第47回全日本実業団柔道個人選手権大会が8月26日、27日の2日間、尼崎市のベイコム総合体育館にて開催されました。
この試合は、社会人として働いている方が対象の試合です。
講道館杯に出場するような選手も出る、大きな大会です。
初日ユーチューブ映像
この試合に、炎の乱取祭りにも時々参加されている、内村先生が出場していました。
大阪産業大学柔道部監督の内村先生は、私の2つ下ですので、46歳位だと思います。(ひょっとすると47歳かも)
自分の息子位の年齢の選手と試合をするとは、凄いものです。
内村先生は、73キロ級にエントリーし、1回戦から登場です。
1回戦 住屋(トヨタ自動車)
1回戦は、トヨタ自動車の住屋選手と対戦です。
(上記ユーチューブ映像の 1時間20分頃から試合が始まります)
住屋選手右、内村先生左のケンカ四つ。
一進一退の攻防が続き、惜しい技もありましたが両者ともに決め手を欠き、お互いに指導2の状態で4分の試合時間が終了しゴールデンスコアの延長戦に突入。
延長前半はやや住屋選手が押し気味でしたが、時間が経過するに従い徐々に内村先生のペースに。
そして、延長3分42秒あたりで、出足払いで技ありを取り優勢勝ちです。
2回戦 伊(名古屋刑務所)
2回戦は、伊選手(名古屋刑務所)と対戦です。
(上記ユーチューブ映像の 3時間10分頃から試合が始まります)
伊選手右、内村先生左のケンカ四つ。
スローペースで試合が進み、途中組手を変えた伊選手が肩車で技ありを先制。
これで油断したか、内村先生の出足払いが炸裂し、技ありを奪い返します。(一本でも良い切れ味でした)
そのまま4分間の時間では決着が付かず指導2づつをお互いに受けて、ゴールデンスコアの延長戦に突入です。
延長戦でも一進一退の攻防が続きますが、延長2分20秒過ぎに内村先生が背負い投げ、待ての後さらに袖釣り込みで攻めたところで主審が副審を集め協議し、6分34秒頃に伊選手に指導が入り反則勝ちとなりました。
3回戦 有馬(デンソー)
3回戦は、有馬選手(デンソー)と対戦です。
(上記ユーチューブ映像の 4時間24分頃から試合が始まります)
有馬選手右、内村先生左のケンカ四つ。
3回戦となると、組み手のスピードも早くなってきます。
上手くそれに対応しながら相手にチャンスを与えません。
2分20秒頃に、有馬選手がやや中途半端な釣手のみの背負い投げに入りますが、これを見逃さずすぐに引き手を取りながら反対側にめくり返して技ありを先制。
その後は時間を使いながら、相手に攻めさせず、極端に守る姿勢も見せずにタイムアップ。
ベスト16に進出です。
4回戦 松本(自衛隊体育学校)
4回戦は、松本選手(自衛隊体育学校)と対戦です。
(上記ユーチューブ映像の 5時間24分頃から試合が始まります)
松本選手右、内村先生左のケンカ四つ。
4試合目に入り、疲労も溜まっていると思いますが、前半は上手く捌きます。
1分45秒頃、背中を持たれやや頭が下がったところを、振り回し気味に足を引っ掛け、内股に松本選手が入ると、内村先生は大きく飛んで技ありを奪われ、そのまま袈裟固めに抑えられ一本負けでした。
この年齢で、全日本実業団に挑戦するスピリットが素晴らしいです。
しかも、4回戦に進出ですからね。
さすが、元全日本強化選手です。全日本実業団も平成7年の25回大会で65キロ級を制していますから、当然といえば当然です。
最近、内村先生の理論をふんだんに盛り込んだ背負い投げのDVDが発売されましたが、実戦でもその一端は見ることができました。
特に、背負い投げというよりは袖釣り込みですが、ケンカ四つの時にあのような入り方があるというのは、頭で分かっていてもなかなかできないと思います。
技術的に素晴らしいのは当然ですが、試合中の態度も素晴らしかったですね。
待てが掛かった時は、必ず柔道衣の乱れを直していました。
諦めない心が伝わってくる試合でしたね。
