1月21日より、まん延防止等重点措置が施行され、覚悟はしていたもののやはり中止の報。
分かっていた、覚悟していたとはいえ、がっくりきました。


2021年日本ベテランズ国際柔道大会(第17回日本マスターズ柔道大会)開催中止の件
日本全国で、新型コロナウィルスの感染者が急増し、1月21日~2月13まで1都12県に、まん延防止等重点措置が適用されることになりました。
このような状況下において、本年2月19日~20日に開催の上記大会について、全日本柔道連盟と話し合った結果、まだ3回目のワクチン接種を受けていない中で、全国から高齢者も集まる同大会を開催することは難しいとの判断から開催中止を決定しました。

昨年に引き続き、中止となりこの大会を楽しみにされていた皆様には残念な結果となりましたが、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。

多くの方から参加の申し込みを頂きましたが、大会中止に伴い、申込金の返金は、参加申込者に文書で連絡を差し上げ、個別に対応させて頂きます。

2022年1月21日
日本マスターズ柔道協会
会 長  吉成 隆杜

まん延防止等重点措置が適用され、現時点で開催の可否を判断するのであれば、この決定は致し方ありません。
それは理解できます。



しかし、そもそも今回のまん延防止等重点措置を適用する必要があったのかということことについては、私は全くその必要はないと思っていました。



「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」の発令は、新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)に基づき発令されますが、その適用条件は「肺炎等の発生頻度がインフルエンザより「相当程度高い」場合に限定される」となっています。

現在、日本を騒がせているオミクロン株の場合、この条件を満たしていません。
さらに政府は、この条件を満たしているかの調査も怠っているということですから、何のための「まん延防止等重点措置」かということです。

であるならば、そもそも「まん延防止等重点措置」を適用すること自体が法令違反だということです。

岸田内閣に代わり、迷走状態が続き、思い付きの対応が続いていますが、我慢の限界です。
法令を守れない政治家が、日本を正しく導けるとは思えないです。


新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)



このことは、上記「新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)」の第三章の二 新型インフルエンザ等まん延防止等重点措置(新型インフルエンザ等まん延防止等重点措置の公示等)第三十一条の四に記載されています。

そしてこれを実施する条件が「新型インフルエンザ等対策特別措置法施行令」の第五条三に記載されています。


新型インフルエンザ等対策特別措置法施行令


以下、抜粋
(新型インフルエンザ等まん延防止等重点措置を集中的に実施すべき事態の要件)
第五条の三 法第三十一条の四第一項の新型インフルエンザ等についての政令で定める要件は、当該新型インフルエンザ等にかかった場合における肺炎、多臓器不全又は脳症その他厚生労働大臣が定める重篤である症例の発生頻度が、感染症法第六条第六項第一号に掲げるインフルエンザにかかった場合に比して相当程度高いと認められることとする。

「当該新型インフルエンザ等にかかった場合における肺炎、多臓器不全又は脳症その他厚生労働大臣が定める重篤である症例の発生頻度が、感染症法第六条第六項第一号に掲げるインフルエンザにかかった場合に比して相当程度高いと認められること」
と明確に書かれています。

今のオミクロン株の肺炎、多臓器不全又は脳症の発生頻度がインフルエンザと比較して、相当程度高いと言える状況かといえば、答えは

です。




詳細は、上記リンクに詳しく説明してあるので割愛しますが、こんな軽率な判断でこのような対応を取られては困ります。

新型コロナウイルス感染症が流行しだした当初は、情報も経験も少ないことから手探りの対応であるのは致し方ありません。
特にデルタ株までは、インフルエンザよりも危険だったと言うのも、まだ理解できます。
しかし、どこをどう見ても、オミクロン株においては、そんなことを証明するデータはないのではないでしょうか。

調べもせずに、安易に「まん延防止等重点措置」を適用する岸田首相を始めとする内閣と都道府県知事たち。
国民から選ばれたからといって、いい加減な対応するのは止めていただきたい。


根拠に基づいた適切な対応をすることを求めます。
今のオミクロン株による新型コロナウイルス感染症は、従来の風邪と大差ないように変わってきています。
ならば、それに合わせた対応に切り替えるべきですが、それを見て見ぬふり。
百歩譲って、オミクロン株が従来のデルタ株同様の重症度で、インフルエンザをはるかに上回る感染症だとしても、過去に行った「緊急事態宣言」、「まん延防止等重点措置」で抑えられた実績は皆無です。オミクロン株は抑えられませんが、これらの対応は経済を蝕み、生活が出来ず、最悪自殺する方を生み出す可能性の方が余程高いです。


こんな効果のない対応を取るのではなく、現状の感染症法の分類を見直し、実情にあった対応をすべきです。(今までの対応で効果があったと思っているのでしょうか?)

新型コロナウイルス感染症に感染

通常の病院で薬を貰って安静にして様子を見る

復帰

これで十分でしょう。
当然、濃厚接触者も関係なし。無症状もそのままでOK。
症状が悪化した人のみ対応すればいいと思います。
もはや通常の病気と変わりません。

感染しないに越したことはありませんから、各自が予防することは前提ですが、感染しても
「新型コロナに掛かったんだ、お大事に」
程度で十分です。

1日も早く、通常の状況に戻すべきです。






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