格闘技は何でも面白い！ : 2018年05月

5月27日に日本武道館で東京学生柔道大会が開催され、男子は東海大、女子5人制は東京学芸大、女子3人制は早稲田大が優勝しました。

男子
3回戦（3回戦進出校が全日本学生柔道優勝大会の出場権獲得）
東海大　　　　〇7－0△　駒沢大
帝京科学大　〇4－2△　法政大
日大　　　　　〇5－0△　専修大
日本体育大　〇2－1△　国学院大
明治大　　　　〇2－1△　慶応義塾大
東洋大　　　　〇6-0△　帝京大
国士舘大　　〇5－0△　順天堂大
中央大　　　〇3－1△　早稲田大

準々決勝
東海大　　〇6－0△　帝京科学大
日大　　　〇3－0△　日本体育大
明治大　　〇3－0△　東洋大
国士舘大〇7－0△　中央大

準決勝
東海大　　〇3－0△　日大
国士舘大〇3－1△　明治大

決勝
　　　　東海大　　〇3－1△　国士舘大
先鋒　安達　 ×（引き分け）×　釘丸
次鋒　松村　△（合わせ技）〇　飯田
五将　後藤　〇（合わせ技）△　吉良
中堅　星野　〇（反則勝ち）△　本間
三将　奥野　 ×（引き分け）×　久野
副将　清水　 ×（引き分け）×　山下
大将　村田　〇（裏投げ）△　山田
国士舘大飯田選手が先制するも、東海大は後藤選手、星野選手ですぐさま逆転。
同点を狙う国士舘山田選手を東海大村田選手が裏投げで一蹴。

女子5人制
準決勝
帝京大　　　　〇5－0△　日大
東京学芸大　〇2－1△　東海大

決勝
東京学芸大　〇2－0△　帝京大

（上記4校と日本体育大、国士舘大、帝京科学大が全日本学生柔道優勝大会の出場権を獲得）

女子3人制
準決勝
早稲田大　〇2－0△　立教大
創価大　　〇2－1△　東京女子体育大

決勝
早稲田大　〇1－0△　創価大

敗者復活戦
慶応義塾大　　　　　〇2－0△　大正大
大東文化大　　　　〇①㈹－1△　東京有明医療大
東京有明医療大　〇①㈹－1△　大正大

（準決勝進出の4校と敗者復活戦で勝利した慶応義塾大、大東文化大、東京有明医療大が全日本学生柔道優勝大会の出場権を獲得）

大会の優秀選手

東京学生柔道優勝大会結果

タグ：: #全日本学生柔道優勝大会; #東京学生柔道優勝大会

グランプリフフホト2日目は、男子73キロ級、81キロ級、女子63キロ級、70キロ級が行われました。

男子73キロ級　橋本荘市選手（パーク24）

世界チャンピオンの橋本選手はプールAに配され、2回戦で BULGAN, Batbold選手（MGL)とSHAIMERDENOV, Bekadil選手（KAZ)の勝者と対戦です。

世界ランク8位のAN, Changrim選手（KOR)はプールC、世界ランク9位のSMAGULOV, Zhansay選手（KAZ)はプールD、エカテリンブルグのグランドスラムチャンピオンのTSEND-OCHIR, Tsogtbaatar選手（MGL)はプールDに配されました。

プールAのもう一人のシード選手は、世界ランク17位のMOHAMMADI, Mohammad選手（IRI)です。

橋本選手の初戦は、2回戦で　SHAIMERDENOV, Bekadil選手（KAZ)と対戦し、指導3による反則勝ち。
3回戦は、DELPOPOLO, Nicholas選手（USA)と対戦し、GSで技あり優勢勝ち。
準々決勝は、FERNANDES, Jorge選手（POR)と対戦し、指導3による反則勝ち。
準決勝は、ZINGG, Anthony選手（GER)と対戦し、合わせ技で一本勝ちし、決勝進出。
決勝は、AN, Changrim選手（KOR)と対戦し、GSで一本背負い投げで技ありを奪われ優勢負け。

優勝　AN, Changrim(KOR)
2位　橋本荘市(JAP)
3位　 TSEND-OCHIR, Tsogtbaatar(MGL)
3位　 ZINGG, Anthony (GER)

橋本選手は、順当に決勝進出しましたが、決勝でAN, Changrim選手に敗れてしまいました。
両者は、同じ神奈川県の高校出身（橋本選手：東海大相模、安選手：桐蔭学園）で、橋本選手が3年の時に安選手が1年という関係。
両者ともに一番負けたくない相手なのかもしれませんね。

81キロ級　　佐々木健史（筑波大）

佐々木選手はプールCに配され、1回戦で MARTIN, Ruben選手（USA)と対戦です。

世界ランク3位のKHALMURZAEV, Khasan選手（RUS)はプールA、世界ランク5位のKHUBETSOV, Alan選手（RUS)はプールC、世界ランク6位のOTGONBAATAR, Uuganbaatar選手（MGL)はプールDに配されました。

