玉縄中学編

玉縄中学柔道部に入部してから約3週間経過した5月5日のこどもの日。
鎌倉市立体育館にて結構広い範囲(鎌倉から横須賀の方からも来ていた記憶あり)から参加していました。
横須賀の名門、渡辺道場の選手もいたような。


確か、小学生、中学生の参加だったような気がする。



試合形式は個人戦の3人抜き試合だったかな。



デビュー戦の相手は確か後に横須賀学院に進み、国体予選で戦うこととなった、芹沢選手だと思います。
小学校時代から柔道をやっていた、経験者です。



結果はもちろん1本負け。
これ以降、デビュー戦は負けるというジンクスがついて回ります。
高校の練習試合のデビュー戦(日大で行われた練習試合 まだ正式に入学する前でした)も負けました。
練習試合とはいえ、同期の中で一番最初に試合に出してもらえましたからね。それは嬉しかった!


両親も見に来ていましたが。怪我しないかハラハラしたとか。



そして、1年の夏、中体連の試合。
市内大会では、全員2年生のうちの中学は見事に団体優勝。
県大会に駒を進めます。


個人戦では私はどうだったか、記憶がありません。
たぶん、1回戦負けでしょう。



県大会では団体戦の壁が厚かった。
確か大鳥中学に負けたと思います。


あっという間に1年が終わり2年になり、徐々に実力もアップ。


夏の中体連の鎌倉市の個人戦では、学年別の決勝に勝ち上がり、その年県大会で3位になった月村圭寿に惜敗。
この時負けた月村とは未だに付き合いがあります!
しかし、県大会の出場権を手に入れた。
この年の団体戦も、玉縄中学は圧勝。
先輩たちは個人戦もベスト4を独占という活躍でした。
決勝は師匠の大室先輩とキャプテン橋本先輩との対決。
再々延長でようやく決着がつき、師匠の勝利。
橋本先輩は悔し涙を流したそうです。


大会は無差別で行われましたが、県大会は体重別という変則形式。
私は、下から2つ目の階級だったと思います。


県大会は戸塚中学の選手に負けて1回戦敗退。
団体では、全員左組だった六浦中学に負けました。
この結果、翌年入学してきた選手は全員左組みにさせられていましたよ。(後に問題発生!右組みがおらず、右組みが苦手という事態が発生です)


先輩達は橋本先輩、大室先輩ともに予想外の所で敗退。
橋本先輩は後に仕方ないことが判明。
変わりに石井孝司先輩が、得意の十字締めを駆使して3位入賞!
見事でしたよ!


秋には三浦半島の大会の個人戦無差別級で準優勝し、冬には市内の大会の個人戦に優勝するなど、徐々に成長してきました。


2月の県の新人戦(団体戦)では、1学年下の市場中の有望な選手を叩きのめし、ちょっとは名前が知られるようになったようです。
(チームは負けましたけどね)


中学柔道も最終学年となり、3回目の5月5日の大会に挑む。


今回の相手は、強豪大津中学のレギュラーでもある岩野選手。
のちに逗子開成高校に進み、神奈川県代表となった選手です。


結果は引き分け。
勝ちきれませんでした。抜き試合は苦手ですね
(^^ゞ



さて、いよいよ中学柔道の集大成、夏の中体連の市内大会。
昨年の先輩たちのチームと比べ、小粒なのは否めない。
この年から湘南地区大会が導入され、湘南地区で2位以内に入らなければ県大会に進めないという規定ができた。



湘南大会の前に鎌倉市の市内大会が開催され、個人戦では前年に破れた月村選手を破り優勝したものの、団体戦は2位(4チーム中)と惨敗。



県大会進出に黄信号です。



湘南大会には鎌倉市内の4チーム(玉縄、岩瀬、大船、腰越)に、茅ヶ崎の強豪鶴峰、急造チームながら、日藤の師範の息子2人を擁する湘南台の6チームが参加。



予選リーグは、湘南台、腰越と同じブロックでした。
腰越には難なく勝ち、強豪と思っていた湘南台は、宮本兄弟は強かったが、他が弱く腰越に敗退。
私たちも勝ち、予選を1位で通過です。



もうひとつのブロックからは、鶴峰と岩瀬が上がってくると思っていたら、大船が奇跡の1位通過。
岩瀬が2位で通過し、鶴峰は予選落ち。
練習試合では鶴峰に歯が立たず、当たりたくなかっただけに、複雑ながら朗報でした。



しかし、準決勝の相手は市内大会を制した難敵の岩瀬。
曲者揃いのチームですが、私も勝って2-1で決勝へ。


決勝は大船が勝ち上がってきましたが、準決勝の勢いに乗り3-1で快勝!


見事に県大会の出場権を取り、優勝もできました!



個人戦も決勝で湘南台の宮本選手と当たり、延長に入る大激闘。
(宮本選手は後にライバルであり親友となりました!)
延長に入り、30秒程度経過したところで、相手の頭を下に押さえ、起き上がるタイミングで得意の内股に入ると、ゴッツイ切れ味で決まり、1本勝ち!



私の柔道人生で一番の切れ味の内股と今でも思っています。



団体、個人と優勝で締めくくられた、湘南地区大会でした。



そして、これが決め手となったのか、中体連の県の総合体育大会の開会式の選手宣誓の大役が回ってきました。
当初は、良く理解できていませんでしたが、今考えるとすごいことですね。
当時の神奈川新聞にも写真入で掲載され、インタビューも載りました(笑)



さて、次は全国へ向けて県大会です!