本日、全日本女子柔道選手権が横浜文化体育館で開催されました。


2018kogohai01

選抜体重別を制した素根選手が勝つか、世界無差別級チャンピオンの朝比奈選手がリベンジするか、はたまた第3の選手が現れるか注目されました。

ベスト8に進出したのは以下の8名。
高山莉加選手対富田若春選手
井上舞子選手対西田香穂選手
朝比奈沙羅選手対泉真生選手
西願寺里保選手対素根輝選手
高山莉加選手対冨田若春選手
ゴールデンスコアに入り、富田選手が立ち背負い投げでキレイに投げ一本勝ち。
井上舞子選手対西田香穂選手
内股で崩して有効を奪い、そのまま横四方固めに抑え込んで一本勝ち。
朝比奈沙羅選手対泉真生選手
開始早々に朝比奈選手が隅落としで技ありを奪い、そのまま無理をせず優勢勝ち。
西願寺里保選手対素根輝選手
素根選手が小外掛けで有効を先行。
その後、体落としで崩し、そのまま崩れ袈裟固めで抑え込んで一本勝ち。
準決勝
冨田若春選手対井上舞子選手
ゴールデンスコアに縺れこみ、10分近くまで戦い、最後は指導3で冨田選手が反則勝ち。
決勝進出。
朝比奈沙羅選手対素根輝選手
選抜体重別で素根選手に敗れた朝比奈選手は、連続で負ける訳にはいかず、気合い十分。
素根選手も勝って世界選手権の代表に入ろうとこちらも気合い十分。
素根選手が上手い組手で朝比奈選手をコントロールするも、両襟を掴み距離を縮めた朝比奈選手が払い巻き込みを仕掛けると、素根選手が大きく崩れ、主審は有効を宣言。
しかし、副審が取り消し。
ゴールデンスコアに突入し、徐々に体力に勝る素根選手が押し出し、袖釣り込み、体落としで攻めたところで朝比奈選手に指導が入り素根選手が反則勝ち。
世界無差別級チャンピオンの朝比奈選手に連勝です。
決勝
冨田若春選手対素根輝選手
素根選手が左、冨田選手が右のケンカ四つ。
両者は選抜体重別でも対戦し、その時は素根選手が勝利。
素根選手が上から冨田選手の釣り手を抑え、先に引き手も取り、大内などで攻め、やや受けにまわった冨田選手に指導。
その後、やや両者とも慎重になり、両者に指導。
このまま本戦が終了し、ゴールデンスコアに突入。
ここで
攻めのギアを上げた素根選手が対落としで攻め、冨田選手に指導。
反則勝ちで素根選手が優勝。
初出場で初優勝の高校生チャンピオンが誕生です!
素根選手は、豊富な稽古で、組手が上手くなり組負けるシーンがあまりありませんでした。
そして、スタミナが何しろ凄い。
後半に入れば、そこから攻勢を掛け、相手を圧倒しました。

試合終了後、世界選手権の追加代表、アジア大会の代表が発表されました。

48kg級 渡名喜風南(パーク24株式会社)
52kg級 志々目愛(学校法人了德寺学園職員)
52kg級 阿部詩(夙川学院高校3年)
57kg級 芳田司(コマツ)
63kg級 田代未来(コマツ)
70kg級 大野陽子(コマツ)
70kg級 新井千鶴(三井住友海上火災保険株式会社)
78kg級 濵田尚里(自衛隊体育学校)
78kg超級 朝比奈沙羅(パーク24株式会社)
【団体戦】
57kg級 玉置桃(三井住友海上火災保険株式会社)
70kg超級 素根輝(南筑高校3年)


追加で阿部選手、新井選手、78キロ超級は朝比奈選手、団体戦で玉置選手、素根選手が選出されました。
素根選手が個人戦でエントリーできなかったのは残念です。

アジア大会の代表選手
48kg級  近藤亜美選手
52kg級  角田夏実選手
57kg級  玉置桃選手
63kg級  鍋倉那美選手
70kg級  新添左季選手
78kg級  佐藤瑠香選手
78kg超級  素根輝選手