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先週、7月1日（土）、神奈川県立武道館にて第72回えひめ国民体育大会の柔道競技、少年男子の予選が開催されました。



結果としては、

先鋒　半田颯(桐蔭学園)
次鋒　湯本祥真(桐蔭学園)
中堅　村尾三四郎(桐蔭学園)
副将　関根聖隆(桐蔭学園)
大将　千野根有我(桐蔭学園)

と、桐蔭学園の完全制覇に終わりました。


では、各部門の勝ち上がりと結果を見てみましょう。


先鋒　60キロ級
ベスト８には、以下の8名が進出です。（太字が勝者）

中山雄介(桐蔭学園)対椙本光真(東海大相模)　優勢勝ち
佐々木光太朗(桐蔭学園)対林音樹(東海大相模)　優勢勝ち
大石瑠依(桐蔭学園)対狩野銀河(光明相模原)　横四方固め
東山祐汰(東海大相模)対半田颯(桐蔭学園)　反則勝ち
ということで、準決勝は同門同士の戦いです。

準決勝
椙本 光真(東海大相模)対林 音樹(東海大相模)　一本背負い
大石瑠依(桐蔭学園)対半田颯(桐蔭学園)　送り襟締め

決勝
椙本光真(東海大相模)対半田颯(桐蔭学園)　優勢勝ち
春の選手権、インターハイ予選と苦杯を喫していた半田選手が神奈川の頂点に立ちました。


次鋒　73キロ級
ベスト８には、以下の8名が進出です。（太字が勝者）

佐藤虎太郎(桐蔭学園)対足立海音(東海大相模)　袖釣り込み腰
新井雄士(日大高)対谷竜太(相洋)　優勢勝ち
相澤隼人(日大高)対湯本祥真(桐蔭学園)　内股
相田勇司(相洋)対古澤翼(慶應)　大外刈り

準決勝
佐藤虎太郎(桐蔭学園)対谷竜太(相洋)　背負い投げ
湯本祥真(桐蔭学園)対相田勇司(相洋)　優勢勝ち
決勝はそれぞれの階級でインターハイ代表の選手同士の争いです。

決勝
佐藤虎太郎(桐蔭学園)対湯本祥真(桐蔭学園)　優勢勝ち
この戦いは、66キロ級のチャンピオン湯本選手に軍配が上がりました。


中堅　90キロ級
ベスト８には、以下の8名が進出です。（太字が勝者）

村尾三四郎(桐蔭学園)対村岡勇太(横浜)　大外刈り
長嶺文哉(武相)対立川佑(横浜)　優勢勝ち
バルガス クリスティアン(武相)対松谷竜馬(東海大相模)　裏投げ
鳴海勝成(東海大相模)対秦七伎 (慶應）　優勢勝ち

準決勝
村尾三四郎(桐蔭学園)対立川佑(横浜)　けさ固め
松谷竜馬(東海大相模)対鳴海勝成(東海大相模)　優勢勝ち

決勝
村尾三四郎(桐蔭学園)対松谷竜馬(東海大相模)　払腰
インターハイに続き、絶対王者の村尾選手が優勝です。


副将　100キロ級
ベスト８には、以下の8名が進出です。（太字が勝者）

関根聖隆(桐蔭学園)対田尻雄太郎(逗子開成)　腕ひしぎ十字固め
吉田 陽翔(相洋)対平下麟太郎 (東海大相模)　払腰
髙山康太(桐蔭学園)対大村康太(東海大相模)　内股
浪花優輝(相洋)対榎田 大人 (東海大相模)　反則勝ち

準決勝
関根聖隆(桐蔭学園)対平下麟太郎 (東海大相模)　優勢勝ち
髙山康太(桐蔭学園)対浪花優輝(相洋)　優勢勝ち
決勝は次鋒の部に続き、同門対決です。

決勝
関根聖隆(桐蔭学園)対髙山康太(桐蔭学園)　小外掛け
全国団体優勝の立役者でもある関根選手が貫禄の一本勝ちで優勝しました。


大将　無差別
ベスト８には、以下の8名が進出です。（太字が勝者）

石川智啓(東海大相模)対賀持喜道(桐蔭学園)　小外刈り
町方昂睴(桐蔭学園)対山本銀河(東海大相模)　けさ固め
葉山喜士(日大藤沢)対大野啓輔(慶應)　横四方固め
成澤登夢(東海大相模)対千野根有我(桐蔭学園)　内股
注目の石川選手対賀持選手は、インターハイ選手の意地を見せた石川選手が一本勝ち。
母校の後輩、葉山選手は健闘のベスト8進出でした。まだ、1年生ですから、来年、再来年が楽しみですね。

