グランプリフフホトの初日は、男子60キロ級、66キロ級、女子48キロ級、52キロ級、57キロ級の5階級が実施されました。
男子60キロ級 大島優磨選手(旭化成)
大島選手の1回戦は、SU, Rilege 選手(CHN)と対戦し、三角から抑えこんで1分44秒一本勝ちし2回戦に進出です。
2回戦は、強豪SMETOV, Yeldos選手(KAZ)と対戦です。
ゴールデンスコアにまで縺れ、最後は大島選手の体落としを抱きかかえて後ろに返し技ありを奪われ、残念ながら優勢負け。
決勝は、SMETOV, Yeldos選手(KAZ)と KYRGYZBAYEV, Gusman選手 (KAZ)の同門対決となり、SMETOV, Yeldos選手が貫禄の一本勝ち。
優勝 SMETOV, Yeldos(KAZ)
2位 KYRGYZBAYEV, Gusman(KAZ)
3位
3位 OGUZOV, Albert (RUS)
男子66キロ級 丸山城四郎選手(ミキハウス)
丸山選手の2回戦は、TE, Artur 選手(KGZ)と対戦し、1分35秒内股で一本勝ちし、3回戦に進出。
3回戦は、JURAKIC, Denis選手 (SRB)とも対戦し、袖釣り込みで技あり(一本でも良い切れ味)を奪った後、そのまま立たせずに送り襟絞めで3分43秒一本勝ちし、AN, Baul選手との準々決勝に挑みます。
AN, Baul選手との準々決勝は、丸山選手が開始早々に内股から巻き込んで技ありを先制。続いて、組際の袖釣り込みを仕掛けると見事に決まる。強敵AN, Baul選手を55秒一本勝ちで下し、準決勝進出です。
準決勝は、ABDULZHALILOV, Abdula選手 (RUS)と対戦し、中盤に内股で大きく投げ、主審は一旦一本を宣言するも技ありに修正。そのまま優勢勝ち。
決勝は、PULIAEV, Mikhail 選手(RUS)と対戦です。
丸山選手が3分42秒、指導3による反則勝ちで優勝。
優勝 丸山城四郎(JAP)
2位 PULIAEV, Mikhail (RUS)
3位 AN, Baul (KOR)
3位 ZHUMAKANOV, Yeldos (KAZ)
永年の宿敵であるAN, Baul選手に完勝し、今大会の丸山選手の戦いぶりは安定していました。
持ち前の技の切れも抜群で、組んでからも、組際でも投げまくっていました。
阿部選手という世界チャンピオンがいる階級だけに、しっかりと実績を積み重ね、お互いに切磋琢磨して欲しいものです。
女子48キロ級 近藤亜美選手(三井住友海上火災)
女子52キロ級 阿部詩選手(夙川学院高)
女子57キロ級 玉置桃選手(三井住友海上火災)
男子60キロ級 大島優磨選手(旭化成)
大島選手はプールAに配され、1回戦でSU, Rilege 選手(CHN)と対戦です。
勝ち上がるとSMETOV, Yeldos選手(KAZ)が待ち構えます。
同じプールAには、世界ランク3位のMSHVIDOBADZE, Robert選手(RUS)がいます。
TAKABATAKE, Eric選手(BRA)、PELIM, Phelipe選手(BRA)のブラジル勢はプールB、
世界ランク6位のDASHDAVAA, Amartuvshin選手(MGL)はプールC、世界ランク7位のKYRGYZBAYEV, Gusman選手(KAZ)はプールDに配されました。
大島選手の1回戦は、SU, Rilege 選手(CHN)と対戦し、三角から抑えこんで1分44秒一本勝ちし2回戦に進出です。
2回戦は、強豪SMETOV, Yeldos選手(KAZ)と対戦です。
ゴールデンスコアにまで縺れ、最後は大島選手の体落としを抱きかかえて後ろに返し技ありを奪われ、残念ながら優勢負け。
決勝は、SMETOV, Yeldos選手(KAZ)と KYRGYZBAYEV, Gusman選手 (KAZ)の同門対決となり、SMETOV, Yeldos選手が貫禄の一本勝ち。
優勝 SMETOV, Yeldos(KAZ)
