中学時代に始めた柔道の魅力に嵌り、格闘技全般が好きになりました。
柔道整復師の資格を取得し、一時期は仕事として取り組んでいました。
柔道、格闘技、トレーニング、治療のことを中心に書いていきます。
よろしくお願いします。

2019年05月

六段候補者以上の試合得点の取り扱いについて

「六段候補者以上の試合得点の取り扱いについて」2019年5月20日付けで講道館から変更の通知があったそうです。
2019年4月1日以降、地区高段者大会の参加奨励点0.25点が認められたり、日本ベテランズ国際柔道大会の成績も加算出来たりするそうです。


講道館昇段資格に関する内規

六段候補者以上の試合得点の取り扱いについて


変更になったのは以下の2点です。

1.高段者大会の取り扱いについて
2.八段候補者「古式の形」試験について



1.高段者大会の取り扱いについて
2019年4月1日以降に開催される全国、地区高段者大会等に関して、以下の通り取り扱う。

(1)地区高段者大会参加者の「参加奨励点」について
講道館主催の全国高段者大会参加者同様、参加点0.25点が与えられる。
(補足)
すべての参加者に、大会成績にかかわらず参加点が与えられる。

地区高段者大会ということなので、私の場合関東地区の高段者大会が該当することになります。府県高段者大会(東京都6ブロック高段者大会、警視庁高段者大会、北海道5地区高段者大会を含む)の記載はありませんので、10地区柔道連盟(協会・連合会)主催の地区柔道高段者大会が対象となります。(付則2 高段者大会 参照)
昨年の関東柔道高段者大会において、講道館の方が見えられ参加者に意見をヒアリングする場が設けられました。
その際に、この参加奨励点の話をした先生がいらっしゃいました。
恐らく、その意見を吸い上げていただいたのだと思いますが、素早く対応していただいて大変ありがたい話です。
同時に昇段に関して、金銭的な負担の大きさについても改善して欲しいという意見が出ていましたので、これも難しい問題ですが、各都道府県でも金額格差が発生しており、昇段しようと考えている方にとっては切実な問題ですので、参加奨励点同様に早期に改善されることを期待します。



(2)全国柔道整復師高段者大会について
「年間において、さらに全国的規模で行われる高段者大会の成績を1試合のみ計上することができる(内規10(2)イ(エ)参照)」自由参加の大会として、七段、六段昇段候補者の試合得点とすることができる。

全国柔道整復師高段者大会も得点とすることができるようになりました。



(3)日本ベテランズ国際柔道大会(地区ベテランズ柔道大会含む)について
「得点は、講道館、全日本柔道連盟及び講道館段位推薦委託団体が主催又は後援した大会のものに限る(内規4p、8(2)参照)」大会として、七段、六段昇段候補者の試合得点に年間1.0点を計上することができる。
(補足)
トーナメント形式の試合で、試合回数、段位に違いがあるため、対戦相手の段位により試合の得点(内規4p、8(3)参照)を算出して計上することができる(※団体戦は除く)。得点が年間1.0点を越えた場合は、切り捨てられる。

2階級以上上位段者に対する「勝ち」2.0点
1階級上位段者に対する「勝ち」1.5点
同段者に対する「勝ち」1.0点
1階級下位段者に対する「勝ち」0.5点
2階級下位段者に対する「勝ち」0.3点
2階級以上上位段者に対する「引き分け」1.0点
1階級上位段者に対する「引き分け」0.75点
同段者に対する「引き分け」0.5点
内規 8(3)抜粋

団体戦を除く個人戦が対象となります。
従来、五段昇段候補者(四段まで)までの方は、この大会も得点対象でした。今回の改定で六段以上の昇段候補者には得点の機会が増えることになります。
2019年4月1日以降の大会が対象ですので、今年の日本ベテランズ国際柔道大会も対象となります。
私は、1回戦六段、準決勝三段、決勝五段の方と対戦して勝ちましたので、純粋に得点は1.5点+0.3点+1.0点の合計2.8点を獲得したことになりますが、規定により1.0点に切り捨てられるということです。
(試合前の時点で5点でしたので、今回の得点をプラスして6点となりました)
これも大きなプラスの変化です。



