4月4日、5日に福岡県の福岡国際センターで開催される全日本選抜柔道体重別選手権大会の組み合わせが発表されました。






組み合わせ

大会自体の開催や観戦の可否自体もまだ不透明な状況です。
オリンピック代表選手は出場しないものの、次世代を狙う選手の争いが見所です。

4月4日
男子 90キロ級、100キロ級、100キロ超級
女子 48キロ級、52キロ級、57キロ級、63キロ級


4月5日
男子 60キロ級、66キロ級、73キロ級、81キロ級
女子 70キロ級、78キロ級、78キロ超級


注目は、何と言ってもオリンピック代表が今大会で決まる66キロ級です。

4月4日
男子
 
90キロ級
オリンピック代表を逃した長澤選手と村尾選手が優勝争いの中心。これを田嶋選手と増山選手大学生2名が追う展開です。村尾選手は次のオリンピックに向けてしっかりとした勝ち方が求められます、長澤選手もベテランの意地を見せたいところ。田嶋選手と増山選手は得意の背負投げで存在感を示せるか。

1回戦
①長澤憲大(パーク24)〇( )〇枇杷木勇樹(国士舘大)
②増山香補(明治大)〇( )〇瀧澤秀斗(東海大)
③村尾三四郎(東海大)〇( )〇大町隆雄(山口県警)
④田嶋剛希(筑波大)〇( )〇長井晃志(日体大)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


100キロ級
オリンピック代表を逃した飯田選手は、次大会に向けてスッキリと勝ちたいところ。ベテランの羽賀選手は講道館杯に続き高校生の中野選手の挑戦を受けます。西山選手と垣田選手の1回戦は注目の好カード。全日本選手権ベスト8の山口選手はこのところ精彩を欠いていますので、存在感を出したいところです。

1回戦
①飯田健太郎(国士舘大)〇( )〇北山達也(東海大)
②石内裕貴(旭化成)〇( )〇山口貴也(日本大)
③羽賀龍之介(旭化成)〇( )〇中野智博(桐蔭学園高)
④西山大希(日本製鉄)〇( )〇垣田恭兵(旭化成)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


100キロ超級
リネール選手を破った影浦選手は小川選手と1回戦で対戦。相四つで背も大きい小川選手はタイプ的にやり難いと思いますが、どう攻略するか、注目の一戦です。王子谷選手は後輩香川選手と講道館杯に続き対戦。前回は横四方固めで一本負けし、苦手な左組ですが、どうでしょうか。太田選手と斉藤選手の1回戦はこれも講道館杯の再現です。前回は内股透かしで太田選手が一本勝ちし、上手さを見せ付けましたが、今回はどうでしょうか。曲者熊代選手は佐藤選手と対戦です。いずれも注目すべき戦いが続きます。本命は影浦選手、対抗太田選手ですが、小川選手、王子谷選手も巻き返しを狙い、斉藤選手の伸び代は読めません。そして熊代選手の充実振りは今が一番かもしれません。面白い戦いが続きます。

1回戦
①影浦心(日本中央競馬会)〇( )〇小川雄勢(パーク24)
②香川大吾(ALSOK)〇( )〇王子谷剛志(旭化成)
③太田彪雅(東海大)〇( )〇斉藤立(国士舘高)→高橋翼(作陽高)
④熊代佑輔(ALSOK)〇( )〇佐藤和哉(日本製鉄)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


女子 
48キロ級

オリンピック代表を逃したものの、48キロ級ではやや抜けた存在の角田選手を止める選手がいるかが争点ですが、なかなか厳しい様相です。古賀選手と吉岡選手の高校生対決は注目の一戦です。近藤選手がどんな試合展開をするかも注目されます。角田選手と近藤選手の試合は見たいと思いますが、近藤選手は厳しい試合が続きます。

1回戦
①角田夏実(了徳寺大職)〇( )〇山﨑珠美(自衛隊体育学校)
②渡邉愛子(東海大)〇( )〇小倉葵(環太平洋大)
③古賀若菜(南筑高)〇( )〇吉岡光(八千代高)
④近藤亜美(三井住友海上火災保険)〇( )〇遠藤宏美(ALSOK)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