2位 KYRGYZBAYEV, Gusman(KAZ)
3位
DASHDAVAA, Amartuvshin (MGL)
3位 OGUZOV, Albert (RUS)
男子66キロ級 丸山城四郎選手(ミキハウス)
丸山選手はプールAに配され、2回戦で TE, Artur 選手(KGZ)と対戦です。
世界ランク7位のAN, Baul選手(KOR)がプールA、世界ランク11位のZHUMAKANOV, Yeldos選手(KAZ)はプールCに配されています。
順当に勝ち上がると、ベスト8でAN, Baul選手と対戦になります。
丸山選手の2回戦は、TE, Artur 選手(KGZ)と対戦し、1分35秒内股で一本勝ちし、3回戦に進出。
3回戦は、JURAKIC, Denis選手 (SRB)とも対戦し、袖釣り込みで技あり(一本でも良い切れ味)を奪った後、そのまま立たせずに送り襟絞めで3分43秒一本勝ちし、AN, Baul選手との準々決勝に挑みます。
AN, Baul選手との準々決勝は、丸山選手が開始早々に内股から巻き込んで技ありを先制。続いて、組際の袖釣り込みを仕掛けると見事に決まる。強敵AN, Baul選手を55秒一本勝ちで下し、準決勝進出です。
準決勝は、ABDULZHALILOV, Abdula選手 (RUS)と対戦し、中盤に内股で大きく投げ、主審は一旦一本を宣言するも技ありに修正。そのまま優勢勝ち。
決勝は、PULIAEV, Mikhail 選手(RUS)と対戦です。
丸山選手が3分42秒、指導3による反則勝ちで優勝。
優勝 丸山城四郎(JAP)
2位 PULIAEV, Mikhail (RUS)
3位 AN, Baul (KOR)
3位 ZHUMAKANOV, Yeldos (KAZ)
永年の宿敵であるAN, Baul選手に完勝し、今大会の丸山選手の戦いぶりは安定していました。
持ち前の技の切れも抜群で、組んでからも、組際でも投げまくっていました。
阿部選手という世界チャンピオンがいる階級だけに、しっかりと実績を積み重ね、お互いに切磋琢磨して欲しいものです。
女子48キロ級 近藤亜美選手(三井住友海上火災)
近藤選手はプールDに配され、2回戦で VAUGARNY, Melodie選手(FRA)とPERSIDSKAIA, Mariia選手(RUS)の勝者と対戦です。
世界ランク1位のMUNKHBAT, Urantsetseg選手(MGL)はプールA、世界ランク4位のNIKOLIC, Milica選手(SPB)はプールCに配されています。
近藤選手の初戦となる2回戦は、VAUGARNY, Melodie選手(FRA)と対戦し、寝技の攻防から上手く返して抑え込み1分45秒で一本勝ち。
準々決勝は、RISHONY, Shira 選手(ISR)と対戦し、相手の肩車を潰し、すぐさま加藤返しを狙うもディフェンスされ、すぐに絞め狙いに変更、注意が首に行き腕ががら空きになったのを見逃さず腹固めで腕を取り、すぐさまオモプラッタから抑え込みに変化し2分58秒で一本勝ち。見事な寝技の動きで準決勝進出。
準決勝は、CHIBANA, Gabriela選手 (BRA)と対戦し、近藤選手が場外際で思い切り内股に入ると相手は大きく飛んで技あり。そのまま抑え込んで1分56秒一本勝ち。
決勝は、 KANG, Yujeong選手 (KOR)です。
近藤選手が技ありを奪い優勢勝ち。
優勝 近藤亜美(JAP)
2位 KANG, Yujeong(KOR)
3位 RISHONY, Shira (ISR)
3位 MUNKHBAT, Urantsetseg(MGL)
初戦でJEONG, Bokyeong選手 (KOR)が LIU, Ting選手に (CHN)一本で敗れる波乱があり、世界ランク1位のMUNKHBAT, Urantsetseg選手も準々決勝でGILIAZOVA, Sabina選手 (RUS)に指導3の反則負けで消えました。そのような中、近藤選手はしっかりと優勝という結果を残しました。近藤選手の初戦となる2回戦は、VAUGARNY, Melodie選手(FRA)と対戦し、寝技の攻防から上手く返して抑え込み1分45秒で一本勝ち。