2.八段候補者「古式の形」試験について
受験者は、七段昇段後、2年毎の形試験を随時、複数回受験することができる。
(補足)
七段昇段後、地区柔道連盟(連合会・協会)の推薦を受けて、「古式の形」試験を受験し、認定を受けることができる。
受験者は、講道館夏期講習会、講道館形講習会等を受講することが望ましい。



今回の改定は非常に前向きで、良い知らせでした。
私がこの改定を知ったのは、石川県柔道協会のHPです。
2019年5月20日付けで各講道館段位推薦委託団体会長宛に通達が出ていますが、現時点で講道館のHPに改定の記載はなく、内規も改定されていません。
講道館昇段資格に関する内規
昭和32年8月1日制定
昭和34年5月6日改正
昭和35年9月1日改正
昭和40年10月1日改正
昭和41年1月8日改正
昭和58年5月2日改正
平成11年6月14日改正
平成17年4月1日改正
平成20年8月1日改正
平成27年4月1日改正
講道館HP昇段資格についてより抜粋

石川県柔道連盟のHPにおいても、この改定が告知更新されたのは5月26日でしたから、通達日から1週間経過してからです。
私が所属する神奈川県柔道連盟のHPでは、現時点でこの記載はありません。
鎌倉柔道協会錬成会の師範と、先週の土曜日に昇段等のお話した際も、この改定の話はありませんでしたので、恐らくご存知なかったのだと思います。
せっかくの良いお話なのですから、情報公開は素早く行なう方が良いと思います。
これだけ、ネットが発達し、ほぼどの都道府県柔道連盟もポータルサイトを持っているのですから、リアルタイムに近い形で更新頻度を上げるようにする方が、一般の方も助かると思います。
試合結果等も同じだと思いますが、都道府県によって大きく違います。
柔道連盟のHPを見る方は、少なからず柔道をやっている方や柔道に興味がある方が大半で、情報収集をしようと思っていると思います。
それらの方に対して、素早く情報提供することが今後特に求められると思います。

私が所属する鎌倉柔道協会についても同じ問題を抱えています。
柔道界は、このような部分を少しづつでも変えていかなければいけないなと、改めて自分自身でも思った次第です。
先日もその件について、鎌倉でも少し話し合ったところです。
HPを閲覧する人の立場に立った運営を心がけなければいけませんね。


2019年オーストリアジュニア国際大会&東アジア柔道選手権大会

6月1日~2日にオーストリアのライプニッツで行なわれるオーストリアジュニア国際大会と韓国の東海市で行われる東アジア柔道選手権大会の出場者が全日本柔道連盟から発表されました。

全日本柔道連盟

オーストリアジュニア国際大会
大会概要
6月1日
男子
81キロ級、90キロ級、100キロ級、100キロ超級
女子
48キロ級、52キロ級、57キロ級

6月2日
男子
60キロ級、66キロ級、73キロ級
女子
63キロ級、70キロ級、78キロ級、78キロ超級

日本代表
男子
60キロ級 福田大悟(鹿屋体育大)
66キロ級 相田勇司(國學院大)
73キロ級 村上優哉(日本大)
81キロ級 田中優大(国士舘大)
90キロ級 増山香補(明治大)
100キロ級 皆川大記(東洋大)
女子
52キロ級 大森生純(帝京大)、中内柚里(龍谷大)
57キロ級 香川瑞希(東海大)
63キロ級 浦明澄(日本体育大)
70キロ級 朝飛真実(桐蔭学園高)
78キロ級 和田梨乃子(三井住友海上火災保険)


東アジア柔道選手権大会

日本代表
60キロ級 小西誠志郎(国士舘大)
66キロ級 桂嵐斗(日本大1年)
100キロ超級 斉藤立(国士舘高)
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