2024アブダビ世界柔道選手権大会が5月19日~24日にアラブ首長国連邦の首都アブダビのMubadala Arenaで開催されました。
オリンピック前の最後のワールドツアーということで、出場を見合わせた有力選手がいるので、盛り上がりに欠けるのかと心配でしたが、蓋を開けたら遜色のない見どころ満載の大会だったのではないでしょうか。

そんな大会を私なりに振り返りたいと思います。


個人戦


男女混合団体戦


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日本からは、男子12名、女子11名が参加します。(団体戦含む)

男子
60キロ級 永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)、中村太樹(国士舘大学)
66キロ級 田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)、武岡毅(パーク24)
73キロ級 石原樹(ジャパンエレベーターサービスホールディングス)
81キロ級 老野祐平(旭化成)
90キロ級 田嶋剛希(パーク24)
100キロ級 新井道大(東海大学)
100キロ超級 太田彪雅(旭化成)
団体戦
73キロ級 田中龍雅(筑波大学)
90キロ級 川端倖明(国士舘大学)
90キロ超級 中野寛太(旭化成)

女子
48キロ級 古賀若菜(JR東日本)
52キロ級 白石響(コマツ)、大森生純(JR東日本)
57キロ級 玉置桃(三井住友海上火災保険)
63キロ級 堀川恵(パーク24)
70キロ級 田中志歩(JR東日本)
78キロ級 濵田尚里(自衛隊体育学校)
78キロ超級 冨田若春(コマツ)、新井万央(日本体育大学)
団体戦
57キロ級 髙野綺海(日本エースサポート)
70キロ級 本田万結(東海大学)

日程
5月19日 男子60キロ級、女子48キロ級、52キロ級
5月20日 男子66キロ級、73キロ級、女子57キロ級
5月21日 男子81キロ級、女子63キロ級
5月22日 男子90キロ級、女子70キロ級、78キロ級
5月23日 男子100キロ級、100キロ超級、女子78キロ超級
5月24日 男女混合団体戦


男子
60キロ級 永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)、中村太樹(国士舘大学)

第1シード YANG,Yung Wei(TPE)
第2シード GARRIGOS,Francisco(ESP)
第3シード MKHEIDZE,Luka(FRA)
第4シード 永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)
第5シード AGHAYEV,Balabay(AZE)
第6シード LEE,Harim(KOR)
第7シード SARDALASHVILI,Giorgi(GEO)
第8シード VALADIER PICARD,Romain(FRA)

1回戦
中村太樹(国士舘大学)〇(2:58 崩袈裟固)△BARATOV,Dilshodbek(UZB)

2回戦
永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)△(GS5:54 優勢勝ち)〇BLIEV,Ayub(AIN)
中村太樹(国士舘大学)〇(1:06 合わせ技)△PANTANO,Angelo(ITA)

3回戦
MKHEIDZE,Luka(FRA)△(GS5:06 崩上四方固)〇中村太樹(国士舘大学)

準々決勝
中村太樹(国士舘大学)〇(GS7:20 優勢勝ち)△LEE,Harim(KOR)

準決勝
SARDALASHVILI,Giorgi(GEO)〇(4:00 優勢勝ち)△中村太樹(国士舘大学)

3位決定戦
SMETOV,Yeldos(KAZ)△(3:27 袖釣込腰)〇中村太樹(国士舘大学)

優 勝 SARDALASHVILI,Giorgi(GEO)
準優勝 YANG,Yung Wei(TPE)
第三位 中村太樹(国士舘大学)
第三位 LEE,Harim(KOR)
第五位 SMETOV,Yeldos(KAZ)
第五位 BLIEV,Ayub(AIN)
第七位 VALADIER PICARD,Romain(FRA)
第七位 BAYRAMOV,Turan(AZE)

永山竜樹(SBC湘南美容クリニック) 2回戦敗退
優勝候補の筆頭として挑んだ永山選手でしたが、よもやの初戦敗退。
これがオリンピックでなくて良かったと考えざるを得ない結果でした。永山選手は自分の良いところを相手にぶつけることを優先するために、相手の研究をしないと公言しています。悪いことではないと思いますが、未だに世界選手権で優勝出来ていないことを踏まえると、少し考え方を変えるべきなのかもしれません。
以前、山下泰裕先生は、「相手の弱いところに自分の強いところをぶつける」と話されていました。最高到達点は出場選手の中で一番高いであろう永山選手ですが、全方向で一番ではありません。当然弱い部分もあります。そこを突いてくるのが柔道です。特にオリンピックではコンディション調整や気合の入り方はどの選手も尋常ではありませんので、ちょっとした差が勝敗を分けると思います。
自分の柔道を押し付けるのであれば、トコトン徹底しないとダメだと思います。この課題をどう乗り越えるかに注目したいと思います。

中村太樹(国士舘大学) 3位
選考において揉めに揉めて選出された中村選手でしたが、その期待にしっかりと応えた結果だったと思います。世界的に名前が通っていないという追い風はあったものの、寝技という最大限の武器を使いつつ3位入賞を勝ち取りました。
今後は研究され、ターゲットになる存在になりますので、それでも勝つ武器を身につける必要があるのではないでしょうか。


66キロ級 田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)、武岡毅(パーク24)
第1シード VIERU,Denis(MDA)
第2シード BATTOGTOKH,Erkhembayar(MGL)
第3シード YONDONPERENLEI,Baskhuu(MGL)
第4シード LIMA,Willian(BRA)
第5シード NAJAFOV,Yashar(AZE)
第6シード MARGVELASHVILI,Vazha(GEO)
第7シード EMOMALI,Nurali(TJK)
第8シード GAITERO MARTIN,Alberto(ESP)

1回戦
SETZ,Martin(GER)△(1:02 袖釣込腰)〇田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)
POLANCO,Orlando(CUB)△(4:00 優勢勝ち)〇武岡毅(パーク24)

2回戦
FLICKER,Tal(ISR)△(4:00 優勢勝ち)〇田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)
IZVOREANU,Radu(MDA)△(4:00 優勢勝ち)〇武岡毅(パーク24)