準々決勝は、RISHONY, Shira 選手(ISR)と対戦し、相手の肩車を潰し、すぐさま加藤返しを狙うもディフェンスされ、すぐに絞め狙いに変更、注意が首に行き腕ががら空きになったのを見逃さず腹固めで腕を取り、すぐさまオモプラッタから抑え込みに変化し2分58秒で一本勝ち。見事な寝技の動きで準決勝進出。
準決勝は、CHIBANA, Gabriela選手 (BRA)と対戦し、近藤選手が場外際で思い切り内股に入ると相手は大きく飛んで技あり。そのまま抑え込んで1分56秒一本勝ち。
決勝は、 KANG, Yujeong選手 (KOR)です。
近藤選手が技ありを奪い優勢勝ち。
優勝 近藤亜美(JAP)
2位 KANG, Yujeong(KOR)
3位 RISHONY, Shira (ISR)
3位 MUNKHBAT, Urantsetseg(MGL)
女子52キロ級 阿部詩選手(夙川学院高)
阿部選手はプールCに配され、2回戦で CHEN, Jin feng選手(CHN)とBISHRELT, Khorloodoi選手(MGL)の勝者と対戦です。
世界ランク2位のMIRANDA, Erika選手が(BRA)プールAに配されています。
阿部選手の初戦となる2回戦は、BISHRELT, Khorloodoi選手(MGL)と対戦し、まず袖釣り込みで技ありを先制、最後は内股で投げ1分3秒一本勝ち。
準々決勝は、JANG, Yejin 選手(KOR)と対戦でし、韓国背負いで崩した後、腕絡みを取りつつ抑え込み、関節を極めて2分4秒一本勝ちし、準決勝進出。
準決勝は、DELGADO, Angelica選手 (USA)と対戦し、内股で技ありを先制した後、最後は大外刈りで技ありを追加し、45秒合わせ技で一本勝ち。
決勝は、地元WU, Shugen選手 (CHN)です。
阿部選手が1分42秒一本勝ち。
(Photo by IJF)
優勝 阿部詩(JAP)
2位 WU, Shugen(CHN)
3位 PARK, Da Sol (KOR)
3位 PEREZ BOX, Ana (ESP)
初戦でMIRANDA, Erika選手(BRA)がKAZARINA, Yulia選手 (RUS)に一本で敗れる波乱があり、KAZARINA, Yulia選手 (RUS)も準々決勝でPEREZ BOX, Ana選手 (ESP)に敗れました。
阿部選手は安定した戦いぶりで、優勝を勝ち取りました。
阿部選手の初戦となる2回戦は、BISHRELT, Khorloodoi選手(MGL)と対戦し、まず袖釣り込みで技ありを先制、最後は内股で投げ1分3秒一本勝ち。
準々決勝は、JANG, Yejin 選手(KOR)と対戦でし、韓国背負いで崩した後、腕絡みを取りつつ抑え込み、関節を極めて2分4秒一本勝ちし、準決勝進出。
準決勝は、DELGADO, Angelica選手 (USA)と対戦し、内股で技ありを先制した後、最後は大外刈りで技ありを追加し、45秒合わせ技で一本勝ち。
決勝は、地元WU, Shugen選手 (CHN)です。
阿部選手が1分42秒一本勝ち。
(Photo by IJF)
優勝 阿部詩(JAP)
2位 WU, Shugen(CHN)
3位 PARK, Da Sol (KOR)
3位 PEREZ BOX, Ana (ESP)
初戦でMIRANDA, Erika選手(BRA)がKAZARINA, Yulia選手 (RUS)に一本で敗れる波乱があり、KAZARINA, Yulia選手 (RUS)も準々決勝でPEREZ BOX, Ana選手 (ESP)に敗れました。
阿部選手は安定した戦いぶりで、優勝を勝ち取りました。
女子57キロ級 玉置桃選手(三井住友海上火災)
玉置選手はプールAに配され、1回戦でVERHAGEN, Sanne選手(NED)と対戦です。
