予選トーナメント
東北大対九州大  2人残しで東北大 東北大は準決勝進出
名古屋大対大阪大 3人残しで大阪大 大阪大は準決勝進出
東京大対京都大  1人残しで京都大 京都大は準決勝進出

敗者復活トーナメント
北海道大対九州大  1人残しで九州大  九州大は準々決勝進出
名古屋大対東京大  2人残しで名古屋大 名古屋大は2回戦進出
北海道大対名古屋大 4人残しで名古屋大 名古屋大は準々決勝進出
九州大対名古屋大  4人残しで名古屋大 名古屋大は準決勝進出

敗者復活戦を勝ち上がったのは名古屋大。

準決勝
東北大対大阪大  抽選で東北大   東北大は決勝進出
京都大対名古屋大 1人残しで京都大   京都大は決勝進出 

東北大と大阪大の準決勝は、先鋒戦で大阪大が抑え込んで先行。東北大は影山選手が送り襟締めで追いつくも、福山選手が大内返しで一本負けし、大阪大が再びリード。しかし執念の東北大は菅原選手が3人抜きし、大阪大のエース副将の伊藤選手と対峙。4人目となり疲れた菅原選手に警告が与えられ、最後は伊藤選手が技ありを追加し総合勝ち。さらに続く3将を絞めで一本勝ちしスコアを振り出しに戻す。東北大副将の角田選手が必死に引き分け、1年生大将同士の試合も引き分け。
代表戦1試合目は、東北大月岡選手、大阪大斉藤選手、2試合目東北大布施選手、大阪大渡邊選手、3試合目東北大影山選手、大阪大伊藤選手、どの試合も譲らず、抽選にまで縺れ込みましたが、昨年優勝の東北大がしぶとく勝利。
京都大は名古屋大学先鋒の石川選手にいきなり3人抜かれるビハインドも、吉村選手、森選手、松尾選手が1人づつ抜いて追いつき、大将同士の戦いで保田選手が金選手を抜き一人残しで決勝進出です。

決勝
東北大対京都大 3人残しで京都大

宿敵の対戦となった決勝は、京都大の先鋒吉村選手が金原選手を抑え込んで先制。
東北大の布施選手が細江選手をカメの攻防から抑え込んで同点。
この布施選手を京都大細江選手が抑え込み再度逆転。次の本間選手も抑え込んで2人抜き。
何とか東北大月岡選手が引き分けて止めるも、京都大松尾選手が松本選手をSRTから抑え込んでリードを広げ、京都大が3人残しの大差で昨年優勝の東北大を下し、26回目の優勝を飾りました。
文章にするとあまり伝わらないと思いますが、1試合1試合ドラマがある濃密な試合内容です。
引分一つを取っても、それぞれの思いが詰まった戦いでした。


女子団体戦
大阪大、北海道大、九州大、東京大の4チームがエントリー。
予選リーグを勝ち上がったのは、大阪大と九州大。
北海道大は、両校に代表戦で敗れる残念な試合でした。

決勝
大阪大対九州大 
2対1で大阪大の勝ち。


七帝柔道は、グラップリングの試合を見ているかのような面白さがありますね。
見ている方も力が入る試合です。

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写真は、鎌倉柔道協会の稽古に参加してくれた北海道大学柔道部コーチの笹谷さんを囲んでのもの。



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