3回戦
LIMA,Willian(BRA)△(5:59 反則勝ち)〇田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)
YONDONPERENLEI,Baskhuu(MGL)△(GS10:36 反則勝ち)〇武岡毅(パーク24)

準々決勝
田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)〇(0:00 不戦勝)△AN,Baul(KOR)
武岡毅(パーク24)〇(0:34 小外掛け)△MARGVELASHVILI,Vazha(GEO)

準決勝
PIRAS,Matteo(ITA)△(GS5:08 優勢勝ち)〇田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)
EMOMALI,Nurali(TJK)△(3:31 小外掛け)〇武岡毅(パーク24)

決勝
田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)〇(0:53 合わせ技)△武岡毅(パーク24)

優 勝 田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)
準優勝 武岡毅(パーク24)
第三位 SAHA,Luukas(FIN)
第三位 MARGVELASHVILI,Vazha(GEO)
第五位 EMOMALI,Nurali(TJK)
第五位 PIRAS,Matteo(ITA)
第七位 AN,Baul(KOR)
第七位 BATTOGTOKH,Erkhembayar(MGL)

田中龍馬(SBC湘南美容クリニック) 優勝
田中選手は見事に優勝という結果を残しました。勝ち上がりも難敵を退けてですから、内容も素晴らしかった。危ない場面もありましたが、投げのセンスの凄さは恐ろしいです。決勝の右一本背負いは、なぜ投げれるの?というような投げ方でしたね。阿部一二三選手の投げ方も凄いのですが、少し違うタイプの凄さがあります。この両者の戦いは、今後楽しみです。

武岡毅(パーク24) 2位
武岡選手は、粘りに粘って決勝に勝ち上がりましたが、最後は力尽きた感があります。瞬間的な技の入りは特筆ものでした。そしてスタミナも。YONDONPERENLEI,Baskhuu(MGL)選手との死闘はその象徴。さすが足立学園です。
日本の66キロ級は、阿部選手を筆頭にこの2名、そして服部辰成(東海大学)選手もあり、国内予選が世界選手権のファイナルラウンドのようです。

オリンピックでも阿部選手の優位は変わらないと思いますが、唯一気になる点はヘッドダイブや立ち技で関節が決まる等の反則。特にヘッドダイブは今回もかなり厳しく取っていましたので、注意が必要に思います。


73キロ級 石原樹(ジャパンエレベーターサービスホールディングス)
第1シード HEYDAROV,Hidayat(AZE)
第2シード AKHADOV,Shakhram(UZB)
第3シード SHAVDATUASHVILI,Lasha(GEO)
第4シード YULDOSHEV,Murodjon(UZB)
第5シード KHOJAZODA,Behruzi(TJK)
第6シード STUMP,Nils(SUI)
第7シード MAKHMADBEKOV,Makhmadbek(AIN)
第8シード CARGNIN,Daniel(BRA)

1回戦
STODOLSKI,Adam(POL)△(2:25 背負投げ)〇石原樹(ジャパンエレベーターサービスホールディングス)

2回戦
MARGELIDON,Arthur(CAN)△(0:15 棄権)〇石原樹(ジャパンエレベーターサービスホールディングス)

3回戦
AKHADOV,Shakhram(UZB)△(GS6:04 優勢勝ち)〇石原樹(ジャパンエレベーターサービスホールディングス)

準々決勝
石原樹(ジャパンエレベーターサービスホールディングス)〇(3:45 合わせ技)△MAKHMADBEKOV,Makhmadbek(AIN)

準決勝
石原樹(ジャパンエレベーターサービスホールディングス)〇(2:01 背負投げ)△LAVJARGAL,Ankhzaya(MGL)

決勝
HEYDAROV,Hidayat(AZE)〇(3:50 肩車)△石原樹(ジャパンエレベーターサービスホールディングス)

優 勝 HEYDAROV,Hidayat(AZE)
準優勝 石原樹(ジャパンエレベーターサービスホールディングス)
第三位 LAVJARGAL,Ankhzaya(MGL)
第三位 STUMP,Nils(SUI)
第五位 CARGNIN,Daniel(BRA)
第五位 WANDTKE,Igor(GER)
第七位 BATZAYA,Erdenebayar(MGL)
第七位 MAKHMADBEKOV,Makhmadbek(AIN)

石原樹(ジャパンエレベーターサービスホールディングス) 2位
石原選手は残り10秒で逆転負けとなる悔しい負け方でした。ここまで、どの試合も完璧に投げを決める展開で、このまま勝つのかと思いましたが、HEYDAROV,Hidayat(AZE)選手の執念が上回りました。
イタリア式肩車は、石原選手だけでなく、翌日に老野選手もLEE,Joonhwan(KOR)選手にやられています。この対策は必要ですね。
高い打点での背負投げの威力は凄いの一言。あの体勢から引っこ抜くのは並大抵ではありません。1回戦の立ち両手背負いはなかなか見ない技術です。私が中学の時、後に東海大相模高校に進学する野村隆裕という選手がいました。柔道を始めて1年経たずで、同じような立ち背負いを掛けていたのを思い出しました。当時も何であんな技に入れるんだと驚愕しましたが、石原選手は当たり前ですがそれ以上の衝撃です。そして受けも強い。体幹がずらされるシーンを余り見ない気がします。

オリンピックではHEYDAROV,Hidayat(AZE)選手が優勝候補ですが、何とか橋本選手にも食らいついて欲しいですね。


81キロ級 老野祐平(旭化成)
第1シード CASSE,Matthias(BEL)
第2シード GRIGALASHVILI,Tato(GEO)
第3シード LEE,Joonhwan(KOR)
第4シード SCHIMIDT,Guilherme(BRA)
第5シード TCKAEV,Zelim(AZE)
第6シード GAUTHIER DRAPEAU,Francois(CAN)
第7シード MAKHMADBEKOV,Somon(TJK)
第8シード ZHUBANAZAR,Abylaikhan(KAZ)

1回戦
老野祐平(旭化成)〇(2:52 大外刈り)△GERBEKOV,Askerbii(BRN)

2回戦
TATALASHVILI,Nugzari(UAE)△(GS5:41 反則勝ち)〇老野祐平(旭化成)