佐々木選手の初戦は、1回戦で MARTIN, Ruben選手（USA)と対戦し、十字固めで一本勝ち。
2回戦は、VALOIS-FORTIER, Antoine選手（CAN)と対戦し、再び十字固めで一本勝ち。
準々決勝は、KHUBETSOV, Alan選手（RUS)と対戦し、内股で一本勝ち。
準決勝は、LEE, Seungsu選手（KOR)と対戦し、十字固めで一本勝ちし、全て一本勝ちで決勝進出。
決勝は、KHALMURZAEV, Khasan選手（RUS)と対戦し、合わせ技で一本勝ち。

優勝　佐々木健史(JAP)
2位　 KHALMURZAEV, Khasan(RUS)
3位　 LEE, Seungsu (KOR)
3位　 KHUBETSOV, Alan(RUS)

佐々木選手は今大会絶好調で、KHALMURZAEV, Khasan選手含め全試合一本勝ちで優勝を飾りました。

永瀬選手がケガで欠場を続ける中、藤原選手とともに抜きん出た存在になりつつあります。

63キロ級　　能智亜衣美（筑波大）

能智選手はプールCに配され、2回戦でTREMBLAY, Stefanie選手（CAN)とHAN, Hee ju選手（KOR)の勝者と対戦です。

BALDORJ, Mungunchimeg選手（MGL)がプールAに配されています。

能智選手の初戦は、2回戦で　HAN, Hee ju選手と対戦し、小外刈りで一本勝ち。
準々決勝は、LIU, Han選手（CHN)と対戦し、大外刈りで一本勝ち。
準決勝は、TANG, Jing選手（CHN)と対戦し、小外刈りで一本勝ち。
決勝は、SHARIR, Gili選手（ISR)との対戦でしたが、棄権のため不戦勝。

優勝　能智亜衣美(JAP)
2位　 SHARIR, Gili(ISR)
3位　 CANBEAUCHEMIN-PINARD, Catherine (CAN)
3位　 BOLD, Gankhaich(MGL)

能智選手は、決勝までの3試合を全て一本勝ちで優勝し、結果を残しました。
ややメンバー的に見劣りする出場者でしたので、ある意味優勝して当然と言われてしまうかもしれませんが、それでも確実に結果を残せて良かったです。

70キロ級　　新井千鶴（三井住友海上火災）

世界チャンピオンの新井選手はプールAに配され、2回戦でKIM, Seongyeon選手（KOR)とZHU, Ya選手（CHN)の勝者と対戦です。

世界ランク2位でワールドマスターズチャンピオンのPORTELA, Maria選手（BRA)がプールC、世界ランク5位のBERNHOLM, Anna選手（SWE)はプールD、世界ランク9位のPEREZ, Maria選手（PUR)はプールBに配されています。

新井選手の初戦は、2回戦で　KIM, Seongyeon選手と対戦し、肩固めで一本勝ち。
準々決勝で、HOWELL, Gemma選手（GBR)と対戦し、指導3による反則負け。
敗者復活戦で、PINOT, Margaux選手（FRA)と対戦し、指導3による反則勝ち。
3位決定戦で、PORTELA, Maria選手（BRA)と対戦し、GSで内股で一本勝ち。

決勝は、VAN DIJKE, Sanne選手（NED)とZUPANCIC, Kelita選手（CAN)が対戦し、GSで技ありを奪いVAN DIJKE, Sanne選手が優勝。

優勝　VAN DIJKE, Sanne(NED)
2位　 ZUPANCIC, Kelita(CAN)
3位　 HOWELL, Gemma (GBR)
3位　新井千鶴(JPN)

すっきりと勝ちたかった新井選手ですが、世界選手権以降のグランドスラム東京、パリ、全日本選抜体重別、そして今大会といすれも勝てず、伸び悩んでいます。
世界選手権に向けて、もう一度調子を上げて欲しいですね。

グランプリフフホトの3日目は、男子90キロ級、100キロ級、100キロ超級、女子78キロ級、78キロ超級の5階級が行われました。

90キロ級　　ベイカー茉秋（日本中央競馬会）

ベイカー選手はプールAに配され、1回戦で JGROSSKLAUS, Ciril選手（SUI)と対戦です。

世界チャンピオンで世界ランク4位のMAJDOV, Nemanja選手（SPB)が同じプールAにおり、ベスト8で対戦が濃厚です。

世界ランク6位のGWAK, Donghan選手（KOR)はプールC、世界ランク9位のKHALMURZAEV, Khusen選手（RUS)はプールDに配されました。

ベイカー選手の初戦は、1回戦でJGROSSKLAUS, Ciril選手（SUI)と対戦し、大外刈り技ありで優勢勝ち。
2回戦は、BU, Hebilige選手（CHN)と対戦し、小外刈りで一本勝ち。
準々決勝は、世界チャンピオンのMAJDOV, Nemanja選手（SPB)。GSまで縺れましたが、最後は小外刈りで一本勝ち。
しかし、準決勝以降は棄権ということで、何かしらトラブルがあったのでしょうか。やや心配です。
（追記　肋軟骨を痛めての棄権ということです）

