
「すごい努力をしてる人間って、自分が努力してるって気づいとらんのよ。当たり前のことしてるだけって認識してる。彼は今スーパースターやん。でも、そんなにピンと来てないと思う。それでウォーってなるのは素人。尚弥君は自分がチャンピオンになる、自分がこういう人間になると、はなから知っとった。知っとるから用意ができとった。みんなチャンピオンになりたいチャンピオンになりたいと言うけど“なりたい”じゃなられへん。自分も同じ経
験をしとるけど、“なる”からやってるんよ」
ボクシングのバンタム級世界3団体統一戦WBA・IBF同級統一王者の井上尚弥(大橋)選手とWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)選手の試合を見た、辰吉丈一郎さんのインタビュー記事がデイリーに掲載されていました。
辰吉丈一郎さんも世界チャンピオンを経験し、経験者だからこそ分かる視点のコメントでした。
特に、上記に引用した部分は私的にも「そうだよね!」と思わずにいられないものでした。
柔道とボクシングの違いはあれど、基本的に勝ち負けを対人で行う競技という点では同じです。
辰吉さんや井上選手のレベルとは違いますが(当たり前)、柔道で日本ベテランズ国際柔道大会に勝つと宣言して同じように自分自身を追い込んで稽古していました。
周りから見たら、凄く頑張っていると思われたのかも知れませんが、私自身は日本ベテランズ国際柔道大会に勝つためにやっていることなので、当たり前と思っていました。
過去2回チャレンジし、2回とも勝てなかったのですが、それは勝つまでの稽古をしていないからと思っていたんです。
高校時代の神奈川県のインターハイ予選も同じ気持ちでした。
負けてしまいましたが、その後の全日本ジュニアには関東地区代表として出場でき、それまで積み上げた稽古が役立ったことを実感しました。
「世界チャンピオンになりたいから稽古をやる」というのと「世界チャンピオンになるから稽古をやる」というのは、似た言葉でありながら、ちょっと意味合いが違うと改めて思いだすことが出来ましたよ。
前者は願望であり、憧れですが、後者は現実です。
妥協していては実現できないのがチャンピオンだと思います。
このところ新型コロナの影響で、試合が中止になったり稽古が十分に出来ないことが続き、自分自身の気持ちが弱くなっていましたが、思い出すキッカケとなりました。
世界ベテランズ柔道で世界チャンピオンになるためにやります!!
これを忘れたらだめですね。

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