東京オリンピック前に世界柔道選手が開催される異例の出来ことですが、今週末の6月6日から13日の日程で、ハンガリーのブタペストで開催されます。





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Photo by 全日本柔道連盟






▶フジテレビ
6月13日(日)各階級ダイジェスト 午後16:05-
男女混合団体戦中継 午前24:30-

▶ジェイスポーツ【JSPORTS2】
6月6日(日) 午後10:30 – 深夜2:00 男子60kg級/女子48kg級
6月8日(火) 午後10:00 – 深夜2:00 男子66kg級/女子52kg級【ハイライト】、男子73kg級/女子57kg級
6月10日(木) 午後10:30 – 深夜2:00 男子81kg級/女子63kg級【ハイライト】、男子90kg級/女子70kg級
6月11日(金) 午後10:30 – 深夜2:00 男子100kg級/女子78kg級
6月12日(土) 午後10:30 – 深夜2:00 男子100kg超級/女子78kg超級
6月13日(日) 午後10:00 – 深夜2:30 男女混合団体戦
※JSPORTS様の方では、通常は会員のみの視聴となっていますが、無料放送をしていただけることになりましたので、テレビでもBSをお持ちの方はご覧いただくことができます。またJSPORTSオンデマンドでも同様に無料視聴が可能です。
※IJFの公式Youtubeチャンネルと、上記プラットフォームにて、予選〜決勝(団体戦の決勝のみジオブロック予定)がご覧いただけます。

地上波、ネットでも放送されます。



6月6日 男子60キロ級 女子48キロ級
6月7日 男子66キロ級 女子52キロ級
6月8日 男子73キロ級 女子57キロ級
6月9日 男子81キロ級 女子63キロ級
6月10日 男子90キロ級 女子70キロ級
6月11日 男子100キロ級 女子78キロ級
6月12日 男子100キロ超級 女子78キロ超級
6月13日 男女混合団体戦

日本代表
男子
60キロ級 永山竜樹(了德寺大学職)、古賀玄暉(旭化成)
66キロ級 丸山城志郎(ミキハウス)
73キロ級 橋本壮市(パーク24)
81キロ級 藤原崇太郎(旭化成)
90キロ級 長澤憲大(パーク24)、村尾三四郎(東海大学)
100キロ級 飯田健太郎(旭化成)
100キロ超級 影浦心(日本中央競馬会)
男女混合団体戦 73キロ級 原田健士(ALSOK)、90キロ級 増山香補(パーク24)、90キロ超級 佐藤和哉(日本製鉄)


女子
48キロ級 角田夏実(了德寺大学職)、古賀若菜(山梨学院大学)
52キロ級 志々目愛(了德寺大学職)
57キロ級 玉置桃(三井住友海上火災保険)
63キロ級 鍋倉那美(所属なし)
70キロ級 大野陽子(コマツ)
78キロ級 梅木真美(ALSOK)
78キロ超級 朝比奈沙羅(ビッグツリー)、冨田若春(コマツ)
男女混合団体戦 57キロ級 舟久保遥香(三井住友海上火災保険)、70キロ級 新添左季(自衛隊体育学校)、70キロ超級 秋場麻優(ALSOK)



IJF大会概要

男子
90キロ級

第1シード SHERAZADISHVILI,Nikoloz(ESP)
第2シード TOTH,Krisztian(HUN)
第3シード SILVA MORALES,Ivan Felipe(CUB)
第4シード GVINIASHVILI,Beka(GEO)
第5シード 長澤憲大(パーク24)
第6シード BOBONOV,Davlat(UZB)
第7シード NYMAN,Marcus(SWE)
第8シード TRIPPEL,Eduard(GER)

長澤選手はプールBに配され、2回戦でSTEWART,Max(GBR)選手と対戦し、2分15秒上四方固めで一本勝ち。
3回戦はMUNGAI,Nicholas(ITA)選手と対戦し、2分33秒内股で一本勝ち。
プール決勝はFEUILLET,Remi(MRI)選手と対戦し、
村尾選手はプールDに配され、1回戦でMOCANU,Iurie(MDA)選手と対戦し、52秒小外掛けで一本勝ち。
2回戦は第6シードのBOBONOV,Davlat(UZB)選手と対戦し、両者指導2でゴールデンスコアに突入。BOBONOV,Davlat(UZB)選手の大腰を潰し、残っていた腕を十字固めに取ろうとしたところ、それを嫌って隅落としに近い状態になり、主審は村尾選手に技ありを宣告。しかし、審議が入り、立ち姿勢で肘関節を極めたということで、村尾選手に指導が与えられ、指導3による反則負け。
この裁定はおかしいと感じます。そもそも立ち技で関節を極めたのであれば一発で反則負けです。ところが今回は指導です。主審のゼスチャーは肘を押さえてから指導を与えましたので、肘関節を極めたことによる移動であるのは明白です。相手は両膝、片手を着き寝姿勢の状態です。ここで関節を極めるのは反則ではないはずです。


