4月29日に日本武道館で開催される、令和7年全日本柔道選手権大会の出場権を掛けた予選が各地で開催され、出場者が決まります。
予選通過者に推薦選手を加え、令和7年全日本柔道選手権大会が行われます。
組み合わせ抽選は、3月27日に行われました。

その組み合わせを見て、独断と偏見で勝ち上がりの予想をしたいと思います。
こんな事前予想も、楽しみのひとつ。
実際の試合で答え合わせをするのも面白いものです。

今年は足取りあり、5分間での判定ありとルールが変わり、体重別の試合と違う展開が予想できます。
より積極性が求められますので、濃密なやりとりが見られるのではないでしょうか。



2025全日本選手権01

組み合わせ

推薦
中野寛太(旭化成)
原沢久喜(長府工産)
田嶋剛希(パーク24)
阿部一二三(パーク24)
橋本壮市(パーク24)
永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)
田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)

北海道予選 2名
優 勝 横田雄斗(北海道警察)
準優勝 堀川拓哉(警視庁)

東北予選 2名
優 勝 阿部拓馬(山形県警察)
準優勝 佐藤佑治郎(山形県警察)

関東予選 6名
優 勝 平野匠啓(埼玉栄高校)
準優勝 神垣和他(京葉ガス)
第三位 菅原幸⼤(SBC湘南美容クリニック)
第四位 畠⼭⻯弥(京葉ガス)
第五位 ⼊来巨助(筑波大学)
第六位 ⼭下魁輝(神奈川県警察)

東京都予選 10名
優 勝 佐藤和哉(日本製鉄)
準優勝 木元拓人(日本製鉄)
第三位 飯田健太郎(旭化成)
第三位 グリーンカラニ海人(パーク24)
第五位 中村俊太(國學院大学)
第五位 増山香補(パーク24)
第五位 影浦心(JRA)
第五位 太田彪雅(旭化成)
第九位 東部直希(JRA)
推薦 香川大吾(AKSOK)


北信越予選 2名
優 勝 星野太駆(新潟県警察)
準優勝 丸山晃志(新潟県警察)

東海予選 2名
優 勝 並木泰雅(三重県警察)
準優勝 米山竜生(静岡県警察)

近畿予選 6名
優 勝 鈴木太陽(日本製鉄)
準優勝 小川竜昂(日本製鉄)
第三位 新田朋哉(天理大学)
第三位 平見陸(天理大学)
第五位 古田伸悟(育英高校教)
第五位 向井球真(天理大学)

中国予選 2名
優 勝 飯田健伍(広島県警察)
準優勝 福永夏生(山口県警察)

四国予選 2名
優 勝 高木育純(香川県警察)
準優勝 村上大樹(愛媛県警察)

九州予選 6名
優 勝 王子谷剛志(旭化成)
準優勝 鈴木直登(旭化成)
第三位 上林山裕馬(福岡県警察)
第三位 西本幸弥(福岡県警察)
第五位 ウルフアロン(パーク24)
第五位 後藤龍真(旭化成)


1回戦
1-1 ウルフアロン(パーク24)〇()△阿部拓馬(山形県警察)
個人戦最後の試合となるウルフ選手と阿部選手の対戦。両者左の相四つということで、圧を効かせやすいウルフ選手が有利ですが、どうでしょう?稽古十分であればウルフ選手です。

1-2 平見陸(天理大学)△()〇木元拓人(日本製鉄)
両者右の相四つということで、上背に勝る木元選手が有利に感じます。平見選手も海外遠征の試合では大型選手を上手く捌いていましたが、好調の木元選手に通じるか?

1-3 橋本壮市(パーク24)〇()△福永夏生(山口県警察)
73キロ級の橋本選手と100キロ超級の福永選手の対戦。両者右の相四つですから、橋本選手は願ったり叶ったり。期待を込めて橋本スペシャルでかき回し、判定勝ちと読みます。福永選手は捕まえて圧をしっかりと掛けてしまいたいですが、橋本選手の組手を越えるのはなかなか大変そうです。

1-4 鈴木直登(旭化成)〇()△高木育純(香川県警察)
100キロ級の鈴木選手と90キロ級の高木選手の対戦は、両者右の相四つ。巧さでは高木選手ですが、若さと勢いは鈴木選手。ここは若さを買って鈴木選手が勝つと読みます。

1-5 畠⼭⻯弥(京葉ガス)〇()向井球真(天理大学)
100キロ級の両者、畠山選手左、向井選手右のケンカ四つ。このところ好調な畠山選手の背負投げを効果的に使い、しぶとく戦って押し切ると思います。

1-6 並木泰雅(三重県警察)△()〇小川竜昂(日本製鉄)
両者100キロ超級で、これぞ全日本という組み合わせ。並木選手右、小川選手左のケンカ四つ。昨年の全日本実業団の圧勝ぶりを見ると、ベテラン小川選手の強さを感じます。

