年末はボクシングに総合格闘技の試合が目白押しで、格闘技好きには嬉しい季節です。

まずはFUJI BOXING 2018 トリプル世界戦。

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
チャンピオン 拳四朗 VS 同級7位 サウル・フアレス

WBC世界バンタム級暫定王座決定戦
同級2位 ペッチ・CPフレッシュマート VS 同級5位 井上拓真

WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
チャンピオン 伊藤雅雪 VS 同級1位 エフゲニー・チュプラコフ

の3試合です。

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチは拳四朗選手の5度目の防衛戦。
拳四朗選手は軽量級ながらも意外とパンチ力があり、KO勝ちが多い選手です。


WBC世界バンタム級暫定王座決定戦では、万を持して井上拓真選手がタイトルを狙います。
相手は48戦全勝33KOのペッチ・CPフレッシュマート選手。
井上拓真選手が勝てば、兄のモンスター井上尚弥選手とともに兄弟同時チャンピオンとなります。


WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチでは、アメリカでタイトルを奪取した伊藤雅雪選手の初防衛戦です。相手は
20戦全勝10KOのNO1コンテンダーのエフゲニー・チュプラコフ選手。簡単な相手ではありません。



WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
チャンピオン 拳四朗 VS 同級7位 サウル・フアレス

4ラウンドが終了し3対0(39-37、40-36、40-36)で拳四朗選手がリード。
8ラウンドが終了し3対0(79-73、79-73、80-72)で拳四朗選手がリード。
拳四朗選手が終始圧倒し、3対0(119-109、119-109、120-108)の判定勝ちで5度目の防衛に成功。
相変わらず拳四朗選手の連打は素晴らしいですね。まさに北斗百裂拳です。


WBC世界バンタム級暫定王座決定戦
同級2位 ペッチ・CPフレッシュマート VS 同級5位 井上拓真

お互いに1ラウンドから積極的に手を出します。
2ラウンドには偶然のバッティングでお互いに出血します。井上選手の右、CPフレッシュマート選手の左が何度も交錯し、激しい打ち合いが続きます。
4ラウンドが終了し39対37で3人とも井上選手を支持していました。
8ラウンドが終了し3対0(77-75、78-74、79-73)で3人とも井上選手を支持。
KOを狙うCPフレッシュマート選手が右にスイッチするも決め手を欠き、判定3対0(117-111,117-111、117-111)で井上選手が勝つ。
良くも悪くも井上拓真選手らしい試合でしたね。最後、足を使うのもいいのですが、パンチをまとめて盛り上がるシーンがあればもっと良かったと思います。真っ直ぐ下がるところは、あまり良くないのではないでしょうか。



WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
チャンピオン 伊藤雅雪 VS 同級1位 エフゲニー・チュプラコフ
1ラウンドから伊藤選手が圧倒している感じで、偶然のバッティングで出血がありましたがチュプラコフ選手はじり貧の展開。
ノーガード戦法なども繰り出しますが、伊藤選手のペースは変わらず。
7ラウンド伊藤選手がラッシュを掛けたところで、相手セコンドが棄権。
伊藤選手が7ラウンドTKO勝利!


日本人選手が3戦3勝、明日の井岡選手、京口選手、坂本選手のトリプル世界戦も続いて欲しいですね。