世界ランク7位のNELSON LEVY, Timna選手(ISR)がプールA、世界ランク8位のROPER, Miryam選手(PAN)がプールC、オリンピックチャンピオンのSILVA, Rafaela選手(BRA)がプールB、また、日本からカナダの国籍を取得した出口クリスタ選手もプールBに配されました。
玉置選手の1回戦は、VERHAGEN, Sanne選手(NED)と対戦し、相手の技を潰し、そのまま寝技で攻め抑え込み2分11秒一本勝ちと順調なスタートです。
2回戦は LU, Tongjuan選手 (CHN)と対戦し、小外掛けで技ありを先制し、相手が取り返そうと前掛かりになったところを谷落とし気味の小外掛けで2分21秒一本勝ち。準々決勝進出。
準々決勝は、NELSON LEVY, Timna 選手(ISR)と対戦し、相手が中途半端に技を掛け、潰れた所を後ろから攻め、立ち上がろうとした一瞬の隙を突き、送り襟絞めで42秒一本勝ちし、準決勝進出。
準決勝は、DEGUCHI, Christa 選手(CAN)と対戦です。
お互いに手の内を知り尽くした者同士ですので、決め手を欠き指導1づつを貰う展開。
残り3秒、組み勝った出口選手が小外掛けから大外刈りに連絡し一本勝ち。
玉置選手は3位決定戦へ。
3位決定戦は、 KARAKAS, Hedvig選手 (HUN)と対戦でし、2分1秒一本勝ちで3位を死守。
決勝は、DEGUCHI, Christa 選手(CAN)とKLIMKAIT, Jessica選手 (CAN)の同門対決。
同門対決ということで何が何でも勝ちたい出口選手は、2分33秒一本勝ちで優勝。
優勝 近藤亜美(JAP)
2位 KANG, Yujeong(KOR)
3位 玉置桃 (JAP)
3位 KWON, Youjeong (KOR)
玉置選手は、準決勝で出口選手に敗れましたが、3位決定戦では一本勝ちし3位を確保しました。
出口選手は、カナダ代表として出場するようになり、好調が続いています。出場したヨーロッパオープン、グランドスラムパリ、パンアメリカン、そして今回のグランプリフフホトの4大会全てに優勝です。今後が楽しみですね。
玉置選手の1回戦は、VERHAGEN, Sanne選手(NED)と対戦し、相手の技を潰し、そのまま寝技で攻め抑え込み2分11秒一本勝ちと順調なスタートです。
2回戦は LU, Tongjuan選手 (CHN)と対戦し、小外掛けで技ありを先制し、相手が取り返そうと前掛かりになったところを谷落とし気味の小外掛けで2分21秒一本勝ち。準々決勝進出。
準々決勝は、NELSON LEVY, Timna 選手(ISR)と対戦し、相手が中途半端に技を掛け、潰れた所を後ろから攻め、立ち上がろうとした一瞬の隙を突き、送り襟絞めで42秒一本勝ちし、準決勝進出。
準決勝は、DEGUCHI, Christa 選手(CAN)と対戦です。
お互いに手の内を知り尽くした者同士ですので、決め手を欠き指導1づつを貰う展開。
残り3秒、組み勝った出口選手が小外掛けから大外刈りに連絡し一本勝ち。
玉置選手は3位決定戦へ。
3位決定戦は、 KARAKAS, Hedvig選手 (HUN)と対戦でし、2分1秒一本勝ちで3位を死守。
決勝は、DEGUCHI, Christa 選手(CAN)とKLIMKAIT, Jessica選手 (CAN)の同門対決。
同門対決ということで何が何でも勝ちたい出口選手は、2分33秒一本勝ちで優勝。
優勝 近藤亜美(JAP)
2位 KANG, Yujeong(KOR)
3位 玉置桃 (JAP)
3位 KWON, Youjeong (KOR)
玉置選手は、準決勝で出口選手に敗れましたが、3位決定戦では一本勝ちし3位を確保しました。
出口選手は、カナダ代表として出場するようになり、好調が続いています。出場したヨーロッパオープン、グランドスラムパリ、パンアメリカン、そして今回のグランプリフフホトの4大会全てに優勝です。今後が楽しみですね。