1-7 田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)△()〇平野匠啓(天理大学)
66キロ級の世界チャンピオン田中選手と高校生ながらも関東予選を制した100キロ級の平野選手。田中選手右、平野選手左のケンカ四つ。田中選手は平野選手の釣り手を抑え、担ぎ技で攻めたいところですが、平野選手は小さな選手を捕まえるのが上手い。ここは平野選手の勝ち上がりと予想します。

1-8 堀川拓哉(札幌刑務所)△()〇田嶋剛希(パーク24)
81キロ級の堀川選手と90キロ級の田嶋選手の戦い。一昨年の全日本の活躍の記憶から、田嶋選手が勝つと予想します。

1-9 古田伸悟(育英高校教)()〇影浦心(JRA)
両者左の相四つですが、体格では影浦選手が上回る。日本製鉄から育英高校の教員に転身した古田選手がどこまで稽古を出来ているかが問題です。ここは影浦選手の勝ち上がりを予想します。

1-10 佐藤佑治郎(山形県警察)〇()△阿部一二三(パーク24)
昨年小川選手を担ぎまくった81キロ級の佐藤選手と、66キロ級でオリンピック2連覇の阿部選手の対戦。両者右の相四つということで、組手が機能すれば阿部選手に勝機もありますが、佐藤選手のようなタイプとは相性が悪いのではないでしょうか。

1-11 飯田健太郎(旭化成)〇()△丸山晃志(新潟県警察)
100キロ級から階級を上げた飯田選手と100キロ級の丸山選手。ここは飯田選手は負けられないということで、飯田選手の勝ちと予想します。

1-12 飯田健伍(広島県警察)()〇佐藤和哉(日本製鉄)
10キロ超級の両者です。飯田選手左、佐藤選手右のケンカ四つ。ケガから復帰し、調子も上がっている佐藤選手が有利と見ます。

1-13 永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)△()〇⼊来巨助(筑波大学)
60キロ級の永山選手と今大会最重量の入来選手は160キロ。100キロさとは言わないまでも、95キロ近い差です。永山選手右、入来選手左のケンカ四つ。重量級にも負けないパワーの持ち主と評判の永山選手ですが、流石に荷が重いか?お腹の下に潜り込めば、転がすことはできるかも。予想は入来選手としますが、前回も90キロ級の選手を投げている永山選手ですから、なにかやってくれることを期待します。

1-14 中村俊太(センコー)〇()村上大樹(愛媛県警察)
90キロ級の中村選手と100キロ級の村上選手の対戦は、両者右の相四つ。攻撃的な中村選手が攻め切れるか、それとも村上選手が一階級上のアドバンテージを生かすか?ここは若さを買って中村選手の勝ちを推しますが、どちらが勝ってもおかしくない組み合わせだと思います。

1-15 後藤龍真(旭化成)()〇⼭下魁輝(神奈川県警察)
100キロ級の両者は、後藤選手左、山下選手右のケンカ四つ。100キロ級の好選手同士の対戦です。どちらも勝機は十分です。攻撃力では後藤選手、防御力は山下選手といった印象です。ここは山下選手を推します。

2回戦
2-1 中野寛太(旭化成)〇()△星野太駆(新潟県警察)
昨年の優勝者の中野選手が登場。膝の状態が気がかりですが、受けの強い星野選手相手にどんな試合運びとなるか?勝利は動かないと思いますが、入りは慎重に行きたいところです。

2-2 東部直希(JRA)()〇ウルフアロン(パーク24)
お互いに左の相四つ。攻撃バリエーションの多いウルフ選手が有利と見ますが、課題のスタミナ面がどうか?

2-3 横田雄斗(北海道警察)()〇木元拓人(日本製鉄)
両者右の相四つということで、体格面で上回る木元選手が有利。この差を埋めるのは至難の業か?

2-4 菅原幸⼤(SBC湘南美容クリニック)〇()橋本壮市(パーク24)
両者右の相四つで、階級差は1階級と比較的近い状況。組めば菅原選手を思いますが、橋本選手の組手も厳しい。最後まで組手争いとなると、組み際に一日の長のある橋本選手が有利ですが、菅原選手が途中で捕まえ、得意の内股で得点を上げそう。

2-5 グリーンカラニ海人(パーク24)()〇鈴木直登(旭化成)
同階級ケンカ四つの二人の対戦。昨年3位のグリーン選手が有利に感じますが、鈴木選手の柔道とは相性が悪そうに感じます。

2-6 香川大吾(AKSOK)〇()畠⼭⻯弥(京葉ガス)
両者左の相四つということで、組手も上手い香川選手が有利とみます。

2-7 太田彪雅(旭化成)〇()小川竜昂(日本製鉄)
好調な小川選手ですが、ここは太田選手が巧みな組手で翻弄するか?

