中学時代に始めた柔道の魅力に嵌り、格闘技全般が好きになりました。
柔道整復師の資格を取得し、一時期は仕事として取り組んでいました。
柔道、格闘技、トレーニング、治療のことを中心に書いていきます。
よろしくお願いします。

2017年03月

ルール改定

柔道はリオのオリンピックが終わり、ルール改正が行われました。

国際柔道連盟試合審判規定(2017-2020)改正の要点
 
観客の方にも分かりやすい1本と取る柔道を目指し、有効や合わせ技が廃止されたり、組み方についても緩和されました。

有効は廃止されたというよりも、技ありに格上げされたというか、技ありが有効に格下げされたというかという感じですね。
いくつ技ありと取っても試合は時間まで継続ですので、1本取れる選手が逆転するケースも増えそうですね。

また、指導の累積による反則負けが従来の4回から3回に変更になりましたね。
これも大きなルール変更です。
試合運びに大きな影響を与えると思います。

そして、指導の差だけでは勝敗が決まらず、技によるポイントを重視したルールになりました。
指導だけではゴールデンスコアの延長戦に入ります。
指導を多く取られている選手は、自分がもらえば試合終了ですし、相手に指導が入っても自分の貰っている数に追いつくまでは試合が続きます。

衝撃的だったピストルグリップやポケットグリップの解禁でしたが、ヨーロッパのグランプリシリーズが終わって、さらに見直しがされました。
 
ピストルグリップ、ポケットグリップは直ちに技を掛けなければ指導となるそうです。
確かに、この組み方をずっと認めると、柔道の質が大きく変わりますからね。
 
そんな意味では歓迎ですね。



従来の一発反則負けとなった下半身への攻撃(防御も含む)は、1回目は指導、2回目で反則負けということに。
個人的にはこのルール、無差別級の試合では免除して欲しいと思いますが。
同じ階級ではいいと思いますが、無差別級の試合では軽量選手に不利ですからね。


IJFルールは体重別の概念が色濃く反映されるので、仕方ない部分もありますが、柔道の本来の考えでもある柔よく剛を制すのためにも、無差別級の試合を重視してもいいように思うのですが、どうでしょうかね。



ブリッジによる技の回避は厳罰が下され、一発反則負けということですが、背負い投げを受けた際などの頭をついて体を回す(いわゆる回転ブリッジ)回避法は今のところ反則は取られず有効なようです。
ちょっと解釈が難しい部分ですね。


返し技も、自分の体が死に体になっていると、技を掛けた方のポイントとなるそうです。
返す側は、自分の体が畳についていないことが絶対条件となるようです。
これも、従来揉めるポイントでしたから、分かりやすくなりましたね。


今回のルール改正は概ね良い方向に進むのではないかと思います。
1本取る技を持つ選手が有利ですね。

しかし、マスターズの試合では難しいかもしれませんね。
個人的にはスタミナに自信がありますので、技によるポイントがなければゴールデンスコアとうのは歓迎ですが、一般的ではないですよね。
どうなるのか動向が気になります。

第39回全国高校柔道選手権

3月19日、20日の二日間、九段下の日本武道館にて第39回全国高等学校柔道選手権大会が開催されました。

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私が高校生の頃は、第7回、第8回大会でしたので、もう30年が経過しました。


そんな選手権ですが、今年は神奈川県代表の桐蔭学園が男子は優勝、女子もベスト8という好成績を残しました。

桐蔭学園の優勝は2005年から12年ぶりです。

同じ神奈川県で戦ったこともある高校の優勝に嬉しく思います。

おめでとうございます。


大会前は絶対王者とまで言っても過言ではないほど充実した戦力を誇った桐蔭学園ですが、さすが全国大会です。楽に勝たしてくれる試合はありませんでしたね。


男子決勝は、愛知県の大成高校と抜きつ抜かれつの展開ながらも、最後は大将同士の戦いでしっかりと決着をつけました。


その桐蔭学園ですが、準々決勝では薄氷の勝利がありました。

私の高校の後輩、松本太一監督が率いる長崎日大戦です。


桐蔭学園は、先鋒、次鋒に賀持(今大会81キロ級3位)、村尾のポイントゲッターを2名を配しましたが、見事にニコー、蠣崎で見事に止めました。
松本監督の狙い的中でしょう。

長崎日大としては中堅も悪くても引き分けたかったところでしょうが、経験の差が出たのか優勢負け。


しかし、副将の永田が僅か18秒で一蹴しました。
この日の永田選手は良かったですね。

副将同士の戦いは僅差で桐蔭学園 千野根に軍配が上がり、大将の山口が登場。

スタミナに不安のある千野根を49秒で一本で抜き去り、大将同士の戦いです。

桐蔭学園の関根は、前日の無差別級で2位、山口もベスト8という僅差の争いが予想されました。


結果的には技ありを奪った関根が勝ちましたが、山口は指導3まで追い込んだとか。


聞くところによると、関根に極端な防御姿勢が見られ、審判の協議もあったそうですが、反則負けとなる4つ目の指導は与えられなかったそうです。


ここまで来るのに桐蔭学園は強いというイメージがあり。審判団の心情にも刻み込まれていたため、指導が出なかったのかもしれませんね。 image

長崎日大としては惜しい試合でした。


しかし、この試合はみんなの心に焼きついたはずです。

金鷲旗、インターハイと雪辱のチャンスはありますので、このあとの成長が楽しみです。


桐蔭学園は3冠目指し、頑張って欲しいものです。</
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