12月2日、3日に開催されるグランドスラム東京2017の組み合わせが発表されました。


原沢選手、羽賀選手、ウルフ選手の欠場は残念ですが、階級別に見ていきたいと思います。



男子60キロ級
髙藤 直寿(パーク24)
永山 竜樹(東海大学3年)
宮之原 誠也(国士舘大学4年)
志々目 徹(了德寺学園)
この階級は、世界チャンピオンの高藤選手とその高藤選手に2連勝中の永山選手、そして世界選手権3位の実績のある志々目選手、講道館杯チャンピオンの宮之原選手、モンゴルのGANBAT Boldbaatar選手、DASHDAVAA Amartuvshin選手に注目です。
組み合わせは、プールAに高藤選手、プールBに永山選手、志々目選手、プールCにモンゴルのGANBAT選手、プールDにモンゴルのDASHDAVAA選手、宮之原選手が入り、宮之原選手は1回戦を勝つと2回戦でDASHDAVAA選手と対戦です。

高藤選手と永山選手が準決勝で当たる組み合わせですが、永山選手は志々目選手に勝たねばならないハードな組み合わせです。
宮之原選手は2回戦のDASHDAVAA選手との戦いに勝てば、上位進出が見えてきます。
高藤選手がやや優位でしょうか。

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男子66キロ級
阿部 一二三(日本体育大学2年)
丸山 城志郎(ミキハウス)
田川 兼三(筑波大学3年)
磯田 範仁(国士舘大学4年)
この階級は何と言っても圧倒的な勝ち方で世界チャンピオンとなった阿部選手に注目です。
過去には阿部選手にも勝った丸山選手、ともに学生チャンピオンの田川選手、磯田選手の日本人の3選手も何とか食らいついてもらいたいですね。
海外勢はジョージアのMARGVELASHVILI Vazha選手、韓国のAN Baul選手、ウクライナのZANTARAIA Georgii選手などが注目です。
組み合わせは、プールAに阿部選手、プールBに磯田選手、プールCに丸山選手、ジョージアのMARGVELASHVILI選手、プールDに田川選手、韓国のAN選手、ウクライナのZANTARAIA選手です。
丸山選手と田川選手が厳しい組み合わせです。
阿部選手がどのような勝ち方をするかが注目です。

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男子73キロ級
橋本 壮市(パーク24)
立川 新(東海大学2年)
野上 廉太郎(筑波大学1年)
大野 将平(旭化成)

この階級の日本選手も充実しています。
世界チャンピオンの橋本選手にオリンピックチャンピオンの大野選手。
ジュニア世代ながらも講道館杯を制した立川選手に大学1年生とは思えない安定感の野上選手とタレント豊富です。
外国勢はモンゴルのGANBAATAR Odbayar選手、スウェーデンのMACIAS Tommy選手、イスラエルのBUTBUL Tohar選手に注目です。
組み合わせは、プールAに橋本選手、プールBに立川選手、イスラエルのBUTBUL選手、プールCに野上選手、モンゴルのGANBAATAR選手、プールDに大野選手、スウェーデンのMACIAS選手です。
ベスト4には日本選手が全員勝ち上がるのではないでしょうか。
決勝は橋本選手と大野選手の戦いを見たいですね。

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男子81キロ級
佐々木 健志(筑波大学3年)
小原 拳哉(パーク24)
山本 悠司(天理大学4年)
藤原 崇太郎(日本体育大学1年)
この階級は元世界チャンピオンの永瀬選手をケガで欠き、次世代は誰が抜けるかを決める戦いとなりそうです。
佐々木選手は講道館杯を制し、その戦いぶりも秀逸でした。小原選手は安定感があるもののもう1歩勝ちきれない殻を破ることができるか。山本選手は階級を上げたことで学生チャンピオンとなりましたがここでも存在感を発揮できるか。藤原選手は高校時代の勢いがややなくなり、壁に当たっている感がありますが、乗り越えて欲しいですね。
外国勢はグランドスラム・アブダビを制したオランダのDE WIT Frank選手、モンゴルのOTGONBAATAR Uuganbaatar選手、NYAMSUREN Dagvasuren選手に注目です。
組み合わせは、プールAに山本選手、オランダのDE WIT選手、プールBに藤原選手、プールCに佐々木選手、モンゴルのOTGONBAATAR選手、プールDに小原選手、モンゴルのNYAMSUREN選手です。
この階級は苦戦が予想されますが、佐々木選手の気っ風の良い柔道に期待です。

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男子90キロ級
長澤 憲大(パーク24)
向 翔一郎(日本大学4年)
釘丸 太一(センコー)
小林 悠輔(旭化成)
この階級はオリンピックチャンピオンのベイカー選手がケガのため療養中で、講道館杯チャンピオンの向選手、世界選手権団体戦金メダルメンバーの長澤選手、以前から活躍している釘丸選手、小林選手の4名です。
外国勢はセルビアのKUKOLJ Aleksandar選手、タジキスタンのUSTOPIRIYON Komronshokh選手などに注目です。
組み合わせは、プールAに向選手、セルビアのKUKOLJ選手、プールBに長澤選手、プールCに小林選手、タジキスタンのUSTOPIRIYON選手、プールDに釘丸選手です。
向選手と長澤選手に期待したいですね。両者は勝ち上がると準決勝で対戦しますが、どうでしょうか。

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男子100キロ級
熊代 佑輔(ALSOK)
西山 大希(新日鉄住金)
飯田 健太郎(国士舘大学1年)
下和田 翔平(京葉ガス)
この階級は当初の代表から2人変わりました。大学1年生ながら講道館杯を制した飯田選手、2位の長身下和田選手、90キロ級の元世界選手権2位の西山選手、もう一歩で日本代表を逃していた能代選手の4名です。
外国勢は世界ランク1位のオランダのKORREL Michael選手、ジョージアのLIPARTELIANI Varlam選手、ハンガリーのCIRJENICS Miklos選手などに注目です。
組み合わせは、プールAに下和田選手、オランダのKORREL選手、プールBに西山選手、プールCに飯田選手、ジョージアのLIPARTELIANI選手、プールDに能代選手、ハンガリーのCIRJENICS選手です。
飯田選手はやや厳しい組み合わせですが、これに負けずに圧勝して欲しいですね。

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男子100キロ超級
王子谷 剛志(旭化成)
上川 大樹(京葉ガス)
影浦 心(東海大学4年)
小川 雄勢(明治大学3年)
この階級は世界選手権代表の王子谷選手、世界無差別級代表の影浦選手、講道館杯優勝の小川選手、そして原沢選手の欠場に伴い元世界チャンピオンの上川選手の4名がエントリーです。
王子谷選手は、対日本人には強いものの外国勢には苦戦する場面が目立ちます。影浦選手は背負い投げが得意で、この階級では珍しい戦いをします。小川選手は抜群のスタミナで相手を追い込みます。上川選手は切れのある技が持ち味です。しかし、頂点になかなか届かないのも現実です。
外国勢は世界選手権2位のブラジルのMOURA David選手、オリンピック銅メダリストのイスラエルのSASSON Or選手の強豪2名に注目です。
組み合わせは、プールAに影浦選手、ブラジルのMOURA選手、プールBに王子谷選手、プールCに小川選手、イスラエルのSASSON選手、プールDに上川選手です。
影浦選手はMOURA選手に勝ちそうな気がします。準決勝では王子谷選手とですかね。
小川選手はSASSON選手に勝って欲しいですね。
影浦選手と小川選手の決勝を見たいですね。

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