2017年の金鷲旗もいよいよ男子団体の結果が出る日となりました。


昨日の女子団体決勝の戦いに負けない熱い戦いが繰り広げられました。



最終日を、概ねシード校は安泰で向かえました。

パート決勝は以下の組み合わせです。


Aパート
桐蔭学園対東海大静岡翔洋
2人残しで桐蔭学園の勝利

Bパート
足立学園対埼玉栄
1人残しで足立学園の勝利

Cパート
崇徳対国士舘
大将同士で崇徳の勝利

Dパート
長崎日大対福岡大大濠
2人残しで長崎日大が勝利

Eパート
大成対北海
大将同士で大成の勝利

Fパート
日体荏原対東海大相模
1人残しで東海大相模の勝利

Gパート
延岡学園対新田
4人残しで延岡学園の勝利

Hパート
国東対大牟田
2人残しで大牟田の勝利


ということで、準々決勝は

桐蔭学園対足立学園
・崇徳対長崎日大
・大成対東海大相模
・延岡学園対大牟田


の組み合わせです。

桐蔭学園対足立学園

桐蔭学園の先鋒賀持が一人を抜き、次鋒と引き分け、以下勝ち負けを繰り返し、最後は副将村尾選手が足立学園大将の山本選手に勝って、2人残しで勝利です。

・崇徳対長崎日大

接戦が期待される好カードです。
戦力はほぼ互角ですので、ちょっとしたことの差で勝敗が左右されるか。
長崎日大先鋒の蠣崎選手が勝ち、次鋒と引き分けるスタートを切り、次鋒の山口雅選手が崇徳中堅の安井選手に敗れスコアはタイになりますが、すぐにニコー選手が取り返し流れを渡しません。
崇徳副将の神垣選手がニコー選手を破り、副将の永田選手とは引き分け、大将同士の戦いになりました。
崇徳の長岡選手は、国士舘とのパート決勝で斉藤選手を一本で下し、波に乗っています。
対する長崎日大山口貴選手は今大会初めての試合となります。
結果、山口貴選手が押し切り、大将同士で長崎日大が崇徳を振り切りました。

・大成対東海大相模

絶対エース東部選手を擁する大成は、大将同士の勝負に持ち込みたいところです。
対する東海大相模は、そこまでに貯金をいくつ作れるかが勝負の分かれ目です。
先鋒引き分けの後、東海大相模次鋒の平下選手が大成藤鷹選手に勝ち、続く中堅大西選手とはきっちりと引き分けリードを奪います。
1試合引き分けを挟み、大将の東部選手、東海大相模は副将の宮原選手が登場。
宮原選手は悪くても一本負けを避け、スタミナをロスさせた状態で大将に繋ぎたいところです。引き分けられればベストです。
東部選手は近江、天理、北海と3試合をこなしていますが、スタミナ的に問題はないでしょう。
この戦いは宮原選手が踏ん張り、貴重な引き分け。
1人残しで東海大相模が準決勝に進出です。

延岡学園対大牟田

九州勢同士の戦いとなったこの戦いですが、副将戦まで全て引き分け、大将同士の争いになりました。
こうなると、大駒羽田野選手を擁する延岡学園が有利な展開となり、粘る大牟田を振り切り、準決勝進出を決めました。


準決勝

・桐蔭学園対長崎日大
・東海大相模対延岡学園

桐蔭学園対長崎日大

高校柔道選手権の準々決勝の再現となりました。
金鷲旗はオーダーが固定なので、どうしてもエースを後半に投入するケースが多くなります。
桐蔭学園は、関根選手、村尾選手が大将、副将に陣取り、長崎日大も山口貴選手、永田選手が大将、副将に陣取ります。
他の選手の戦い次第ですが、組み合わせ的にはやや桐蔭学園が有利に見えます。
先鋒から中堅まで引き分けが続き、副将同士の戦いになりました。
選手権では村尾選手が一人も抜けなかったのが苦戦の原因ですが、今回は永田選手をしっかり抜きます。
しかし、粘る長崎日大も山口貴選手が村尾選手を破り、大将同士の戦いに戻しました。
今大会初出場の桐蔭学園関根選手が、山口貴選手を再び破り、桐蔭学園が決勝に残りました。
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東海大相模対延岡学園