3回戦
LEE,Joonhwan(KOR)〇(3:48 合わせ技)△老野祐平(旭化成)

優 勝 GRIGALASHVILI,Tato(GEO)
準優勝 ARBUZOV,Timur(AIN)
第三位 LEE,Joonhwan(KOR)
第三位 MAKHMADBEKOV,Somon(TJK)
第五位 BOLTABOEV,Sharofiddin(UZB)
第五位 GOCHILAIDZE,Dimitri(GEO)
第七位 FASCHING,Bernd(AUT)
第七位 KARAPETYAN,David(AIN)

老野祐平(旭化成) 3回戦敗退
期待の老野選手でしたが、トップ層とはまだ力の差を感じました。老野選手は組み際の旨さがありますが、それをさせてもらえなかった。組手は技術も重要ですが、それ以前に組み力の問題もあります。そこに差があったように感じます。
老野選手の高校時代の監督も、力がないと言い切っていました。
逆に考えれば、この部分を埋めれば十分にチャンスがあると思います。

優勝したGRIGALASHVILI,Tato(GEO)選手は強かった。負けない強さがありました。負けない(投げられない、指導をもらわない)ので、最後は勝つみたいな不思議な強さです。勝つには消耗戦しかないようにも思います。
そして2位のARBUZOV,Timur(AIN)選手の驚異的な身体能力。何であの体勢から立て直せるの?というようなシーンがそこら中にありました。決勝こそ仕留められましたが、そこまでの戦いぶりも凄かった。CASSE,Matthias(BEL)選手との試合でも、その粘り強さを発揮していました。最後は下半身への攻撃という指導で反則勝ちでしたが、CASSE,Matthias(BEL)選手も仕留めきれなかった。この判定の是非は置いておいて、この選手を投げるのは容易ではないですね。

オリンピックで永瀬選手が2連覇に挑みますが、お化けのような選手が山盛りです。なかでもGRIGALASHVILI,Tato(GEO)選手、CASSE,Matthias(BEL)選手の強さは抜けています。そして、ARBUZOV,Timur(AIN)選手のような新興戦力も出てきています。気の抜けない戦いが初戦から続くこと間違いないですね。


90キロ級 田嶋剛希(パーク24)
第1シード TOTH,Krisztian(HUN)
第2シード BOBONOV,Davlat(UZB)
第3シード ZGANK,Mihael(TUR)
第4シード MAJDOV,Nemanja(SRB)
第5シード SILVA MORALES,Ivan Felipe(CUB)
第6シード SHEROV,Erlan(KGZ)
第7シード MACEDO,Rafael(BRA)
第8シード PARLATI,Christian(ITA)

1回戦
田嶋剛希(パーク24)〇(4:00 優勢勝ち)△HAZEM,Ali(EGY)

2回戦
田嶋剛希(パーク24)〇(GS4:33 優勢勝ち)△NYMAN,Marcus(SWE)

3回戦
MACEDO,Rafael(BRA)△(3:36 腕固)〇田嶋剛希(パーク24)

準々決勝
MOSAKHLISHVILI,Tristani(ESP)△(2:33 崩袈裟固)〇田嶋剛希(パーク24)

準決勝
田嶋剛希(パーク24)〇(GS4:31 内股)△SHEROV,Erlan(KGZ)

決勝
MAJDOV,Nemanja(SRB)△(GS6:14 優勢勝ち)〇田嶋剛希(パーク24)

優 勝 田嶋剛希(パーク24)
準優勝 MAJDOV,Nemanja(SRB)
第三位 SHEROV,Erlan(KGZ)
第三位 MOSAKHLISHVILI,Tristani(ESP)
第五位 PARLATI,Christian(ITA)
第五位 SAGAIPOV,Caramnob(LBN)
第七位 SILVA MORALES,Ivan Felipe(CUB)
第七位 両者反則負けのため該当なし

田嶋剛希(パーク24) 優勝
ついに、やりました。実力は90キロ級でもトップクラスでありながら、ワールドツアーでは勝てなかった。世界選手権の団体戦では、水を得た魚のような活躍をするのに、個人戦ではいつもその実力が発揮できない。
でも、今回は違いましたね。90キロ級では小柄な田嶋選手ですが、それを長所として生かしていました。相手の懐に飛び込んでの左釣り腰、そしてそこからのやぐら投げ。投げて決着をつける真骨頂が発揮された試合展開でした。そして寝技も強い。国士館返しとそこからの関節。ネルソンで返し損ねたにも関わらず、流行りの袖車絞めを狙いにきた相手をすぐに返して抑え込むなど、こちらも盤石でした。
以前は、思い切りよく技に行き過ぎての失敗もありましたが、それを抑える落ち着きもありました。
まったく接点はありませんが、見ていて楽しい選手です。

オリンピックでは、BEKAURI,Lasha(GEO)選手、IGOLNIKOV,Mikhail(AIN)選手、そして、村尾選手の3人と今回上位に入った選手が中心として争われると思いますが、この3名とはやや差があるように感じます。それでも新たな選手があらわれるのがオリンピックですので、その辺りに注目ですね。


100キロ級 新井道大(東海大学)
第1シード ELNAHAS,Shady(CAN)
第2シード KOTSOIEV,Zelym(AZE)
第3シード KORREL,Michael(NED)
第4シード REYES,Kyle(CAN)
第5シード GONCALVES,Leonardo(BRA)
第6シード FONSECA,Jorge(POR)
第7シード SHERAZADISHVILI,Nikoloz(ESP)
第8シード KOSTOEV,Dzhafar(UAE)

1回戦
VEG,Zsombor(HUN)△(3:11 合わせ技)〇新井道大(東海大学)

2回戦
KOSTOEV,Dzhafar(UAE)△(3:01 内股)〇新井道大(東海大学)

3回戦
新井道大(東海大学)〇(2:10 棄権)△KROUSSANIOTAKIS,Georgios(CYP)

準々決勝
ELNAHAS,Shady(CAN)〇(GS4:52 合わせ技)△新井道大(東海大学)

敗者復活戦
新井道大(東海大学)〇(3:42 合わせ技)△MADZHIDOV,Dzhakhongir(TJK)