2-8 西本幸弥(福岡県警察)()〇平野匠啓(天理大学)
変則的な柔道の西本選手と正統派柔道の平野選手。中途半端な攻撃は西本選手の反撃のターゲットとなりますが、期待を込めて平野選手を推します。

2-9 原沢久喜(長府工産)〇()田嶋剛希(パーク24)
一昨年も好試合を繰り広げた両者。ここでの対戦はもったいない。普通に考えれば原沢選手ですが、何をするか分からない面白さが田嶋選手にはあります。

2-10 神垣和他(京葉ガス)()〇影浦心(JRA)
両者左の相四つ。神垣選手の技のキレ味は大変鋭い。しかし、影浦選手がそれを上回ると予想します。

2-11 鈴木太陽(日本製鉄)〇()佐藤佑治郎(山形県警察)
昨年試合を盛り上げた佐藤選手と大学を卒業し、社会人となった鈴木選手の対戦。両者右の相四つということで、普通に考えれば体格面で上回る鈴木選手が有利ですが、佐藤選手には昨年大いに試合を盛り上げた背負投げがあります。何かやってくれそうな面白さを秘めた選手です。

2-12 上林山裕馬(福岡県警察)()〇飯田健太郎(旭化成)
ベテラン上林山選手と階級変更をした飯田選手の対戦。両者右の相四つということで、リーチに勝る飯田選手が有利と思います。

2-13 王子谷剛志(旭化成)()〇佐藤和哉(日本製鉄)
この対戦も目玉の一つ。2回戦ではもったいない。両者右の相四つということで、組み合えば王子谷選手ですが、そうやすやすと行くとは思えません。延長なしということで、技出しの速さも必要ですが、その点では佐藤選手が有利か?

2-14 新田朋哉(天理大学)〇()⼊来巨助(筑波大学)
両者右の相四つですが、攻撃力に勝る新田選手が押し切ると予想します。

2-15 米山竜生(静岡県警察)〇()中村俊太(センコー)
米山選手左、中村選手が右のケンカ四つ。中村選手の攻撃力は魅力ですが、米山選手に通じるか?

2-16 増山香補(パーク24)〇()⼭下魁輝(神奈川県警察)
同階級の2人は増山選手左、山下選手右のケンカ四つ。技出しの早い増山選手が山下選手を翻弄しそう。

3回戦
3-1 中野寛太(旭化成)〇()ウルフアロン(パーク24)
両者左の相四つ。ウルフ選手は3試合目ということで、それなりに消耗しているはず。順当に行けば中野選手が勝つはずです。

3-2 木元拓人(日本製鉄)〇()菅原幸⼤(SBC湘南美容クリニック)
両者右の相四つ。体格面で大きく上回る木元選手を、菅原選手が組手とスピードで翻弄したいところですが、圧の掛かりやすい相四つということで、終盤には捕まりそう。

3-3 鈴木直登(旭化成)()〇香川大吾(AKSOK)
鈴木選手右、香川選手左のケンカ四つ。ここは大学の先輩香川選手が意地を見せそうです。

3-4 太田彪雅(旭化成)〇()平野匠啓(天理大学)
太田選手右、平野選手左のケンカ四つ。太田選手の組手を掻い潜って組めれば平野選手にもチャンスはありますが、まだ地力が不足しているようにも思います。

3-5 原沢久喜(長府工産)〇()影浦心(JRA)
この対戦も決勝クラスの好試合。影浦選手の内股透かしを警戒しつつ、原沢選手が攻め切ることが出来るか?このところあまり元気のない影浦選手ですから、勝利は原沢選手としますが、どちらにも勝機があります。

3-6 鈴木太陽(日本製鉄)()〇飯田健太郎(旭化成)
両者右の相四つ。ここは飯田選手がやや勝るか?

3-7 佐藤和哉(日本製鉄)〇()新田朋哉(天理大学)
両者右の相四つ。佐藤選手の巧さが、若い新田選手を翻弄しそうです。

3-8 米山竜生(静岡県警察)()〇増山香補(パーク24)
両者左の相四つ。増山選手の先手攻撃はここでも威力を発揮しそう。


準々決勝
4-1 中野寛太(旭化成)〇()△木元拓人(日本製鉄)
中野選手の膝の状況が問題なければ、木元選手は苦戦しそう。

4-2 香川大吾(AKSOK)△()〇太田彪雅(旭化成)
これも競った試合となりそうですが、組手の上手い太田選手が上回るか?

4-3 原沢久喜(長府工産)〇()飯田健太郎(旭化成)
ここは原沢選手が押し来ると予想します。

4-4 佐藤和哉(日本製鉄)〇()増山香補(パーク24)
佐藤選手が増山選手の先手攻撃を振り切り、投げてポイントを奪いそうな予感です。

準決勝
5-1 中野寛太(旭化成)〇()太田彪雅(旭化成)
先日の選抜体重別では太田選手が勝っていますが、今回はどうなるでしょうか?中野選手としても何が何でもリベンジしたいところだと思います。

5-2 原沢久喜(長府工産)〇()佐藤和哉(日本製鉄)
大学の先輩後輩の二人です。その意味では原沢選手がやや有利に感じます。

決勝
中野寛太(旭化成)△()〇原沢久喜(長府工産)
昨年同様の決勝戦。今回は原沢選手がリベンジすると読みます。

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 
第五位 
第五位 
第五位 
第五位 





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