3月19日、20日の二日間、九段下の日本武道館にて第39回全国高等学校柔道選手権大会が開催されました。

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私が高校生の頃は、第7回、第8回大会でしたので、もう30年が経過しました。


そんな選手権ですが、今年は神奈川県代表の桐蔭学園が男子は優勝、女子もベスト8という好成績を残しました。

桐蔭学園の優勝は2005年から12年ぶりです。

同じ神奈川県で戦ったこともある高校の優勝に嬉しく思います。

おめでとうございます。


大会前は絶対王者とまで言っても過言ではないほど充実した戦力を誇った桐蔭学園ですが、さすが全国大会です。楽に勝たしてくれる試合はありませんでしたね。


男子決勝は、愛知県の大成高校と抜きつ抜かれつの展開ながらも、最後は大将同士の戦いでしっかりと決着をつけました。


その桐蔭学園ですが、準々決勝では薄氷の勝利がありました。

私の高校の後輩、松本太一監督が率いる長崎日大戦です。


桐蔭学園は、先鋒、次鋒に賀持(今大会81キロ級3位)、村尾のポイントゲッターを2名を配しましたが、見事にニコー、蠣崎で見事に止めました。
松本監督の狙い的中でしょう。

長崎日大としては中堅も悪くても引き分けたかったところでしょうが、経験の差が出たのか優勢負け。


しかし、副将の永田が僅か18秒で一蹴しました。
この日の永田選手は良かったですね。

副将同士の戦いは僅差で桐蔭学園 千野根に軍配が上がり、大将の山口が登場。

スタミナに不安のある千野根を49秒で一本で抜き去り、大将同士の戦いです。

桐蔭学園の関根は、前日の無差別級で2位、山口もベスト8という僅差の争いが予想されました。


結果的には技ありを奪った関根が勝ちましたが、山口は指導3まで追い込んだとか。


聞くところによると、関根に極端な防御姿勢が見られ、審判の協議もあったそうですが、反則負けとなる4つ目の指導は与えられなかったそうです。


ここまで来るのに桐蔭学園は強いというイメージがあり。審判団の心情にも刻み込まれていたため、指導が出なかったのかもしれませんね。 image

長崎日大としては惜しい試合でした。


しかし、この試合はみんなの心に焼きついたはずです。

金鷲旗、インターハイと雪辱のチャンスはありますので、このあとの成長が楽しみです。


桐蔭学園は3冠目指し、頑張って欲しいものです。</