決勝は、GANTULGA, Altanbagana選手（MGL)とGWAK, Donghan選手（KOR)が対戦し、指導3による反則勝ちでGWAK, Donghan選手が優勝。

優勝　GWAK, Donghan(KOR)
2位　 GANTULGA, Altanbagana(MGL)
3位　 SMINK, Jesper (NED)

3位　 TSELIDIS, THEODOROS(GRE)

準々決勝までのベイカー選手は、らしい戦いぶりでした。それだけに、棄権の原因が気になりますね。

100キロ級　　西山大希（新日鉄住金）

西山選手はプールAに配され、1回戦で第8シードの LKHAGVASUREN, Otgonbaatar選手（MGL)と対戦です。

世界ランク5位のCIRJENICS, Miklos選手（HUN)はプールA、ZANKISHIEV, Kazbek選手（RUS)がプールCに配されています。

西山選手の初戦は、1回戦で第8シードの LKHAGVASUREN, Otgonbaatar選手（MGL)と対戦し、指導3による反則勝ち。
2回戦は、SMITH III, L.A.選手（USA)と対戦し、指導3による反則勝ち。
準々決勝は、MINASKIN, Grigori選手（EST)に肩車で一本負け。
敗者復活戦は、BUZACARINI, Rafael選手（BRA）と対戦し、内股で技ありを奪った後、抑え込むと相手が参ったして一本勝ち。
3位決定戦は、指導3による反則勝ちで3位確保。

決勝は、CHO, Guham選手（KOR)とZANKISHIEV, Kazbek選手（RUS）が対戦し、CHO, Guham選手がGSに入ってから技ありを奪い優勢勝ち。

優勝　CHO, Guham(KOR)
2位　 ZANKISHIEV, Kazbek(RUS)
3位　西山大希 (JPN)
3位　 DVARBY, Joakim(SWE)

西山選手は、100キロ級に階級を上げ、まだ戸惑いがあるような感じです。何とか3位を確保しましたが、技を決めきれないシーンを多く見ます。
技でポイントを挙げられるようになりたいところですね。

100キロ超級　日本選手の参加なし

決勝はNAIDAN, Tuvshinbayar選手（MGL)とULZIIBAYAR, Duurenbayar選手（MGL)の同門対決。NAIDAN, Tuvshinbayar選手が一本勝ちし、優勝。

優勝　NAIDAN, Tuvshinbayar(MGL)
2位　 LZIIBAYAR, Duurenbayar(MGL)
3位　 OLTIBOEV, Bekmurod (UZB)
3位　 SILVA, Rafael(BRA)

78キロ級　　佐藤瑠香（コマツ）

佐藤選手はプールDに配され、1回戦でBATTULGA, Khongorzul選手（MGL)と対戦です。

世界ランク1位のAGUIAR, Mayra選手（BRA)はプールA、世界ランク7位のSTEVENSON, Karen選手（NED)はプールCに配されています。

佐藤選手の初戦は、1回戦でBATTULGA, Khongorzul選手（MGL)と対戦し、大内刈りで一本勝ち。
準々決勝は、RAMIREZ, Yahima選手（POR)と対戦し、指導3による反則勝ち。
準決勝は、SOARES, Samanta選手（BRA)と対戦し、指導3による反則勝ち。
決勝は、AGUIAR, Mayra選手（BRA)と対戦し、合わせ技で一本勝ち。

優勝　佐藤瑠香(JAP)
2位　 AGUIAR, Mayra(BRA)
3位　 SOARES, Samanta(BRA)
3位　 CAMARA, Sama hawa(FRA)

佐藤選手は、相手の反則負けを含めて全試合一本勝ちで優勝しました。国内の代表争いが厳しい78キロ級ですので、優勝という結果を残してホッとしていると思います。

78キロ超級　素根輝（南筑高）

素根選手はプールDに配され、2回戦でBATTULGA, Munkhtuya選手（MGL)とLI, Jiaqi選手（CHN)の勝者と対戦です。

世界ランク2位のKIM, Minjeong選手（KOR)はプールA、世界ランク5位のALTHEMAN, Maria Suelen選手（BRA)はプールCni配されています。

素根選手の初戦は、2回戦で　LI, Jiaqi選手と対戦し、指導3による反則勝ち。
準決勝は、WANG, Yan選手（CHN)と対戦し、横四方固めで一本勝ち。
決勝は、KIM, Minjeong選手（KOR)と対戦し、合わせ技で一本勝ち。

優勝　素根輝(JAP)
2位　 KIM, Minjeong(KOR)
3位　 WANG, Yan (CHN)
3位　 ALTHEMAN, Maria Suelen(BRA)

素根選手は、世界ランク2位のKIM, Minjeong選手から、しっかりと一本勝ちし成長の跡を見せました。課題であった、対外国人という戦いにも、一定の成果を出したと言えるのではないでしょうか。

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格闘技は何でも面白い！

2018年05月

東京学生柔道優勝大会結果

グランプリフフホト2日目、3日目