全日本柔道連盟は、毎年開催していた全国小学生学年別大会を2022年度から廃止することを決定したということです。

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廃止の理由は次の通りです。

関係者によると、指導者が子どもに減量を強いたり、組み手争いに終始する試合があったりした。判定を巡り指導者や保護者が審判に罵声を浴びせることもあったという。全柔連幹部は「大人が、子どもの将来ではなく、眼前の勝敗に拘泥する傾向があった。見つめ直す契機にしてほしい」と話す。




これについては、賛否両論様々な意見があり、SNS上でも見られました。



私の個人的見解では、廃止の舵を切った全柔連の英断に拍手したいと思います。

先般の絞め技の問題と似た部分もあると思います。
柔道は小学校から中学校、中学校から高校、高校から大学、大学から社会人と段階を上がるに従い、競技から離れる傾向があります。
これは、どの競技でも多かれ少なかれ同じだと思いますので、ある程度は仕方ない。

そして、どの競技においても小学生世代の試合は、当事者の子供も一生懸命ですが、保護者、指導者が勝ちたい思いが強いです。
その結果、それを子供に押し付けるケースが多く見られます。
子供も、当然ですが負けるのがいいと思う子は少ないです。

これがエスカレートするとどうなるか?
柔道の場合、柔道が小さくなると表現しますが、小学生でしか勝てない柔道をするようになります。
その結果、上の世代に上がった時に勝てなくなります。
これは、本人にとってどうでしょう?

特に柔道は「道」が付きます。
一生懸けて道を追求するのが本来の姿です。

試合があれば、出たいし、勝ちたいのは当然ですから、そのような手段を考えてしまいますが、それは柔道の理解、成長においてどうかというと、必ずしもプラスにはならないと思います。


かといって、試合が一つもなければ、試合(試し合い)ができませんので、自分の稽古の成果が試せません。
全国大会があって、日本一を目指して精進するのは素敵ですが、小学生時代にやらなくてもいいのではないでしょうか。
中学生においても、個人戦は私の世代ぐらいから始まりましたが、中学生ならば全国大会あっても良いと思います。

なので、小学生の全国大会は個人的に反対です。
でも、県大会程度であれば、いいのかなと思います。
もちろん、それでも熱が入り過ぎる人はいると思いますが。

小学生時代は、勝ち負けも大切ですが、それ以上に柔道を楽しんでもらいたいし、基本的なことを身に付けて欲しいです。
これを踏まえて指導している指導者の方もいますし、勝つことに執着して指導している方もいます。
現状では、どちらも正解だと思います。
でも、全国大会がなければ、もう少し先を考えた指導が出来るようになるのではないかなと思うのです。


小学生の指導をしていない私が言っても説得力はありませんが、そんな風に感じてしまうのです。


試合があれば、出たい、勝ちたいは当たり前です。
親も、指導者も子供が負けるのを喜べません。
それが故に、勝ち負けにこだわる指導になる。
でも、それがその子供の将来の柔道の成長にプラスになるとは限らないと思ってしまうのです。

私も試合は好きですし、勝負も好きです。
なので、気持ちはとってもわかります。
小学生の指導をしたら、こんな風に書いていても勝ちにこだわってしまうと思います。
難しいですね。

勝利至上主義は競技である以上間違いないと思います。
しかし、小学生時代に必要なものかというと、それは違うと思います。












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