今年、無念にも開催が見送られた全国高等学校柔道選手権大会。
現在、各地で来年3月に予定されている第43回大会の予選が始まっています。

ところが、

全国選手権大会開催に向けてのお知らせ

と題して、団体戦、個人戦の何れかで開催するとの通知が
全国高等学校体育連盟柔道専門部の部長名で通知されていました。


ejudoでも、この件に既に触れ、意見が掲載されていました。

【eJudo’s EYE】高校選手権縮小開催の声に一言、フェアに考えるなら残すべきは個人戦



私は個人的にこの流れに疑問が残ります。
現在の状況において、新型コロナウィルス感染症に感染する確率は上昇傾向にあります。
しかし、感染したとしても重症化する確率は非常に低く、ワクチンがない状態にも関わらずインフルエンザよりも死亡率は低いか同等レベルです。
さらに、20歳以下では罹患しにくい上に、悪化しにくい。
この状況で、団体戦もしくは個人戦の何れかの開催に絞る必要性があるのでしょうか?


先日、11月29日には、全国柔道高段者大会が開催されました。
私が考えるに、日本だけに限らずこのような形式の試合において、一番開催が危惧される大会です。
私自身、開催されないであろうと考えていた大会です。

しかし、主催者は各種の感染対策を取り、実行しました。
12月2日現在、クラスターが発生したというニュースはなく、ウィルスの生存期間である72時間が経過します。
恐らく、感染者は発生しないものと思います。

一番危険な大会が、何事もなく開催できたのです。
たった一日、1試合ではありますが、問題なかったのです。

試合をしながら考えたのですが、今回の柔道の試合は3分。
ロスタイムをフルに入れても最長5分程度です。
これは、濃厚接触者の定義からは外れているのです。

ということは、感染のリスクは試合では限りなく低いということです。

現在の感染源は、家庭内や施設での感染が多いということですので、そのデータとも合致します。


そこで、私の考える大会運営方法です。
団体戦、個人戦ともにゴールデンスコアの廃止。
代表戦や個人戦など、必ず決着をつけなければならない場合は、従来の旗判定を行えば問題ありません。(もちろん、指導差があれば、そのまま優勢勝ちでもいいでしょう)
試合時間は3分。

こうすれば、同一人物との濃厚接触は成立しないため、試合による選手間での感染はほぼあり得ないと思うのですが。



この日のために頑張ってきた選手に対し、その目標を取り上げないで欲しいです。
今年の3月は、まだ新型コロナウィルス感染症自体がよく分かっていませんしでしたので、中止は止む無しです。
しかし、今は違います。
エビデンスに基づく、冷静な判断を全国高等学校体育連盟柔道専門部と全日本柔道連盟ではして欲しいと思います。
もし、団体戦、個人戦いずれかを中止にするというならば、丸山選手と阿部選手の代表決定戦も中止すべきだし、男女の全日本選手権も中止です。
筋が通りません。

全て、予定通りに開催でいいと思います。
もちろん、参加する方の自己責任です。
感染が心配で出たくないという人は、出場しなければ良い話です。
その場合、特例の救済措置として、次点の選手、学校に権利を委譲して欲しいですね。


そんなことを思っていると、この方も同じような意見を書き込まれていました。


全日本柔道連盟は、「全てのカテゴリーの柔道大会を実施すべき(中止にするべきではない)」という明確なメッセージを発信すべきである。 現在、第3波により状況が悪化し、勝負の3週間とも言われている状況にあっても、東京の講道館において高段者大会を開...

Hirotaka Okadaさんの投稿 2020年12月1日火曜日
バルセロナオリンピック柔道86キロ級銅メダリスト、エッセン世界柔道選手権78キロ級金メダリスト、バルセロナ世界柔道選手権86キロ級金メダリストで筑波大准教授、筑波大柔道部総監督の岡田弘隆先生です。

理路整然とした内容で、大いに賛同できます。
柔道家の皆さんやお子さんが出場予定のご家族で開催を希望する方は、声を上げないといけないと思います。


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