3位決定戦
新井道大(東海大学)〇(2:44 内股)△FONSECA,Jorge(POR)

優 勝 KOTSOIEV,Zelym(AZE)
準優勝 ELNAHAS,Shady(CAN)
第三位 新井道大(東海大学)
第三位 SHERAZADISHVILI,Nikoloz(ESP)
第五位 FONSECA,Jorge(POR)
第五位 REYES,Kyle(CAN)
第七位 MADZHIDOV,Dzhakhongir(TJK)
第七位 UDSILAURI,George(GER)

新井道大(東海大学) 3位
決して調子は良くなく、本戦では全てポイントを取られていますが、投げて逆転勝ちするという、ある意味スケールの大きさを感じさせる内容でした。まだ、体が十分に出来ておらず、力不足を感じますが、それでもあれだけ投げてしまうのが恐ろしい。準々決勝もなぜポイントが付かなかったのか分かりませんが、勝っていてもおかしくなかった。組手や寝技の対応など課題は多いですが、あの投げ感は身に着くものではありませんので、このまま大きな怪我せず伸びていって欲しいですね。

女子の57キロ級のカナダ代表争いに注目がいっていましたが、この階級のELNAHAS,Shady(CAN)選手と日本大学卒業のREYES,Kyle(CAN)選手のカナダ代表争いも熾烈でした。
最後は準決勝で直接対決し、決着が付きました。3つ目の指導が与えられた瞬間、何とも言えない気分になりましたね。

今大会では世界チャンピオンのADAMIAN,Arman (AIN)選手が自爆気味に早々に敗退するなど荒れた展開。オリンピックでは今回出場していませんがKANIKOVSKIY,Matvey(AIN)選手、団体戦で中野寛太選手を秒殺したTUROBOYEV,Muzaffarbek(UZB)選手、SULAMANIDZE,Ilia(GEO)選手、そしてウルフ選手がここに加わります。KANIKOVSKIY,Matvey(AIN)選手とTUROBOYEV,Muzaffarbek(UZB)選手の底が見えない強さが気がかりですが、復調気配のウルフ選手も期待大です。
やはり当日のコンディションや組み合わせで、大きく結果が異なるのではと思います。今大会優勝したKOTSOIEV,Zelym(AZE)選手は、直近でKANIKOVSKIY,Matvey(AIN)選手と3回対戦し1勝2敗。やってみなければわからないですね。


100キロ超級 太田彪雅(旭化成)
第1シード RAKHIMOV,Temur(TJK)
第2シード GRANDA,Andy(CUB)
第3シード KIM,Minjong(KOR)
第4シード TUSHISHVILI,Guram(GEO)
第5シード BASHAEV,Tamerlan(AIN)
第6シード PUUMALAINEN,Martti(FIN)
第7シード KRPALEK,Lukas(CZE)
第8シード YUSUPOV,Alisher(UZB)

1回戦
太田彪雅(旭化成)〇(1:18 横四方固)△NDIAYE,Mbagnick(SEN)

2回戦
RAKHIMOV,Temur(TJK)〇(GS5:14 優勢勝ち)△太田彪雅(旭化成)

優 勝 KIM,Minjong(KOR)
準優勝 TUSHISHVILI,Guram(GEO)
第三位 BASHAEV,Tamerlan(AIN)
第三位 YUSUPOV,Alisher(UZB)
第五位 KRPALEK,Lukas(CZE)
第五位 GRANDA,Andy(CUB)
第七位 RAKHIMOV,Temur(TJK)
第七位 FIZEL,Marius(SVK)

太田彪雅(旭化成) 2回戦敗退
初戦は良い滑り出しでしたが、勝負ところの2回戦でRAKHIMOV,Temur(TJK)選手に苦杯。
ゴールデンスコアに入り、やぐら投げで潰したあたりで肋軟骨あたりを痛めたようで、最後は力が入らなかったようです。アクシデントは致し方ありませんので、次回に期待です。
国内では強さを発揮するものの、国外になるとその強さが影を潜めます。組手の強さが太田選手の長所ですが、それが通用しない時の対応が課題なのかもしれません。

オリンピックではRINER,Teddy(FRA)選手を中心に、TASOEV,Inal(AIN)選手、斉藤選手が加わります。今大会優勝したKIM,Minjong(KOR)選手、2位のTUSHISHVILI,Guram(GEO)選手、そして連覇を狙うKRPALEK,Lukas(CZE)選手が優勝候補か。YUSUPOV,Alisher(UZB)選手は一発の怖さはあるものの、粗さが目立ちます。
このメンバーで勝ち抜くのはかなり大変なことですが、斉藤選手に期待したいと思います。

女子
48キロ級 
古賀若菜(JR東日本)
第1シード SCUTTO,Assunta(ITA)
第2シード ABUZHAKYNOVA,Abiba(KAZ)
第3シード BAVUUDORJ,Baasankhuu(MGL)
第4シード NIKOLIC,Milica(SRB)
第5シード MARTINEZ ABELENDA,Laura(ESP)
第6シード COSTA,Catarina(POR)
第7シード 古賀若菜(JR東日本)
第8シード LEE,Hyekyeong(KOR)

2回戦
古賀若菜(JR東日本)〇(0:47 横四方固)△SALENS,Ellen(BEL)

3回戦
古賀若菜(JR東日本)△(0:15 反則負け)〇FERREIRA, Natasha(BRA)

優 勝 BAVUUDORJ,Baasankhuu(MGL)
準優勝 SCUTTO,Assunta(ITA)
第三位 ABUZHAKYNOVA,Abiba(KAZ)
第三位 BABULFATH,Tara(SWE)
第五位 BEDER,Tugce(TUR)
第五位 COSTA,Catarina(POR)
第七位 GANBAATAR,Narantsetseg(MGL)
第七位 FERREIRA,Natasha(BRA)

古賀若菜(JR東日本) 3回戦敗退
勝負に勝って、試合に負けた形の古賀選手でした。
実力は他を圧倒するも、ヘッドダイブの反則を取られ姿を消しました。
しかし、実力は頭ひとつ抜けた感がありましたので、今大会優勝したBAVUUDORJ,Baasankhuu(MGL)選手との対戦を見たかったですね。

