中学時代に始めた柔道の魅力に嵌り、格闘技全般が好きになりました。
柔道整復師の資格を取得し、一時期は仕事として取り組んでいました。
柔道、格闘技、トレーニング、治療のことを中心に書いていきます。
よろしくお願いします。

2017年08月

第47回全日本実業団柔道個人選手権大会

第47回全日本実業団柔道個人選手権大会が8月26日、27日の2日間、尼崎市のベイコム総合体育館にて開催されました。

この試合は、社会人として働いている方が対象の試合です。
講道館杯に出場するような選手も出る、大きな大会です。



初日ユーチューブ映像


この試合に、炎の乱取祭りにも時々参加されている、内村先生が出場していました。
大阪産業大学柔道部監督の内村先生は、私の2つ下ですので、46歳位だと思います。(ひょっとすると47歳かも)


自分の息子位の年齢の選手と試合をするとは、凄いものです。


内村先生は、73キロ級にエントリーし、1回戦から登場です。

[画像:87de5751-s.jpg]


1回戦 住屋(トヨタ自動車)
1回戦は、トヨタ自動車の住屋選手と対戦です。
(上記ユーチューブ映像の 1時間20分頃から試合が始まります)

住屋選手右、内村先生左のケンカ四つ。
一進一退の攻防が続き、惜しい技もありましたが両者ともに決め手を欠き、お互いに指導2の状態で4分の試合時間が終了しゴールデンスコアの延長戦に突入。
延長前半はやや住屋選手が押し気味でしたが、時間が経過するに従い徐々に内村先生のペースに。
そして、延長3分42秒あたりで、出足払いで技ありを取り優勢勝ちです。


2回戦 伊(名古屋刑務所)
2回戦は、伊選手(名古屋刑務所)と対戦です。
(上記ユーチューブ映像の 3時間10分頃から試合が始まります)

伊選手右、内村先生左のケンカ四つ。
スローペースで試合が進み、途中組手を変えた伊選手が肩車で技ありを先制。
これで油断したか、内村先生の出足払いが炸裂し、技ありを奪い返します。(一本でも良い切れ味でした)
そのまま4分間の時間では決着が付かず指導2づつをお互いに受けて、ゴールデンスコアの延長戦に突入です。
延長戦でも一進一退の攻防が続きますが、延長2分20秒過ぎに内村先生が背負い投げ、待ての後さらに袖釣り込みで攻めたところで主審が副審を集め協議し、6分34秒頃に伊選手に指導が入り反則勝ちとなりました。


3回戦 有馬(デンソー)
3回戦は、有馬選手(デンソー)と対戦です。
(上記ユーチューブ映像の 4時間24分頃から試合が始まります)

有馬選手右、内村先生左のケンカ四つ。
3回戦となると、組み手のスピードも早くなってきます。
上手くそれに対応しながら相手にチャンスを与えません。
2分20秒頃に、有馬選手がやや中途半端な釣手のみの背負い投げに入りますが、これを見逃さずすぐに引き手を取りながら反対側にめくり返して技ありを先制。
その後は時間を使いながら、相手に攻めさせず、極端に守る姿勢も見せずにタイムアップ。
ベスト16に進出です。


4回戦 松本(自衛隊体育学校)
4回戦は、松本選手(自衛隊体育学校)と対戦です。
(上記ユーチューブ映像の 5時間24分頃から試合が始まります)

松本選手右、内村先生左のケンカ四つ。
4試合目に入り、疲労も溜まっていると思いますが、前半は上手く捌きます。
1分45秒頃、背中を持たれやや頭が下がったところを、振り回し気味に足を引っ掛け、内股に松本選手が入ると、内村先生は大きく飛んで技ありを奪われ、そのまま袈裟固めに抑えられ一本負けでした。


この年齢で、全日本実業団に挑戦するスピリットが素晴らしいです。
しかも、4回戦に進出ですからね。
さすが、元全日本強化選手です。全日本実業団も平成7年の25回大会で65キロ級を制していますから、当然といえば当然です。
最近、内村先生の理論をふんだんに盛り込んだ背負い投げのDVDが発売されましたが、実戦でもその一端は見ることができました。
特に、背負い投げというよりは袖釣り込みですが、ケンカ四つの時にあのような入り方があるというのは、頭で分かっていてもなかなかできないと思います。

技術的に素晴らしいのは当然ですが、試合中の態度も素晴らしかったですね。
待てが掛かった時は、必ず柔道衣の乱れを直していました。
諦めない心が伝わってくる試合でしたね。


