以前に、一般社団法人愛知県柔道連盟 副会長の高濱久和(たかはま ひさかず)氏(66歳)の平成29年5月23日から平成30年5月22日まで「会員登録停止」処分、併せて指導活動の禁止、同期間「指導者資格停止」処分について、思うところを書きましたが、この話はこれだけでは終わらなかったようです。



2017年6月19日に全日本柔道連盟のHPに上記の件に関する処分が掲載されていました。
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処分の対象となったのは、一般社団法人愛知県柔道連盟 会長の河原月夫(かわはら つきお)氏(68歳)です。


処分としては、戒告処分です。


戒告処分とは、職員の非違行為の責任を確認し、その将来を戒める処分をいいます。
つまり、愛知県柔道連盟の会長として、高濱氏の取った行動に対し、責任があり、将来を戒めるということです。


処分の理由としては、高濱氏を指導、監督する立場でありながら、月次試合で不正等があったという高濱氏の証言を自ら確認せずに鵜呑みにし、名古屋市柔道協会理事会において、その旨の発言をし、高濱氏のその後の行動を助長したというものです。
また、同連盟の会員であり、県武道場という名称で前記武道館において柔道指導をしているA氏に対して、A氏がそのようなことを行わなければならない理由がないにもかかわらず、高濱氏とともにこの活動を妨げるような発言を行ったということです。


信頼している副会長の発言を、自ら確認しないで理事会に話すのは良いか、悪いかは別としてまだ理解出来ます。
もちろん、内容が内容ですから、しっかりと裏づけを取らなければならないといけないものだとは思いますので、不用意な軽はずみな発言であると思います。

しかし、A氏に対する言動は、脅しているようにしか見えませんね。


河原氏は、現役時代は全日本選手権で準優勝や幻となったモスクワオリンピックの代表に内定していた選手です。
それだけに、このような言動があったのは大変残念です。

高濱氏の件から、芋づる式に発覚したのだと思いますが、このようなことが続くと柔道界はどうなっているということになりかねません。
きちんと運営を行っている柔道連盟や協会も多いと思いますが、一部の方の行動で全てがそのように思われるのは不本意なことだと思います。


昔はこのようなことがもっと横行していたのかもしれませんが、改めて襟を正さなければならないのではないでしょうか。