東海大相模は選手権、インターハイと桐蔭学園に敗れたために出場できず、唯一存在感を示せる大会がこの金鷲旗ですから、気合十分です。
先鋒の榎田選手が、二人を抜き、延岡学園中堅の小島選手に敗れたものの、次鋒平下選手がすぐに抜き返し、副将吉野選手と引き分け、大将の羽田野選手の前に3人を残すことに成功しました。
東海大相模中堅の笹谷選手、副将宮原選手と敗れたものの、大将の石川選手が羽田野選手に勝ち、激闘を勝ち抜きました。
決勝では、神奈川県大会で苦渋を飲ませ続けられている桐蔭学園に挑戦です。
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決勝
桐蔭学園対東海大相模

神奈川県勢の戦いとなりました。
選手権予選、インターハイ予選と2回苦渋を味わっている東海大相模としては、なんとしても勝ちたいところです。
東海大相模の先鋒榎田選手が準決勝に続き桐蔭学園先鋒の賀持選手を破り、好スタートを切ります。
しかし、すぐに桐蔭学園次鋒の湯本選手が大内刈り1本で取り返します。

リベンジに燃える東海大相模は、次鋒の平下選手が湯本選手が大腰を狙ったところを、小外掛けに切り替えし一本を取り返し再びリードを奪います。湯本選手は、軽量の弱点を突かれました。

平下選手は続く中堅千野根選手の攻めを凌ぎ、内股透かしで一本を奪い、副将の村尾選手を引きづり出します。

村尾選手は、疲れの見える平下選手を、小内刈り技ありのあと、大外返し1本で破りますが、続く中堅笹谷選手とは引き分けに終わります。
何としても取りたかったところですが、笹谷選手の執念で引き分けられてしまいました。

東海大相模は一人リードのまま、桐蔭学園大将の関根選手と対することに成功しました。
追い詰められた桐蔭学園関根選手に対するは、東海大相模の副将宮原選手。
宮原選手は、大成東部選手を止めただけに、受けには自信があるはずです。
そんな宮原選手に対し、関根選手は残り1分のところで左一本背負いで完璧に投げきりました。

ついに東海大相模は貯金を吐き出し、大将同士の戦いとなりました。
両者左の相四つで、気合十分です。
一進一退の攻防が続き、残り40秒を切ったところで石川選手が片襟気味の背中を取り、やや強引に右小外掛けにいきます。これを関根選手が大内刈りで合わせ、返しに行きますが石川選手も耐えます。ならば、小内刈りに変化し、大内刈りを返そうとしていいた石川選手は耐え切れず背中から畳に落ち、主審は技ありを宣告。
このまま関根選手が逃げ切り、逆転で見事12年ぶり2度目の優勝を決めました。
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終わってみれば、桐蔭学園の安定した強さが際立った大会になりました。
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初戦の2回戦、3回戦と佐藤選手が連続で五人抜き。 その後も、副将村尾選手までで決着をつける磐石の戦いぶりでした。 準決勝で初めて畳に上がった関根選手も、厳しい戦いをマイペースで戦い、しっかりとモノにしましたね。 戦力も充実し、王者の戦いぶりでした。
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対する東海大相模も意地を見せ、追い詰めましたがあと一歩及びませんでした。 しかし、このところ今一歩の戦いが目立った東海大相模ですが、しっかりとその爪痕を残した2017年の金鷲旗ですたね。
桐蔭学園は高校3冠に向けて、残すはインターハイのみとなりました。 インターハイは点取り試合ですから、オーダーや個人の頑張り次第で結果が大きく変わります。 大砲だけでは勝てないのがインターハイですから、その点桐蔭学園は充実していますね。

まだまだ高校生の熱い夏は続きます。楽しみです!