オリンピックは角田選手の圧勝かと思いましたが、今大会優勝したBAVUUDORJ,Baasankhuu(MGL)選手が出現し、少しわからなくなりました。力強さ、技のスピードを非常に優れています。長身の角田選手に対し、BAVUUDORJ,Baasankhuu(MGL)選手は48キロ級の選手らしいサイズ感です。ここがひとつのポイントになりそうです。背負い系の技は、長身の選手に掛ける場合ポイントが合いにくいのですが、そこがどうか。角田選手は阿部詩選手のような投げ感に優れた選手でも投げられることは少なかったです。逆に手数勝負になった場合に不利になることはありました。この辺りに注目してみたいと思います。最後はやっぱり十字固めで角田選手が取るような気はしますが、要注意な相手だと思います。

52キロ級 白石響(コマツ)、大森生純(JR東日本)
第1シード KELDIYOROVA,Diyora(UZB)
第2シード BUCHARD,Amandine(FRA)
第3シード GIUFFRIDA,Odette(ITA)
第4シード PRIMO,Gefen(ISR)
第5シード PUPP,Reka(HUN)
第6シード PIMENTA,Larissa(BRA)
第7シード BALLHAUS,Mascha(GER)
第8シード BISHRELT,Khorloodoi(UAE)

1回戦
大森生純(JR東日本)〇(3:07 合わせ技)△CORDONES,Lilian(PAN)

2回戦
白石響(コマツ)〇(0:22 背負投げ)△CARBONELL JULIAN,Aleanny(CUB)
大森生純(JR東日本)〇(1:06 合わせ技)△KADAMBOEVA,Sita(UZB)

3回戦
TORO SOLER,Ariane(ESP)△(3:00 横四方固)〇白石響(コマツ)
GIUFFRIDA,Odette(ITA)〇(4:00 優勢勝ち)△大森生純(JR東日本)

準々決勝
白石響(コマツ)〇(GS4:43 優勢勝ち)△PUPP,Reka(HUN)

準決勝
KELDIYOROVA,Diyora(UZB)〇(0:34 袖釣込腰)△白石響(コマツ)

3位決定戦
BALLHAUS,Mascha(GER)〇(4:00 優勢勝ち)△白石響(コマツ)

優 勝 GIUFFRIDA,Odette(ITA)
準優勝 KELDIYOROVA,Diyora(UZB)
第三位 BUCHARD,Amandine(FRA)
第三位 BALLHAUS,Mascha(GER)
第五位 PUPP,Reka(HUN)
第五位 白石響(コマツ)
第七位 NDIAYE,Binta(SUI)
第七位 PIMENTA,Larissa(BRA)

白石響(コマツ) 5位
3位決定戦に敗れ、惜しくもメダルは逃したものの、強敵PUPP,Reka(HUN)選手を下すなど強くなりました。これまでは、足を突っ込んでの背負投げ一辺倒だったのが、技の幅も広がり、寝技もこなすようになったのdが大きいのではないでしょうか。この階級には阿部選手がいますので、今の状態ではなかなか厳しいですが、さらに成長して欲しいですね。

大森生純(JR東日本) 3回戦敗退
優勝したGIUFFRIDA,Odette(ITA)選手に敗れての結果ですから、致し方ありません。白石選手ともども、階級のトップクラスに食らいつくにはもう一息です。

オリンピックでは阿部選手の牙城を崩す選手が出るのか?そんな観点で見ていましたが、一番のライバルBUCHARD,Amandine(FRA)選手はもう一息。他の選手も阿部選手を倒すには物足りなく感じます。BUCHARD,Amandine(FRA)選手がイタリア式肩車を隠していたら、ちょっと心配ですがね。
どちらにしても、この対策は必須ですね。

57キロ級 玉置桃(三井住友海上火災保険)
第1シード DEGUCHI,Christa(CAN)
第2シード KLIMKAIT,Jessica(CAN)
第3シード HUH,Mimi(KOR)
第4シード PERISIC,Marica(SRB)
第5シード TONIOLO,Veronica(ITA)
第6シード LIMA,Jessica(BRA)
第7シード STARKE,Pauline(GER)
第8シード NELSON LEVY,Timna(ISR)

1回戦
PARDAYEVA,Maysa(TKM)△(1:32 横四方固)〇玉置桃(三井住友海上火災保険)

2回戦
TONIOLO,Veronica(ITA)△(4:00 優勢勝ち)〇玉置桃(三井住友海上火災保険)

3回戦
玉置桃(三井住友海上火災保険)〇(1:47 合わせ技)△JIMENEZ,Kristine(PAN)

準々決勝MUNKHTSEDEV,Ichinkhorlo(MGL)△(1:36 大外刈り)〇玉置桃(三井住友海上火災保険)

準決勝
DEGUCHI,Christa(CAN)〇(4:00 優勢勝ち)△玉置桃(三井住友海上火災保険)

3位決定戦
LKHAGVATOGOO,Enkhriilen(MGL)△(GS6:13 反則勝ち)〇玉置桃(三井住友海上火災保険)

優 勝 HUH,Mimi(KOR)
準優勝 DEGUCHI,Christa(CAN)
第三位 KLIMKAIT,Jessica(CAN)
第三位 玉置桃(三井住友海上火災保険)
第五位 NELSON LEVY,Timna(ISR)
第五位 LKHAGVATOGOO,Enkhriilen(MGL)
第七位 MUNKHTSEDEV,Ichinkhorlo(MGL)
第七位 AMINOVA,Shukurjon(UZB)

玉置桃(三井住友海上火災保険)
この日の玉置選手の出来は、過去最高といっても過言ではなかったのではないでしょうか。展開を抑え、指導3で勝つのが常套手段でしたが、この日は投げも寝も冴えわたっていました。
ハンガリーの世界選手権でDEGUCHI,Christa(CAN)選手を破った時以上に良かったのではないでしょうか。今回はEGUCHI,Christa(CAN)選手の執念に押し切られましたが、その戦いぶりは天晴だったと思います。そして、3位決定戦では、らしさ満開でした。柔道が強い選手が勝つのではなく、勝った選手が強いと言わんばかりの戦いぶりでした。