準決勝
石川智啓(東海大相模)対山本銀河(東海大相模)　後ろけさ固め
大野啓輔(慶應)対千野根有我(桐蔭学園)　大外刈り
決勝はインターハイ予選の再現です。

決勝
石川智啓(東海大相模)対千野根有我(桐蔭学園)　内股透かし
インターハイ予選のリベンジを千野根選手が果たしました。


前述の通り、桐蔭学園の純血チームでえひめ国体に挑みます。
選手権の無差別団体戦優勝チームのレギュラーが4人ですから、強力なチームですね。

優勝候補であることに違いないと思います。
神奈川を代表して出場することは、いつもと変わりありませんが、国体はいつも以上にその感覚が強いと思います。
頑張って欲しいものです。

春の関東大会神奈川県大会が終了すると、2週間後にはインターハイ予選の個人戦が行われます。


戦前には神奈川新聞での特集もあり、私は優勝候補として掲載されました。
嬉しくて、それ以来神奈川新聞を取り続けています（笑）


私がエントリーした71キロ級は、第1シードに武相の松崎選手、第2シードが私、第3シードが桐蔭の宮本選手 、第4シードが桐蔭の浜田選手という割り振りでした。


私は順調に勝ち進むと、準々決勝で東海相模の佐々木選手、準決勝で浜田選手と対戦でした。 
私と同じ高校からは原田選手がエントリーし、準々決勝で宮本選手です。
松崎選手の準々決勝は、東海相模の福田選手。
浜田選手は横須賀学院の芹沢選手と準々決勝だったでしょうか。


順調に勝ち上がり、準々決勝は同時に開催です。
私の相手は予想通り東海相模の佐々木選手。
彼とは、2週間前に関東大会の団体戦で対戦し、8秒で完勝しておりました。
ここに隙が出来たのは間違いありません。

優勝候補の筆頭として新聞に載り、こんなところで負けるはずがないと自信満々であったのです。 

また、知らず知らずのうちに調整も失敗していたようです。
試合開始してしばらくした際に、足が痙攣しそうになり、抑えて慎重に行こうと思ってしまったのです。
そんな楽して勝てる訳がありません。
佐々木選手も2週間前の借りを返そうと必死でした。
そんなタイミングで、佐々木選手の得意技の大内刈りを不用意に受けてしまい、技ありを取られてしまいました。

1本と言われても仕方ない投げられ方でした。

ここから必死に取り返しに攻めますが、簡単には取れません。
寝技の攻防になり、背後から十字固めを狙い、返すことに成功し、その瞬間に何とか勝てたと油断しました。 
そのタイミングで逃がしてしまいました。

これで万事休す。

準々決勝で敗退です。

もう一人の優勝候補、松崎選手も福田選手にまさかの敗退。
浜田選手は順調に勝ち上がり、宮本選手も膝を痛めながらも原田選手に競り勝ちベスト4に進出しました。


準決勝は浜田選手が佐々木選手を下し、宮本選手が福田選手を下し、3年連続で桐蔭同士の決勝となり、浜田選手が優勝しました。


この試合の負けは、とても響きましたね。
この敗戦で、柔道を競技として継続する意欲が無くなってしまいました。
インターハイでは、浜田選手が予選2試合とも1本負けしたことも大きかったです。
自分くらいでは通用しないんだと思い込んでしまったのです。

この判断があって、今の自分があるので、決して間違いではなかったと思っていますが、競技として柔道を続けていたらどうなっていたのかも興味がありますね（笑）


ここから先の高校時代は、おまけのように感じていたのも事実です。
自分自身で、ここまで頑張ったのにという緊張感というか精神的な支え、目標を失ったからだと思います。
そのため、入れ込み過ぎることも無くなったように思います。


次の試合は関東大会です。