2024年も残り数日となりました。
今年は私の人生の中でも、忘れられない非常に大きな出来事がありました。


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11月の世界ベテランズ柔道選手権大会に初めて出場し、優勝することができたこと。
色々な偶然が重なって、優勝できただけに感慨深いですね。

そんな2024年を月ごとに振り返ってみたいと思います。


1月
1月には2023年度の日本ベテランズ国際柔道選手権大会が開催され、2度目の優勝目指して5回目の出場をしました。
しかし、試合1週間前にぎっくり腰になり、直前の稽古が積めず、コンディションは悪かった。何とか試合ができるレベルには回復しましたが、当日も痛み止めを飲んでの試合でした。
試合は、初戦の2回戦で、イタリアのAGOSTINI emanuele選手と対戦し、優勢負け。



初めて入賞を逃しました。しかし、海外の選手と試合したことで、改めて世界ベテランズにチャレンジしたいという思いが強くなったのです。
特に私は初物に弱いので、海外選手と試合をしたことで、初物の儀式は終了と都合よく解釈していました(笑)

2月
2月は自身の試合もなく、ワールドツアーの観戦月。
特にパリオリンピックの代表争いの男子100キロ級が縺れに縺れました。
東京オリンピックチャンピオンのウルフ選手がピリッとせず、代表争いの先頭を走っていた飯田選手もグランドスラム東京の2回戦負けで脱落。同大会で上位入賞した新井選手とウルフ選手の一騎打ちになり、グランドスラムパリで優勝したウルフ選手が選出されました。
ウルフ選手、新井選手、飯田選手の3名を同時派遣しても良かったのではないかと感じる展開ですが、最後は妥当な形で終結しましたね。

3月
第46回全国高校柔道選手権大会が行われ、男子は埼玉栄、女子は比叡山が優勝。
神奈川県勢は、男子東海大相模が3回戦、立花学園は2回戦敗退で上位進出ならず。女子桐蔭学園はベスト8に残る健闘でした。
個人戦では男子81キロ級の野澤貴哉(東海大相模)選手が優勝、66キロ級の大柿将馬(東海大相模)選手が2位、無差別級の竹内檜(東海大相模)選手がベスト8、女子63キロ級の織茂永愛(桐蔭学園)選手が3位と優勝者が1名でました。

4月
全日本柔道選手権と全日本女子柔道選手権が開催されました。
私自身は全国柔道高段者大会で初の優秀選手賞をいただくことに。2018年に初めて出場し、6度目で初の受賞でした。そして、6段昇段のポイントもクリアです。あとは、修行年数の満たすのみ。

5月
5月は神奈川県のインターハイ予選。今年も母校からは代表になれず残念。
そして世界柔道ではオリンピック代表は出なかったものの、次世代に期待される選手が出場。
田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)選手、田嶋剛希(パーク24)選手、冨田若春(コマツ)選手が優勝。この3名の戦いぶりは凄かった。勝つべくして勝ったと感じました。逆に、勝てなかった選手は、不運もありましたが、課題が明確になったのではないでしょうか。



そして、自分の試合も。
第98回神奈川県春季柔道大会兼神奈川県柔道高段者大会です。畳が入れ替わり、冷房も完備された神奈川県立武道館は快適でした。何とか勝利を挙げられました。


6月
6月は関東高校柔道大会。
男子団体戦に母校が出場するも、茨城県1位のつくば秀英に歯が立たず0対5で初戦敗戦。
全日本学生柔道優勝大会では、男女とも東海大学の安定した戦いが目を引きました。




7月
いよいよオリンピックです。
初日の角田選手の試合は異次元、阿部詩選手の試合も驚きです。阿部一二三選手の集中力は凄かった。
永瀬選手の強さはこれまた異次元。想像できなかった。後日、永瀬選手の高校時代の監督と話す機会がありましたが、勝ちを確信していました。


8月
関東高段者大会に出場し、同級生と対戦しました。結果は引き分け。
しかし、ここから縁が繋がりました。こんな出会いがあるのも高段者大会やベテランズ大会の良いところですね。
そして、インターハイ、全中とありましたね。




9月
鶴岡八幡宮の奉納試合の運営がありました。
例年、熱い中での開催で、選手も運営も大変ですが、団体戦の盛り上がりは例年以上でしたね。




10月
世界ベテランズに向け、徹底的に追い込んだ月でした。
周囲の協力もあり、良い稽古を積むことができ、減量も順調に進みました。
柔道は対人競技ですから、一人で稽古するのは限界があります。
協力してくれた方々に改めて御礼を申し上げたいです。
ありがとうございます。
第99回神奈川県秋季柔道大会にも出場しました。試合前には母校で稽古し、そのまま試合に向かいました。対戦相手は15歳も下の選手。引き分けるのが精一杯でした。


11月
いよいよ世界ベテランズです。
何もかも初めての景色、経験です。
アメリカに行くのも初めて、世界ベテランズも初めてで、とにかく新鮮な経験でした。
結果は優勝と最高な結果でしたが、そうでなくとも経験すべき大会だったなと思います。
今まで、試合で結果を残せなかったことも多かったですが、続けてきて良かったです。




12月
鎌倉市民柔道大会の運営を行いました。
いつもの審判だけでなく、世界ベテランズの報告もさせてもらいました。
少しでも興味を持ち、柔道っていいんだなと思ってもらえるように話しました。
大会も色々と皆で工夫して実施し、良かった点も多かった。
課題は来年解消です。




今年は、試合を精力的にこなしました。
8試合行い、6勝2分け。
試合の結果は申し分ありませんし、昇段ポイントも満たせたので良かったです。
2018年1月24日昇段のため、2025年1月23日で丸7年が経過します。
優の評定基準では、得点は16点以上で7年の修行が必要です。
来年6段昇段できるように、形の勉強も始めます。

形の世界チャンピオンの先輩の動画で勉強します。



そんな訳で、2024年は素晴らしい1年でした。
来年も2024年以上に良い1年になるように、精進します。


2024年3大トピックス

第3位 六段昇段ポイント達成
優の評定基準では、得点は16点以上で7年の修行が必要です。
2018年1月24日昇段のため、2025年1月23日で丸7年が経過します。
1年間で全国、関東、神奈川県の高段者大会の結果が主に加算されます。途中から日本ベテランズの結果も1試合のみ加算できることになりました。また、全国高段者のみ参加点がありましたが、途中から関東高段者も参加点がもらえるようになりました。
途中、新型コロナにより、試合開催が見送られたので、16点に到達するか微妙でしたが、何とか達成することができました。
2018年の全国高段者大会に始まり、2024年の関東高段者大会まで19戦を行い、13勝1敗5分。参加点は10試合で、獲得ポイントは18点でした。




第2位 パリオリンピック男子81キロ級永瀬貴規選手の2連覇
正直、メダル争い止まりと思っていました。それだけ、グリガラシビリ選手は強かったですし、準々決勝で対戦するカッス選手との相性も良くないように感じていました。
それが、あの圧勝ぶり。
何も相手にさせない試合展開は圧巻でした。




第1位 ラスベガス世界ベテランズ柔道選手権大会優勝
これは誰が何と言おうとも、今年のNo1です。
以前から憧れていた世界ベテランズに挑戦するだけでも1位に挙げて良い位ですが、まさかの優勝。
本人が一番驚いています。
自分で本当にやれたのが信じられない。
周囲の協力があってのことだと、改めて感謝です。




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