カナダの代表争いに終止符が打たれました。東京オリンピックの代表争いではKLIMKAIT,Jessica(CAN)選手が勝ちましたが、今回はDEGUCHI,Christa(CAN)選手が、前回負けて代表になれなかった相手の玉置選手を下して自力で勝ち取りました。
再び代表が決まる1戦で玉置選手と相まみえる因縁。最後の1戦で相手にするには、これほど嫌な選手はいないと思います。当然、前回の結果は否が応でも思い出すはず。それを乗りこえたDEGUCHI,Christa(CAN)選手は強かった。学生時代も強かったですが、ここまでの選手に成長するとは思えませんでした。日本代表としていたらここまで成長しなかったかもしれません。間違いなくライバルのKLIMKAIT,Jessica(CAN)選手いたからだと思います。
そしてKLIMKAIT,Jessica(CAN)選手。オリンピック代表の目がなくなり、失意の状態で準決勝を戦い、優勢負け。試合終了間際に感極まり、涙を流したシーンは忘れられません。どちらかと言えば、常にポーカーフェイスの印象だっただけに、この表情は印象に残りました。そこから気持ちを立て直し、メダルを確保したのは凄かったですね。
優勝した

HUH,Mimi(KOR)選手。これしか勝ち筋はないとばかりに徹底したのが凄かった。普通にやったらDEGUCHI,Christa(CAN)選手の勝ちなのでしょうが、それを覆してしまった。ある意味韓国選手らしい試合展開でしたね。

さて、オリンピックではDEGUCHI,Christa(CAN)選手を中心に、今回優勝のHUH,Mimi(KOR)選手、大ベテランSILVA,Rafaela(BRA)選手、技の切れる地元CYSIQUE,Sarah Leonie(FRA)選手、そして舟久保選手が優勝候補。さらに、BILODID,Daria(UKR)選手、LIPARTELIANI,Eteri(GEO)選手など、個性的な選手が多いです。純実力ではDEGUCHI,Christa(CAN)選手が頭一つ抜けている感がありますが、何があるか分からないのがオリンピックです。


63キロ級 堀川恵(パーク24)
第1シード BEAUCHEMIN-PINARD,Catherine(CAN)
第2シード HAECKER,Katharina(AUS)
第3シード FAZLIU,Laura(KOS)
第4シード SHARIR,Gili(ISR)
第5シード VAN LIESHOUT,Joanne(NED)
第6シード LESKI,Andreja(SLO)
第7シード SZYMANSKA,Angelika(POL)
第8シード AGBEGNENOU,Clarisse(FRA)

2回戦
RUSSO,Savita(ITA)△(GS5:06 優勢勝ち)〇堀川恵(パーク24)

3回戦
AGBEGNENOU,Clarisse(FRA)〇(3:42 合わせ技)△堀川恵(パーク24)

優 勝 VAN LIESHOUT,Joanne(NED)
準優勝 SZYMANSKA,Angelika(POL)
第三位 AGBEGNENOU,Clarisse(FRA)
第三位 FAZLIU,Laura(KOS)
第五位 LESKI,Andreja(SLO)
第五位 BEAUCHEMIN-PINARD,Catherine(CAN)
第七位 OBERAN,Iva(CRO)
第七位 HAECKER,Katharina(AUS)

堀川恵(パーク24) 3回戦敗退
AGBEGNENOU,Clarisse(FRA)選手にいいところなく敗れました。
前回の対戦ではかなりいいところまで行ったのですが、しっかりと対策されていました。それでも試合の入りは悪くなかったと思いますが、すぐに巻き返されてしまいました。ケンカ四つなので、釣り手を抑えられ、奥襟もしくは背中を叩かれるアプローチを止められなかったのが一番の敗因ですね。距離が詰まり、堀川選手の良さが出なかったです。

そのAGBEGNENOU,Clarisse(FRA)選手も準々決勝でBEAUCHEMIN-PINARD,Catherine(CAN)選手に敗れる波乱。以前ならば、ポイントを取られても確実に取り返せたと思いますが、それが出来なくなりつつあるようです。この辺りは衰えと言わざるを得ないでしょう。
髙市選手にも十分チャンスがあると思います。3度目のオリンピックで結果を残して欲しいですね。そうなれば、過去2回ののオリンピックの結果が、ストーリーを盛り上げる材料になりますからね。


70キロ級 田中志歩(JR東日本)
第1シード TELTSIDOU,Elisavet(GRE)
第2シード POLLERES,Michaela(AUT)
第3シード CVJETKO,Lara(CRO)
第4シード TSUNODA ROUSTANT,Ai(ESP)
第5シード COUGHLAN,Aoife(AUS)
第6シード GAHIE,Marie Eve(FRA)
第7シード TAIMAZOVA,Madina(AIN)
第8シード PEREZ,Maria(PUR)

2回戦
DE VOOGD,Margit(NED)△(3:58 合わせ技)〇田中志歩(JR東日本)

3回戦
TSUNODA ROUSTANT,Ai(ESP)△(GS9:14 反則勝ち)〇田中志歩(JR東日本)

準々決勝
田中志歩(JR東日本)△(GS6:48 反則勝ち)〇PINOT,Margaux(FRA)

敗者復活戦
PEDROTTI,Irene(ITA)〇(1:33 合わせ技)〇田中志歩(JR東日本)

3位決定戦
田中志歩(JR東日本)〇(3:13 合わせ技)△WILLEMS,Gabriella(BEL)

優 勝 PINOT,Margaux(FRA)
準優勝 GAHIE,Marie Eve(FRA)
第三位 田中志歩(JR東日本)
第三位 TAIMAZOVA,Madina(AIN)
第五位 WILLEMS,Gabriella(BEL)
第五位 ELTSIDOU,Elisavet(GRE)
第七位 PEDROTTI,Irene(ITA)
第七位 POLLING,Kim(ITA)

