従来は中学生になると絞め技が認められていましたが、全柔連第7回理事会において禁止とすることが可決されたそうです。



確かに絞め技は危険が伴う技ですので、この判断は理解できます。

導入は4月1日以降ということです。

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かなり反響のあった今回の決定。
それも踏まえて私なりに、ここから少し深く考えてみたいと思います。

①技術的な部分
これは間違いなく退化すると思います。
攻め方、防御何れも経験しなければ、進化できません。
選手にとっては、成長に繋がらない問題ですね。
高校生になって解禁になると、そこから新たな技術を磨かないといけません。

②指導的な側面
指導者不足によって、正しい柔道が指導できないケースも多いようです。
ということは、危険を回避するのも上手くできないケースもあると思います。
これは、かなり大きな問題です。

③安全面
安全面では絞め技がないことはプラスだと思います。
それは、絞められることがないことで、事故が起きないという意味ですが、長い目で見た場合は判断が変わります。経験しないことを対処するのは難しいものです。

④その他
中学生同士であれば問題ありませんが、段別、昇段など年齢を超えた大会でのルール作り。
私が中学生の時、関節技は禁止でしたが、段別の試合ではもちろんあり。
とうぜん経験もなく、関節を極められてケガをした経験があります。
経験していないことをされるのは、恐怖以上にケガに繋がりやすいです。

パッと思い浮かべるだけでも、この位はすぐに思いつきました。

中学生に絞め技をやらせないということは、そこだけを見れば確かに安全です。
指導者不足で経験の浅い部活動の指導者の負担を考えると、致し方ない部分なのかもしれません。
中学生だと、悪ふざけに絞め技を使うこともあるので、ここは問題です。(高校生でもあるでしょうが)
賛否両論あって当然です。
中学生対高校生以上のルール的な側面も整えなければいけませんしね。
しかし、長い目で見た場合、技の習得を遅くするのはデメリットですね。
普段の稽古の中で、試合では使えない技だとしても研究しておく必要があるのではないかと思います。


賛否両論あれど、ルールとして決められたことに選手は従うのみです。
あくまでも中学生のルールとして絞め技が禁止されるというだけで、稽古でも使ってはダメな訳ではありません。
道を究めるために、常日頃から稽古を積まなければなりませんが、これも先を見据えて取り組むことなのかもしれませんね。

そう考えると、私自身は決まったルールに則って試合をするという考えなので、試合で使えないのは残念ですが、どう対応をするかと考えてしまいます。
それとは別に、絞め技の技術を磨いておく必要もあるでしょうね。


このルールもそうですが、やはり体重無差別のルールの確立をすべきだと改めて感じました。
私が高校生から一線を退く28歳位までの間、講道館ルールと国際ルールが存在し、国内の試合はほぼ講道館ルールでした。
そもそも柔道は、体重別という概念がないところから始まっており、柔よく剛を制すです。
そのための様々な技術体系がありましたので、これを活用しないのはもったいないです。

岡野功先生の全日本制覇、小川直也先生と古賀稔彦先生の全日本決勝など、重量級と軽量級の戦いは見る人を魅了します。
ぜひ、全日本選手権や体重別でない国内の試合(各種団体戦)は、講道館ルールを基本とするルールを確立して欲しいですね。
選手は2つのルールに対応しなければならないので大変ですが、見応えのある試合が見られるのではないでしょうか。




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