10月3日にフランス国内大会であるフランスクラブ選手権(団体戦)に出場した、オリンピック2大会連続金メダリストのティディ・リネール選手が、準々決勝で対戦したジョセフ・テヘー選手に指導3による反則負けで敗れました。

これに対し、リネール選手は審判への不満を募らせていたようで、フランス柔道連盟に異議申し立てを行うようです。

試合動画を見る限り、お互いに組手に拘り、最初に両者に対し消極的指導。
次いで相手が前に出る圧力にやや屈し、場外に出たリネール選手に場外指導。
最後は挽回せんと前にリネール選手が出るものの、テヘー選手が組手を自由にさせず膠着状態となり、主審は両者に組み合わない指導を与え、リネール選手は万事休す。

最後の場面は、テヘー選手が組手を嫌がっていたので、私ならテヘー選手のみに指導を与えました。
微妙な判定ではありますが、リネール選手もそこまで感情的になる必要を感じませんでしたが、裏事情があったようです。

リネール選手が所属するチームの女子チームのエントリーを巡って、一悶着あったようです。
そのために、いつも冷静なリネール選手が感情的になったようですね。

復帰当初よりも状態は上がっているようですが、以前のリネール選手ならば相手にしなかったような相手です。
それを投げ切れないというのは、状態としてどうなんでしょうか?
特に相手の圧力に負け場外に下がってしまったシーン(相手が明らかに押していましたが)は、やや物足りなく映りました。

リオデジャネイロオリンピックの決勝も、今回と似たような状態だった気がしますが、あの時とはルールも異なり、今回は敗れることに。
オリンピック3連覇に黄色信号が点滅したのではないでしょうか。


皆さんは、どう見ますか?





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