夏の高校柔道のイベントといえば、金鷲旗高校柔道大会。
1年生の時は留守番、2年生の時は補欠でメンバー入りも出場なし。
そして最終学年は先鋒でメンバー入りです。
金鷲旗といえば抜き勝負。
最低5人抜きはやりたいと思っていたので、先鋒というのは待ってましたという感じ。
しかし、直前の国体二次予選で、釣り手の親指と肘を痛めており、調子は決してよくありませんでした。
1回戦は福岡県の糸島高校。
先鋒で私が出場し、3人目まで勝ちますが4人目で引き分けて5人抜きならず。
次鋒の後輩が相手の大将を破り、不戦3人で勝ちました。
2回戦は昨年同様に熊本県の東海大二高校。
私は先鋒で濱田選手と対戦し、得意の出足払いで倒すもポイントにならず、決め手を欠いて引き分け。
次いで次鋒戦はポイントゲッターの原口選手を1年生の桃崎選手が止めて引き分け。
中堅戦は河内選手が取られ、副将の金子選手が引き分け。
大将の柏木選手が副将を取り、大将同士の戦いに縺れ込みました。
相手の大将の小嶋選手はかなりの強豪選手。高校卒業後、旭化成に進み実業団個人戦で優勝するなどしています。
この選手に対し、柏木選手も健闘し試合終了間際に内股で投げましたが、主審は場外の判定。
柏木選手の内股に完全に乗った小嶋選手の左足が投げられながら着地したのが場外でしたが、技を掛けたのは明らかに場内。
いわゆる誤審です。
再開後、逆転を狙った小嶋選手に柏木選手は投げられそのまま抑え込まれ一本負け。
2年連続で東海大二高校に敗れることになりました。
この試合は本当に悔しかった。
中学時代にも誤審で負けましたが、それに続く誤審による敗戦。
しかも、主審は東海大二高校に近い関係者だったとか。
ホームタウンデシジョンですよね。
高校生の私には、受け入れがたい敗戦でした。
この大会にて、高校生としての公式戦は終了です。
しかし、関東ジュニアに出場できることとなり、通常よりも1階級下(71キロ級から65キロ級)での出場することになりました
なぜ出場できたのかは未だに不明です。
当時は神奈川県予選もありませんでしたので、推薦で出場した形だと思います。