52キロ級
1回戦
世界チャンピオンの志々目選手に高校生川田選手が挑みます。立川選手と武田選手1回戦は、講道館杯準決勝の再現です。武田選手のリベンジなるか。前田選手と内尾選手の対戦が予想される準決勝も講道館杯準決勝の再現です。粘りの内尾選手が今回もしぶとい戦いで上位進出を狙います。

①志々目愛(了徳寺大職)〇( )〇川田歩実(修徳高)
②立川莉奈(福岡県警)〇( )〇武田亮子(龍谷大)
③前田千島(三井住友海上火災保険)〇( )〇坪根菜々子(福岡大)
④内尾真子(自衛隊体育学校)〇( )〇郡司風花(帝京大)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


57キロ級
オリンピックを惜しくも逃した玉置選手と舟久保選手が優勝候補です。舟久保選手は1回戦で立ち技の切れる中水流選手の挑戦を受けます。ベテランの宇高選手の戦いぶりや若い富沢選手の戦いも注目です。玉置選手は初戦で柴田選手と戦います。

1回戦
①玉置桃(三井住友海上火災保険)〇( )〇柴田理帆(JR東日本)
②西尾果連(山梨学院大)〇( )〇宇髙菜絵(コマツ)
③舟久保遥香(三井住友海上火災保険)〇( )〇中水流りり(渋谷教育学園渋谷高)
④鶴岡来雪(コマツ)〇( )〇富沢佳奈(東海大)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


63キロ級
アグベニュー選手に勝った鍋倉選手は、次のオリンピックを見据えアピールしたいところです。初戦は津金選手という、決して楽な相手ではありませんので気が抜けません。土井選手も鍋倉選手に負けずにアピールしたいところです、初戦は立川選手と、これまた少々厄介な相手です。この2人を幸田選手と山本選手の勝者と、2年連続世界ジュニア3位の浦選手が追う展開となりそうです。

1回戦
①鍋倉那美(三井住友海上火災保険)〇( )〇津金恵(パーク24)
②浦明澄(日体大)〇( )〇山口葵良梨(大牟田高)
③土井雅子(JR東日本)〇( )〇立川桃(東海大)→能智亜衣美(了徳寺大職)
④幸田奈々(帝京科学大)〇( )〇山本杏(パーク24)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


4月5日
60キロ級
オリンピック代表を僅かの差で逃した永山選手が出直し戦となります。初戦はこのところやや精彩を欠く大島選手ですが、楽な相手ではありません。反対からは青木選手と古賀選手の勝者が上がってくるか。末松選手も調子を上げており、竪山選手も気が抜けません。60キロ級はちょっとしたことで結果が変わりますので、気が抜けない戦いが続きます。

1回戦
①永山竜樹(了徳寺大職)〇( )〇大島優磨(旭化成)
②竪山将(パーク24)〇( )〇末松賢(明治大)
③青木大(パーク24)〇( )〇山本達彦(東海大)
④古賀玄暉(日体大)〇( )〇福田大悟(鹿体大)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


66キロ級
唯一のオリンピック代表が決まっていない階級です。候補者の丸山選手は藤阪選手、阿部選手は田川選手と初戦で対戦します。実力的にはどちらも上回りますが、曲者には違いありませんので、初戦からやや厳しい組み合わせです。丸山選手は準決勝で西山選手と武岡選手の勝者と、阿部選手は相田選手と磯田選手の勝者と対戦ですが、これまた一筋縄で行かない相手です。特に武岡選手と相田選手の國學院大勢は、このところ存在感を示していますので、競った試合となりそうです。丸山選手、阿部選手とも怪我の状況が気がかりです。ベストパフォーマンスで戦って欲しいものです。万全の体調ならば、丸山選手が有利なように思いますが、どうなるでしょうか。

