中学時代に始めた柔道の魅力に嵌り、格闘技全般が好きになりました。
柔道整復師の資格を取得し、一時期は仕事として取り組んでいました。
柔道、格闘技、トレーニング、治療のことを中心に書いていきます。
よろしくお願いします。

審判

指導者更新講習

年に1回の講習を受講することが、指導者資格の更新条件となります。

今年も、WEB上で受講する方式を選択しました。

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全柔連の後任柔道指導者C指導員の資格を取得したのは2019年の4月。
取得したから何かあると言う訳ではありませんが、勉強しておくに越したことはありません。

従来は集合研修だけだったので大変でしたが、このようなWEB形式での講習は大変ありがたいです。

5月6日には神奈川県の審判講習会がありますが、審判講習もWEBで行ってくれると良いのですがね。


そんな訳、指導者資格更新の要件を満たすことができました。
指導者資格をお持ちの方は、お早めに受講することをお勧めします。



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IJF新ルール

IJF新ルールが導入され、グランドスラムパリとバクーの2試合が終わりました。
全場面を見た訳ではありませんが、変更点を中心にここまでの感想をまとめます。



改正のポイントは10項目でしたので、それぞれの項目で見たいと思います。

・Addition of a third score yuko, in ne-waza it will be given at 5 seconds.
技の効果として有効が復活。寝技では、5秒で有効となり、10秒で技あり、20秒で一本。

有効が復活したことで、当たり前ですが技ありの価値が上がりました。
グランドスラムバクーの66キロ級の田中選手の準決勝がまさにこのパターンに助けられました。
技ありを奪ってリードしていた田中選手ですが、相手選手に投げられ有効を失いますが、このまま逃げ切り優勢勝ち。
これは以前のルールであれば、技あり相当になりますので、スコアがタイに戻ります。この差は大きいですね。
有効は講道館ルールの有効に近い感覚で取っていたように感じます。
寝技の5秒は本当に早い。特にゴールデンスコアではあっという間に終わる印象でしたので、攻防と言う点ではもう終わりなのという感じで、物足りなさも感じました。というのも、逃げる側の技術が停滞してしまうように感じたからなんです。試合としてはよいのですが、柔道の技術として考えた場合はどうなのかなと感じました。


・Use of head to throw and defend allowed except in cadet events where it will be penalised with shido.
ヘッドディフェンスやヘッドダイブが緩和。

この結果思い切って頭から行く技が目立ちましたが、反則は取られていませんでした。


・All jacket grips and gripping under the belt to the level of the top of the inner thigh are allowed but shido will be given if using the jacket grip or under the belt to the level of the top of the inner thighs grip negatively.
柔道着の上着の範囲(正しくは股より上)であれば、触ることが認められる。

これは特に違和感なく行われていたように感じます。まだ、選手も慣れていない感じです。



・Hooking the legs with the hand or arm, leg grabbing, gripping the trousers and touching the leg from the top of the inner thigh down is forbidden and will be penalised with shido.
袖口、ピストルグリップの緩和。

当初は誤解していましたが、袖口やピストルブリップが緩和されました。この結果、攻撃に使うというよりも、防御に使われ、試合が膠着することが目立ったように感じます。個人的には元に戻した方が、試合の展開が早くなるように思います。



・Kumi-kata will be given 30 secs time for an attack.
攻撃までの時間は30秒となります。

かなり長く展開を見ている印象です。特にクロスグリップなどは従来と比べると5倍程度の時間の余裕がありますので、実質的には制限なしに変わったように思います。これは、変則組手の多い海外の選手に有利な変更に感じました。特に、袖口やピストルグリップと組み合わせると、手の長い選手が有利で、この組み方に慣れていないと、対応出来なくなる気がします。サンボの選手などはこの組み方に長けていますが、サンボの選手との稽古で苦戦したことを思い出しました。


・Bear hug in tachi-waza is allowed except with hands or hands and arms clasped, forming a circle which will be penalised with shido.
ベアハグは両手を組むと指導。

これは特に問題ないように思います。


・⁠Unintentionally leaving the contest area in tachi-waza and ne-waza will be given “Mate!”
立ち技、寝技ともに意図的に場外に出た場合は、指導。

立ち技において、ほぼ場外指導がなくなりました。その結果、指導が与えられる機会は、組手争いと消極的、そして掛け逃げに限定された印象です。
寝技においては、場外に自ら出ると指導を与えていましたので、逃げ方にも工夫が必要になりました。



⁠・Kansetsu-waza applied while performing throws, with high injury risks (where uke cannot escape), will be penalised with hansoku-make. For kansetsu-waza applied with techniques, with lower injury risks (where uke has the possibility to escape), performed with two hands on one arm, it will be “Mate!” and “Shido!”
関節を極めながら投げは、受が逃げられない場合は反則負け。受が逃げられたり、ケガのリスクが低い場合は、指導。

これは適切に判断されて与えられていました。袖釣り込み腰ではほぼ取られることが無くなったように感じます。


・Positive activity in ne-waza will be taken in consideration.
⁠寝技での攻勢も、立ち技同様に攻撃しているとみなす。

これはいまひとつ分かり難かったです。継続的に観察ですね。



・Reverse seoi-nage is allowed except in cadet events where it will be penalised with shido.
いわゆる韓国背負いは解禁。

まだ、掛ける選手が少なかった印象ですが、これから徐々に増えてくると思います。



これ以外に目立ったのは、掛け逃げの指導が非常に厳しくなりました。
巴投げの場合、相手が崩れない(持ち上がらない)と指導を取られていました。背負投げも同様で、技の効果をよく見るようになっていました。
48キロ級の角田選手も、これで指導を取られていました。
組手を切ってすぐに組み合わない場合の指導も、従来とあまり変わらずに取っている印象です。

ここまで見た感じだと、ピストルグリップや袖口の解禁が、攻防を遅くしている印象が強いので、これは止めた方が良いと感じます。本来は、攻撃にもっと活用されると想定していたのだと思いますが。防御に使われることが多く見られました。
場外の指導については、ほぼ取らなくなっていましたが、意図的に出るという判断が、難しく感じました。ここも変更されるかもしれませんね。技を受けて場外に出るのは仕方ないと思いますが、組んでいる流れで場外に出るのもOKというのに違和感を感じます。


世界選手権までは、このルールです。
その後の変更も含めて、ルールに合わせて戦わなければなりません。
日本ベテランズもこのルールでの開催ですから、改めて勉強したいと思います。


高藤選手の解説、必聴です!

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