これらは有効なアクションであり、「指導」は与えられない。

立ち姿勢の動きが終わり、両選手が明らかに寝技に移行した場合に限り脚を掴ん

でもよい。

受が寝技のポジションなので、立ち姿勢の取は関節技や絞技を施すことができる。

ちょっとすっきりしない判定でした。
2020IJFレフリー&コーチセミナー動画での説明でも、指導ではないと説明されています。

参考動画(15 Kansetsu from Tachi waza Shido)内の121a 、121bが同様のケースです。

参考例では、受けの選手が右片手で右袖釣り込み腰を掛け、そのまま両膝を着き、左手を畳に着いた状態で、取りの選手が受けの選手の右手の肘関節を取りに行っていますが、指導ではないという見解になっています。
明らかに誤審だと思うのですが、どうなんでしょうか?
違う見解もあるのであれば、聞いてみたいです。



準決勝
SHERAZADISHVILI,Nikoloz(ESP)〇(2:56 釣腰)△長澤憲大(パーク24)
TOTH,Krisztian(HUN)△(4:00 優勢勝ち)〇BOBONOV,Davlat(UZB)

3位決定戦
NYMAN,Marcus(SWE)〇(GS4:19 優勢勝ち)△長澤憲大(パーク24)

組手争いから先手で攻めるのは長澤選手というような展開が続くも、やや厳しい掛け逃げ指導を貰い、指導数1対2でゴールデンスコアに突入。奥襟を引き付けられ、隅返しに入られると、一瞬耐えたものの強引に回されてしまい技あり。

決勝
SHERAZADISHVILI,Nikoloz(ESP)〇(GS5:49 大内刈り)△BOBONOV,Davlat(UZB)


優 勝 SHERAZADISHVILI,Nikoloz(ESP)
準優勝 BOBONOV,Davlat(UZB)
第三位 NYMAN,Marcus(SWE)
第三位 TOTH,Krisztian(HUN)
第五位 GANTULGA,Altanbagana(MGL)
第五位 長澤憲大(パーク24)
第七位 BOZBAYEV,Islam(KAZ)
第七位 FEUILLET,Remi(MRI)



女子
70キロ級
第1シード GAHIE,Marie Eve(FRA)
第2シード VAN DIJKE,Sanne(NED)
第3シード 大野陽子(コマツ)
第4シード POLLERES,Michaela(AUT)
第5シード SCOCCIMARRO,Giovanna(GER)
第6シード PORTELA,Maria(BRA)
第7シード TIMO,Barbara(POR)
第8シード BUTKEREIT,Miriam(GER)

大野選手はプールDに配され、2回戦でCHYSTIAKOVA,Nataliia(UKR)選手と対戦し、相手の浮技を潰しそのまま横四方固めに抑え込み、1分56秒一本勝ち。
3回戦はHOWELL,Gemma(GBR)選手と対戦し、ゴールデンスコア5分51秒内股で一本勝ち。
プール決勝はPORTELA,Maria(BRA)選手と対戦し、2分39秒片手絞めで一本勝ち。今日の大野選手は強いです。


準決勝
MATIC,Barbara(CRO)〇(GS7:37 優勢勝ち)△POLLERES,Michaela(AUT)VAN DIJKE,Sanne(NED)△(GS6:52 横四方固)〇大野陽子(コマツ)

開始早々に不用意に相手の大外刈りを受け、技ありを失います。一本と言われても仕方ない投げられ方でしたが、主審から遠い側に投げられたこともあり、やや判定は甘かったです。九死に一生を得た大野選手の反撃が素晴らしかった。前進を止めず、プレッシャーを掛け続け、場外指導、消極的指導と追い込みます。そして残り30秒ほどのところでついに内股で押し込んで技ありを取り返します。ゴールデンスコアに入り、相手の歯が手に当たったとアピールしますが、逆に消極的な指導を貰います。ここから気合を入れ直し、再び前進開始。VAN DIJKE,Sanne(NED)選手の隅返しに乗じて横四方固めに入ると、参った。見事な逆転の一本勝ちで決勝進出です。

決勝
MATIC,Barbara(CRO)〇(4:00 優勢勝ち)△大野陽子(コマツ)

MATIC,Barbara(CRO)選手が先に攻め、それを潰して大野選手が寝技で攻める展開が続き、やや消極的な大野選手に指導。次いで片襟の指導が相手に与えられます。大野選手が徐々にプレッシャーを強め、内股に入ろうと左足を差し込んだタイミングで小外掛けを受け、これが決まり技あり。そのまま逆転を狙い片手絞めで攻めるもタイムアップ。

優 勝 MATIC,Barbara(CRO)
準優勝 大野陽子(コマツ)
第三位 POLLERES,Michaela(AUT)
第三位 VAN DIJKE,Sanne(NED)
第五位 BUTKEREIT,Miriam(GER)
第五位 FLETCHER,Megan(IRL)
第七位 COUGHLAN,Aoife(AUS)
第七位 PORTELA,Maria(BRA)




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