2020年に開催される東京オリンピックに向けて、代表選考の内規が改正され、発表されました。
それによりますと、
①国際柔道連盟のランキング(IJFランキング)においてオリンピック出場資格を有すると見込まれる選手が選考の対象となる。
②2019年に開催される世界選手権と日本で開催されるグランドスラムを共に優勝し、強化委員会において出席した強化委員の2/3以上の賛成があった場合、当該選手を代表と内定する。
③①、②の内容を踏まえ、2019年のワールドマスターズ、2020年のグランドスラムパリまたはグランドスラムデュッセルドルフの成績を考慮し、強化委員会において出席した強化委員の2/3以上の賛成があった場合、当該選手を代表と内定する。
④①、②、③のほか、導入されている国内ポイントシステム を代表選考の参考資料とし、下記の対象となる大会結果と内容から総合的に判断する。
⑤①~④を経ても代表が決まらない階級は、全日本選抜体重別選手権大会終了後、1.(3)の代表選考手順に従い選考する。
ということで、今年東京で開催される世界選手権で優勝し、日本で開催されるグランドスラムで優勝すれば、強化委員会に出席した委員の2/3の賛成でオリンピック代表が内定するということです。
つまり、2019年の世界選手権代表者のみに与えられた特権ともいえる選考基準になります。
これにより、代表に内定した選手は、オリンピックに向けてゆっくりと調整ができるメリットがあります。
2019年東京世界柔道選手権代表
女子
この18名のなかで、世界選手権に優勝し、グランドスラムも勝つと、内定される可能性があるということです。
追いかけている選手にとっては、世界選手権に出場している選手が優勝した場合、グランドスラムで勝たれてしまうと、限りなく代表の道が遠のくことになります。
男子60キロ級、66キロ級、73キロ級、女子52キロ級、57キロ級、70キロ級、78キロ超級には適用される可能性が高いと思いますが、男子の3階級は2番手の選手との差が余りないので、内容も問われることでしょう。
女子は78キロ超級を除き、やや2番手選手との差がありますので、2連勝すればすんなりと選ばれるのではないでしょうか。
78キロ超級は、素根選手が直接対決でリードしていますので、世界選手権、グランドスラムで勝てば代表入り内定だと思いますが、朝比奈選手もそうはさせじと戦うと思います。対外国人に対する安定感はやや朝比奈選手が上回る部分もありますので、予断は許せませんね。
それによりますと、
①国際柔道連盟のランキング(IJFランキング)においてオリンピック出場資格を有すると見込まれる選手が選考の対象となる。
②2019年に開催される世界選手権と日本で開催されるグランドスラムを共に優勝し、強化委員会において出席した強化委員の2/3以上の賛成があった場合、当該選手を代表と内定する。
③①、②の内容を踏まえ、2019年のワールドマスターズ、2020年のグランドスラムパリまたはグランドスラムデュッセルドルフの成績を考慮し、強化委員会において出席した強化委員の2/3以上の賛成があった場合、当該選手を代表と内定する。
④①、②、③のほか、導入されている国内ポイントシステム を代表選考の参考資料とし、下記の対象となる大会結果と内容から総合的に判断する。
選考判断の対象となる競技大会① 国際大会・前回のオリンピックまたは世界選手権大会・マスターズ・グランドスラム・グランプリ・コンチネンタルオープン・大陸選手権大会(アジア競技大会、アジアパシフィック選手権大会)・その他(強化委員会が派遣する国際大会等)② 国内大会・講道館杯全日本体重別選手権大会・全日本選抜体重別選手権大会・全日本選手権大会(原則、男子は 100 ㎏超級、女子は 78 ㎏超級)・全日本学生体重別選手権大会(ユニバーシアード競技大会の選考判断の対象とする)
⑤①~④を経ても代表が決まらない階級は、全日本選抜体重別選手権大会終了後、1.(3)の代表選考手順に従い選考する。
1.(3)代表選手選考手順①日本代表選手選考は、まず男女コーチ会議にて代表選手候補者の原案を作成し、最終決定する。②決定には強化委員会において委員の三分の二以上が出席し、審議の上、出席した委員が当該候補者を代表選手とすることにつき賛否を問い、過半数の賛成を獲得した場合にはその選手を代表として選出する。選考結果が同数の場合には、強化委員長の決定にゆだねられる。ただし、当該選手と所属が同一である等特別の利害関係を有する委員は議決に加わることができない。③選考に際しては、最も金メダル獲得が期待できる選手を念頭に以下の選考基準を参考に実施する。また、各大会における代表候補選手の情報収集は、監督が適切な強化コーチと共に行う。
ということで、今年東京で開催される世界選手権で優勝し、日本で開催されるグランドスラムで優勝すれば、強化委員会に出席した委員の2/3の賛成でオリンピック代表が内定するということです。
つまり、2019年の世界選手権代表者のみに与えられた特権ともいえる選考基準になります。
これにより、代表に内定した選手は、オリンピックに向けてゆっくりと調整ができるメリットがあります。
2019年東京世界柔道選手権代表
男子
60キロ級 髙藤直寿(パーク24)、永山竜樹(了徳寺学園職)
66キロ級 丸山城志郎(ミキハウス)、阿部一二三(日体大)
73キロ級 大野将平(旭化成)
81キロ級 藤原崇太郎(日体大)
90キロ級 向翔一郎(ALSOK)
100キロ級 ウルフアロン(了徳寺学園職)
100キロ超級 原沢久喜(百五銀行)
女子
48キロ級 渡名喜風南(パーク24)
52キロ級 阿部詩(日体大)、志々目愛(了徳寺学園職)
57キロ級 芳田司(コマツ)
63キロ級 田代未来(コマツ)
70キロ級 新井千鶴(三井住友海上火災保険)
78キロ級 濵田尚里(自衛隊体育学校)
78キロ超級 素根輝(環太平洋大)、朝比奈沙羅(パーク24)
この18名のなかで、世界選手権に優勝し、グランドスラムも勝つと、内定される可能性があるということです。
追いかけている選手にとっては、世界選手権に出場している選手が優勝した場合、グランドスラムで勝たれてしまうと、限りなく代表の道が遠のくことになります。
男子60キロ級、66キロ級、73キロ級、女子52キロ級、57キロ級、70キロ級、78キロ超級には適用される可能性が高いと思いますが、男子の3階級は2番手の選手との差が余りないので、内容も問われることでしょう。
女子は78キロ超級を除き、やや2番手選手との差がありますので、2連勝すればすんなりと選ばれるのではないでしょうか。
78キロ超級は、素根選手が直接対決でリードしていますので、世界選手権、グランドスラムで勝てば代表入り内定だと思いますが、朝比奈選手もそうはさせじと戦うと思います。対外国人に対する安定感はやや朝比奈選手が上回る部分もありますので、予断は許せませんね。