田中志歩(JR東日本) 3位
大ケガを乗りこえ、帰ってきた世界選手権で3位入賞。勝てる試合だっただけに残念ですが、負ける時のパターンにハマったように思います。
手数を積まれた時の対応がもう一息でした。それと、投げれる技(大きく崩す技)が少なかった。これはケガの問題があるのかも知れません。
田中選手の柔道は、肩車はあるものの、どうしても順方向の技に偏りがちです。反対の技や、小外、支え等の逆方向の技の使い方がポイントになるように思います。

オリンピックでは、今回のメンバーに加え新添選手、MATIC,Barbara(CRO)選手、BUTKEREIT,Miriam(GER)選手、VAN DIJKE,Sanne(NED)選手が加わります。成績ではMATIC,Barbara(CRO)選手がやや抜けていますが、ほぼ横一線です。新添選手にチャンス大ですので、頑張って欲しいですね。


78キロ級 濵田尚里(自衛隊体育学校)
第1シード WAGNER,Anna-Maria(GER)
第2シード BELLANDI,Alice(ITA)
第3シード MA,Zhenzhao(CHN)
第4シード BOEHM,Alina(GER)
第5シード STEENHUIS,Guusje(NED)
第6シード MALONGA,Madeleine(FRA)
第7シード TCHEUMEO,Audrey(FRA)
第8シード LYTVYNENKO,Yelyzaveta(UKR)

2回戦
PEKOVIC,Jovana(MNE)△(2:19 横四方固)〇濵田尚里(自衛隊体育学校)

3回戦
WAGNER,Anna-Maria(GER)〇(GS5:03 反則勝ち)△濵田尚里(自衛隊体育学校)

優 勝 WAGNER,Anna-Maria(GER)
準優勝 BELLANDI,Alice(ITA)
第三位 MALONGA,Madeleine(FRA)
第三位 REID,Emma(GBR)
第五位 LEE,Jeongyun(KOR)
第五位 TCHEUMEO,Audrey(FRA)
第七位 PACUT-KLOCZKO,Beata(POL)
第七位 KURBANBAEVA,Iriskhon(UZB)

濵田尚里(自衛隊体育学校) 3回戦敗退
優勝したWAGNER,Anna-Maria(GER)選手に敗れましたが、内容は悪くなかったと思います。むしろ最近では良かったと思います。組み負けたり、やや後手に回るシーンがあったので指導を受けましたが、WAGNER,Anna-Maria(GER)選手はかなり嫌がっていたように感じました。最後は徹底した指導奪取の攻撃にやられましたが、期待できる内容だったと思います。
まだ、諦めないで欲しい気持ちと、長い間お疲れさまでしたという気持ちが半々です。

オリンピックでは、今回優勝したWAGNER,Anna-Maria(GER)選手、2位のBELLANDI,Alice(ITA)選手、3位のMALONGA,Madeleine(FRA)選手、LANIR,Inbar(ISR)選手、そして髙山選手が争いの中心。さらに復調気配のAGUIAR,Mayra(BRA)選手までが優勝候補でしょうか。
髙山選手が調子が良ければ誰も止められないと思いますので、コンディション調整が重要に思います。


78キロ超級 冨田若春(コマツ)、新井万央(日本体育大学)
第1シード SU,Xin(CHN)
第2シード XU,Shiyan(CHN)
第3シード SOUZA,Beatriz(BRA)
第4シード KIM,Hayun(KOR)
第5シード NUNES,Rochele(POR)
第6シード TAVANO,Asya(ITA)
第7シード OZDEMIR,Kayra(TUR)
第8シード FONTAINE、Lea(FRA)

冨田若春(コマツ)選手はプールBに配され、1回戦でAMARSAIKHAN,Adiyasuren(MGL)選手と対戦です。
勝ち上がると2回戦は第5シードのNUNES,Rochele(POR)選手と対戦です。

新井万央(日本体育大学)選手はプールCに配され、2回戦でVUKOVIC,Helena(CRO)選手と対戦です。
1回戦
AMARSAIKHAN,Adiyasuren(MGL)△(2:43 反則勝ち)〇冨田若春(コマツ)

2回戦
新井万央(日本体育大学)〇(3:35 合わせ技)△VUKOVIC,Helena(CRO)
NUNES,Rochele(POR)△(2:04 合わせ技)〇冨田若春(コマツ)

3回戦
MAAN,Tulika(IND)△(0:57 合わせ技)〇冨田若春(コマツ)
XU,Shiyan(CHN)〇(4:00 優勢勝ち)△新井万央(日本体育大学)

準々決勝
KIM,Hayun(KOR)〇(3:11 反則勝ち)〇冨田若春(コマツ)

準決勝
OZTURK,Hilal(TUR)△(2:40 棄権)〇冨田若春(コマツ)
OZDEMIR,Kayra(TUR)〇(3:09 外巻込み)△TAVANO,Asya(ITA)

決勝
冨田若春(コマツ)〇(1:34 合わせ技)△OZDEMIR,Kayra(TUR)

優 勝 冨田若春(コマツ)
準優勝 OZDEMIR,Kayra(TUR)
第三位 KIM,Hayun(KOR)
第三位 OZTURK,Hilal(TUR)
第五位 TAVANO,Asya(ITA)
第五位 XU,Shiyan(CHN)
第七位 FONTAINE、Lea(FRA)
第七位 STEVENSON,Karen(NED)

冨田若春(コマツ) 優勝
この日の冨田選手は安定感抜群でした。右の相四つの大型選手が対戦相手にいなかったという追い風もありましたが、超級では小さな冨田選手は上手く組手でコントロールしていました。特に足車が有効でしたね。ポイントを奪ってからの寝技も上手かった。
今まで、海外での試合がやや苦手のように感じていましたが、今回はそんなこともなかったです。

オリンピックでは地元フランスのDICKO,Romane(FRA)選手、HERSHKO,Raz(ISR)選手と素根選手がこれに加わります。
このところの素根選手の安定感のなさは気がかりです。順当に行けば、DICKO,Romane(FRA)選手と素根選手の争いだと思いますが、予断は許せませんね。今回は不調でしたが、オリンピックに強いORTIZ,Idalys(CUB)選手も不気味です。




