先日出場した日本ベテランズ国際柔道大会の受付時に、近畿ベテランズ柔道大会と九州ベテランズ柔道大会の告知が入っていましたので、開催されることは知っていましたが、全日本柔道連盟のHPにも情報が掲載されていました。


全日本柔道連盟のHP
近畿ベテランズ、九州ベテランズ柔道大会



今まで、日本マスターズ柔道大会のみが全国規模でのマスターズクラス(30歳以上)の大会でした。
同大会は第1回大会を静岡県浜北市総合体育館グリーンアリーナで平成16年12月2日~4日に開催されたのが始まりです。

その後、埼玉県、岡山県、兵庫県、秋田県、大分県、新潟県、千葉県、山口県、東京都(講道館)、東京都(講道館)、佐賀県、東京都(講道館)、和歌山県、愛媛県と全国で開催されました。
これは、国体の開催地の翌年に開催することを基本としているそうです。
来年の開催地は、福井県と発表されています。

第7回大会(新潟県)は第1回アジアグランドマスターズオープン柔道大会との共催となり、第10回大会(東京都 講道館)で第2回アジアグランドマスターズオープン柔道大会が開催されました。

そして第11回大会(東京都 講道館)から日本ベテランズ国際柔道大会の表記になってきた経緯があります。

初回の参加者は200名余りだったそうです。
この中には、母校の元監督であり同道場の師範でもあった方や高校の同級生などの名前がありビックリです(笑)


さて、そんなベテランズ柔道ですが、表記の2大会が新たな試みとして行われるそうです。
両大会ともに9月に開催されますが、その大会内容は少し違っています。
このような独自性のある大会運営は非常にいいのではないでしょうか。

柔道は健康のためにやっているという方も多いと思いますが、日頃の稽古の成果をお互いに試し合うのが「試合」です。
このような機会が増えることはとても良いことだと思います。


近畿ベテランズ柔道大会
9月17日開催(兵庫県姫路市 兵庫県武道館 10時開始)
参加資格:①全日本柔道連盟に登録していること ②平成30年9月17日現在で30歳以上の者
試合形式:男女の年齢別(30歳以上で5歳刻みの10区分 最高年齢(M10)は75歳以上)個人戦(体重無差別)
申込期限:8月10日
参加申込:申込用紙をダウンロードし、必要事項を記入してメールにて兵庫県柔道連盟(hjtaikai@crest.ocn.ne.jp)に送信する。
参加費:3,000円(保険込み)
試合方式:基本的にトーナメント戦で、判定の基準は技あり以上。僅差は指導2以上。時間内に勝負が決まらない場合、旗判定で決定。

日本ベテランズでも、過去には無差別級が存在していましたが、体重別の試合があったこともあり、棄権する選手が多くなり取りやめになったという話を耳にしました。(真偽は定かでありません)
今大会のように、無差別級のみ開催であれば、そのような心配も無用ですね。


九州ベテランズ柔道大会
9月24日開催(福岡県福岡市 福岡武道館 10時開始)
参加資格:①全日本柔道連盟に登録していること ②平成30年9月24日現在で30歳以上の者
試合形式:男女の年齢別(30歳以上で10歳刻みの4区分 最高年齢(M4)は60歳以上)個人戦(体重別3階級 年齢区分、男女により階級は異なる)
申込期限:8月12日
参加申込:申込用紙をダウンロードし、必要事項を記入して郵送にて全柔連大会事業課に送付。
参加費:2,000円
試合方式:基本的にトーナメント戦で、最新の国際柔道試合審判規定で行い、時間内に勝負が決まらない場合は旗判定で決定する。
計量:計量は当日計量ですが、上限を超えた場合、上の階級での参加を認める

こちらは、年齢区分を従来の5歳刻みから10歳刻みに拡大し、3階級(M1、M2は66キロ級、90キロ級、無差別級 M3、M4は66キロ級、81キロ級、無差別級 F1、F2は52キロ級、70キロ級、無差別級 M3、M4は52キロ級、63キロ級、無差別級)での開催となり、それぞれ無差別級の開催もあります。


両大会ともに地方開催ということで、関東からは移動の困難さはありますが、色々と違う楽しみもありますから良いのではないでしょうか。
単発の開催に留まらず、継続して開催できるといいですね。
そして、他の地方にもこの流れが広がるといいのではないでしょうか。