私も頑張らなければと思わされた試合でした。
この試合は、社会人として働いている方が対象の試合です。
講道館杯に出場するような選手も出る、大きな大会です。
初日ユーチューブ映像
この試合に、炎の乱取祭りにも時々参加されている、内村先生が出場していました。
大阪産業大学柔道部監督の内村先生は、私の2つ下ですので、46歳位だと思います。(ひょっとすると47歳かも)
自分の息子位の年齢の選手と試合をするとは、凄いものです。
内村先生は、73キロ級にエントリーし、1回戦から登場です。
1回戦 住屋(トヨタ自動車)
1回戦は、トヨタ自動車の住屋選手と対戦です。
(上記ユーチューブ映像の 1時間20分頃から試合が始まります)
住屋選手右、内村先生左のケンカ四つ。
一進一退の攻防が続き、惜しい技もありましたが両者ともに決め手を欠き、お互いに指導2の状態で4分の試合時間が終了しゴールデンスコアの延長戦に突入。
延長前半はやや住屋選手が押し気味でしたが、時間が経過するに従い徐々に内村先生のペースに。
そして、延長3分42秒あたりで、出足払いで技ありを取り優勢勝ちです。
2回戦 伊(名古屋刑務所)
2回戦は、伊選手(名古屋刑務所)と対戦です。
(上記ユーチューブ映像の 3時間10分頃から試合が始まります)
伊選手右、内村先生左のケンカ四つ。
スローペースで試合が進み、途中組手を変えた伊選手が肩車で技ありを先制。
これで油断したか、内村先生の出足払いが炸裂し、技ありを奪い返します。(一本でも良い切れ味でした)
そのまま4分間の時間では決着が付かず指導2づつをお互いに受けて、ゴールデンスコアの延長戦に突入です。
延長戦でも一進一退の攻防が続きますが、延長2分20秒過ぎに内村先生が背負い投げ、待ての後さらに袖釣り込みで攻めたところで主審が副審を集め協議し、6分34秒頃に伊選手に指導が入り反則勝ちとなりました。
3回戦 有馬(デンソー)
3回戦は、有馬選手(デンソー)と対戦です。
(上記ユーチューブ映像の 4時間24分頃から試合が始まります)
有馬選手右、内村先生左のケンカ四つ。
3回戦となると、組み手のスピードも早くなってきます。
上手くそれに対応しながら相手にチャンスを与えません。
2分20秒頃に、有馬選手がやや中途半端な釣手のみの背負い投げに入りますが、これを見逃さずすぐに引き手を取りながら反対側にめくり返して技ありを先制。
その後は時間を使いながら、相手に攻めさせず、極端に守る姿勢も見せずにタイムアップ。
ベスト16に進出です。
4回戦 松本(自衛隊体育学校)
4回戦は、松本選手(自衛隊体育学校)と対戦です。
(上記ユーチューブ映像の 5時間24分頃から試合が始まります)
松本選手右、内村先生左のケンカ四つ。
4試合目に入り、疲労も溜まっていると思いますが、前半は上手く捌きます。
1分45秒頃、背中を持たれやや頭が下がったところを、振り回し気味に足を引っ掛け、内股に松本選手が入ると、内村先生は大きく飛んで技ありを奪われ、そのまま袈裟固めに抑えられ一本負けでした。
この年齢で、全日本実業団に挑戦するスピリットが素晴らしいです。
しかも、4回戦に進出ですからね。
さすが、元全日本強化選手です。全日本実業団も平成7年の25回大会で65キロ級を制していますから、当然といえば当然です。
最近、内村先生の理論をふんだんに盛り込んだ背負い投げのDVDが発売されましたが、実戦でもその一端は見ることができました。
特に、背負い投げというよりは袖釣り込みですが、ケンカ四つの時にあのような入り方があるというのは、頭で分かっていてもなかなかできないと思います。
技術的に素晴らしいのは当然ですが、試合中の態度も素晴らしかったですね。
待てが掛かった時は、必ず柔道衣の乱れを直していました。
諦めない心が伝わってくる試合でしたね。
私も頑張らなければと思わされた試合でした。