男女混合団体戦

1回戦
1-1 ドイツ 4対2 カザフスタン
1-2 ブラジル 2対4 ウズベキスタン
1-3 韓国 4対1 オーストリア
1-4 ニュージーランド 3対③(代表) イタリア
1-5 ハンガリー 4対1 モンゴル

1回戦はハンガリーが凄かった。特に階級落ちのTOTH,Krisztian(HUN)選手が90キロ超級でODKHUU,Tsetsentsengel(MGL)選手を指導3で下し、PUPP,Reka(HUN)選手も同じく階級落ちながらもMUNKHTSEDEV,Ichinkhorloo(MGL)選手を破る活躍でモンゴルを4対1で下しました。
団体戦の醍醐味が味わえる試合でしたね。
海外は個人主義のように思われがちですが、団体戦を見る限り大盛り上がりしているように感じます。
こんなシーンを見られるのはいいことですね。

2回戦
2-1 日本 4対0 ドイツ
川端倖明(国士舘大学)〇(1:08 背負投げ)△Johann,LENZ
新井万央(日本体育大学)〇(2:18 崩上四方固)△Samira,BOUIZGARNE
中野寛太(旭化成)〇(0:08 払釣込足)△Erik,ABRAMOV
髙野綺海(日本エースサポート)〇(GS5:31 優勢勝ち)△Pauline,STARKE
田中龍雅(筑波大学)〇(不戦)〇Jano,RUEBO
田中志歩(JR東日本)〇(不戦)〇Giovanna,SCOCCIMARRO

川端選手は強いの一言。高校出たばかりの選手ではありませんね。
中野選手の払釣込足は芸術的でした。

2-2 ウズベキスタン 4対0 韓国
2-3 フランス 4対1 イタリア
2-4 ジョージア 4対1 ハンガリー

ハンガリーのTOTH,Krisztian(HUN)選手。再び階級落ちでTUSHISHVILI,Guram(GEO)選手と対戦。通常、無差別級でもなければ見られない試合で、TUSHISHVILI,Guram(GEO)選手が戸惑うかと思いきや落ち着いていました。掴むと同時の大外刈りの破壊力と言ったら凄かった。
TOTH,Krisztian(HUN)選手がすっ飛んで行き、畳にめり込みました。
これも醍醐味ですね。

敗者復活戦
敗1 ドイツ 1対4 韓国
敗2 イタリア 4対0 ハンガリー

準決勝
3-1 日本 4対1 ウズベキスタン
新井万央(日本体育大学)〇(GS4:51 優勢勝ち)△Rinata,ILMATOVA
中野寛太(旭化成)△(0:28 帯取返し)〇Muzaffarbek,TUROBOYEV
玉置桃(三井住友海上火災保険)〇(1:12 横四方固)△Shukurjon,AMINOVA
田中龍雅(筑波大学)〇(3:15 合わせ技)△Murodjon,YULDOSHEV
本田万結(東海大学)〇(3:35 反則勝ち)△Shokhista,NAZAROVA
川端倖明(国士舘大学)〇(不戦)〇Sharofiddin,BOLTABOEV

中野選手は少々強引に行き過ぎましたね。Muzaffarbek,TUROBOYEV(UZB)選手は力が相当あるのでしょう。
こういう展開のあとに玉置選手がいるのは心強いです。あっという間に流れを引き戻しました。
田中龍選手は、難敵Murodjon,YULDOSHEV(UZB)選手に臆することなく、2本しっかりと持って初めて掛けた背負投げ→小外刈り→大外刈りのコンビネーションで技ありを奪い、そのまま抑え込んで一本勝ち。大舞台での落ち着きぶりが半端なく、大物感が漂います。

3-2 フランス 4対2 ジョージア

3位決定戦
ドイツ 1対4 ジョージア
イタリア 4対2 ウズベキスタン

決勝
日本 4対1 フランス
中野寛太(旭化成)〇(2:27 合わせ技)△Matheo,AKIANA MONGO
玉置桃(三井住友海上火災保険)〇(GS5:18 優勢勝ち)△Faiza,MOKDAR
田中龍雅(筑波大学)〇(0:22 大内刈り)△Joan-Benjamin,GABA
田中志歩(JR東日本)△(GS6:01 反則勝ち)〇Margaux,PINOT
川端倖明(国士舘大学)〇(3:41 合わせ技)△Axel,CLERGET
新井万央(日本体育大学)〇(不戦)〇Coralie,HAYME

前戦で一本負けした中野選手、やや強引に行きヒヤッとする場面もありましたが、しっかりと一本勝ち。
玉置選手も若手の有望株に蓋をして優勢勝ち。
田中龍選手は電光石火の大内刈りで一本勝ちと優勝に王手。
田中選手は個人戦のリベンジならずに反則負けしましたが、大勢に影響なし。(田中選手への指導は少し早く感じましたが)
最後は川端選手が、大ベテランの団体戦男Axel,CLERGET(FRA)選手を合わせ技で下す殊勲の勝利。
川端選手、やっぱり只者ではないですね。過去には売り出し中の村尾選手もAxel,CLERGET(FRA)選手に団体戦で敗れていますが、その選手を圧倒するパフォーマンス。凄い。

表彰式でトロフィーを手にしたのは玉置選手。
とってもいい、素敵な笑顔でしたね。
玉置選手の携帯で記念撮影するシーンは、何度見ても良かった。

やっぱり団体戦は盛り上がりますね。
引き分けがあると、さらに手に汗に握る展開になると思うので(これはこれでもちろん面白いのですが)、団体戦には引き分けの導入をして欲しいです。
陸上の駅伝と同じで、柔道の男女混合団体戦は、柔道の魅力を見せるのに非常に適していると思います。
日本はこれで7度目の優勝(世界選手権7連覇)。しかも、今回は個人戦のメンバーをあまり使わずに優勝したとこに価値があります。
唯一の負けが東京オリンピックでのフランス戦。
今度はパリオリンピックですから、東京の借りはパリで返して欲しいものです。
十分にチャンスがあると思います。

優 勝 日本
準優勝 フランス
第三位 ジョージア
第三位 イタリア
第五位 ドイツ
第五位 ウズベキスタン
第七位 韓国
第七位 ハンガリー


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