1回戦
①丸山城志郎(ミキハウス)〇( )〇藤阪泰恒(パーク24)
②西山祐貴(警視庁)〇( )〇武岡毅(國學院大)
③阿部一二三(日体大)〇( )〇田川兼三(了徳寺大職)
④相田勇司(國學院大)〇( )〇磯田範仁(国士舘大職)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


73キロ級
良い成績を残しながらも、それを遥かに上回る大野選手が代表となり、悔しい思いをした橋本選手と海老沼選手が、次を目指して争います。この2名を立川選手と原田選手が追う展開となりそうです。

1回戦
①橋本壮市(パーク24)〇( )〇塚本綾(日体大)
②立川新(東海大)〇( )〇佐藤雄哉(日本エースサポート)
③海老沼匡(パーク24)〇( )〇土井健史(三重県体育協会)
④原田健士(日体大)〇( )〇細木智樹(皇宮警察)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


81キロ級
一時は代表争いの本命であった藤原選手と佐々木選手ですが、復調した永瀬選手が2大会連続のオリンピック代表を決めたことで、再び新たな戦いに突入です。この2名を小原選手と友清選手が追いかける展開となりそうです。安定感では藤原選手、一発勝負で佐々木選手ですが、両選手とも一長一短がありますので、追いかける選手にも付け入る隙はあると思います。

1回戦
①藤原崇太郎(日体大)〇( )〇丸山剛毅(パーク24)
②小原拳哉(パーク24)〇( )〇佐藤正大(自衛隊体育学校)
③友清光(国士舘大)〇( )〇長島啓太(日本中央競馬会)
④佐々木健志(ALSOK)〇( )〇江畑丈夫(パーク24)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


女子 
70キロ級

好不調の波はあるものの、自力の高い大野選手と、潜在能力の高い新添選手の2名と、講道館杯優勝で新添選手を下している田中選手の3名が優勝を争う展開か。宇野選手も大野選手を講道館杯で破っており、割って入る可能性も大。朝飛選手と桑形選手の2人の高校生の戦いぶりにも注目です。特に新添選手に挑む桑形選手、宇野選手に挑む朝飛選手の試合はは面白い戦いになると思います。

1回戦
①大野陽子(コマツ)〇( )〇青柳麗美(環太平洋大)
②宇野友紀子(JR東日本)〇( )〇朝飛真実(桐蔭学園高)
③新添左季(自衛隊体育学校)〇( )〇桑形萌花(夙川高)
④田中志歩(環太平洋大)〇( )〇杉山歌嶺(桐蔭横浜大)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


78キロ級
2大会連続でのオリンピック出場を逃した梅木選手ですが、実力では頭ひとつ抜け出しています。高山選手と対戦が予想される準決勝が山場か。これを上り調子の和田選手と泉選手が追いかけます。和田選手は黒田選手、泉選手は梅津選手という若い力の挑戦を受けます。

1回戦
①梅木真美(ALSOK)〇( )〇平野友萌(富士学苑高)
②髙山莉加(三井住友海上火災保険)〇( )〇佐々木ちえ(東京学芸大)
③泉真生(コマツ)〇( )〇梅津志悠(三井住友海上火災保険)
④和田梨乃子(三井住友海上火災保険)〇( )〇黒田亜紀(富士学苑高)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 


78キロ超級
グランドスラムデュッセルドルフで素晴らしい戦いを見せた朝比奈選手が本命です。これを冨田選手が追いますが、万全の体制ならばやや厳しいか。秋場選手、児玉選手がこれに続く展開ではないかと思います。

1回戦
①朝比奈沙羅(パーク24)〇( )〇粂田晴乃(筑波大)
②秋場麻優(環太平洋大)〇( )〇山部佳苗(ミキハウス)
③冨田若春(コマツ)〇( )〇井上あかり(JR東日本)
④児玉ひかる(東海大)〇( )〇髙橋瑠璃(山梨学院大)

準決勝
⑤①の勝者〇( )〇②の勝者
⑥③の勝者〇( )〇4の勝者

決勝
⑤の勝者〇( )〇⑥の勝者

優 勝 
準優勝 
第三位 
第三位 



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Photo by 全日本柔道連盟 昨年大会のポスター



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