私も頑張らなければと思わされた試合でした。


2017年ブタペスト世界柔道選手権開幕迫る

8月28日から9月3日の日程で、ハンガリーのブタペスト(会場 László Papp Budapest Sports Arena)において、2017年ブタペスト世界柔道選手権が行われます。



男女各7階級の個人戦と、男女混合の団体戦が行われます。



日本からは、男子90キロ級、女子63キロ級を除く各階級と団体戦のメンバーで23名の選手がエントリーしています。

出場しない階級があるというのは残念なことですが、奮起して次大会では巻き返して欲しいものです。



男子個人戦は実績のある選手が多く出場し、100キロ超級の王子谷選手、原沢選手、100キロ級のウルフ選手、羽賀選手、81キロ級の永瀬選手、73キロ級の橋本選手、66キロ級の阿部選手、60キロ級の永山選手、高藤選手の9名がエントリーしています。

いずれの選手も優勝を狙える実力があります。

100キロ超級では、リネール選手にどう挑むか?

100キロ級は、世界チャンピオンでオリンピック銅メダリストの羽賀選手の連覇と、ウルフ選手が初挑戦となる世界選手権で実力を発揮できるか?


81キロ級は、世界チャンピオンでオリンピック銅メダリストの永瀬選手が連覇なるか。


73キロ級は、オリンピック金メダリストの大野選手が不在ですが、絶好調の橋本選手が初の世界選手権でチャンピオンになれるか?


66キロ級は、満を持して阿部選手が世界選手権初挑戦ですが、圧倒する戦いぶりでチャンピオンになって欲しいですね。


60キロ級は、国際大会で圧倒的な強さを見せる世界チャンピオンでオリンピック銅メダリストの高藤選手とその高藤選手に連勝している永山選手の戦いぶりが注目です。




女子個人戦は、オリンピック代表でもあったのは、近藤選手と梅木選手の2名というフレッシュな選手が多く出場し、78キロ超級の朝比奈選手、78キロ級の佐藤選手、梅木選手、70キロ級の新井選手、57キロ級の芳田選手、52キロ級の角田選手、志々目選手、48キロ級の近藤選手、渡名喜選手の9名がエントリーしています。



78キロ超級は、朝比奈選手が世界チャンピオンになれるか。

78キロ級は、オリンピック代表の梅木選手が世界選手権連覇なるか、また佐藤選手がそれを阻止できるか。

70キロ級は、新井選手前回大会で3位決定戦で敗れた悔しさを糧に、今回はメダルに挑みます。

57キロ級は、芳田選手が初チャレンジですが、松本選手が不在の今、存在感を見せつけたいところです。

52キロ級は、関節技のスペシャリスト角田選手と、内股などの立ち技が切れる志々目選手の戦いぶりに注目です。志々目選手のお兄さんは、前回大会で3位に入賞していますので、兄妹メダリストが期待されます。

48キロ級は、世界チャンピオンの近藤選手と、成長著しい渡名喜選手が代表です。どちらも世界チャンピオンになる実力十分です。


団体戦のメンバーとして、男子90キロ級の長澤選手、男子73キロ級の中矢選手、女子78キロ超級の素根選手、70キロ級の新添選手、57キロ級の宇高選手がエントリーです。

やはり注目は素根選手ですね。
金鷲旗、インターハイでの大活躍は印象深いですが、世界選手権でも実力を発揮して欲しいですね。



スケジュール
8月28日 男子60キロ級  女子48キロ級
8月29日 男子66キロ級  女子52キロ級
8月30日 男子73キロ級  女子57キロ級
8月31日 男子81キロ級  女子63キロ級
9月1日   男子90キロ級  女子70キロ級、78キロ級
9月2日   男子100キロ級、100キロ超級  女子78キロ超級
9月3日   団体戦
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

読者登録
LINE読者登録QRコード
広告
アーカイブ
お問い合わせ
プライバシーポリシー
広告の配信について 当サイトは第三者配信の広告サービス「Google Adsense グーグルアドセンス」を利用しています。 広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた広告を表示するためにCookie(クッキー)を使用することがあります。 Cookie(クッキー)を無効にする設定およびGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご覧ください。 また、[サイト名]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。 第三者がコンテンツおよび宣伝を提供し、訪問者から直接情報を収集し、訪問者のブラウザにCookie(クッキー)を設定したりこれを認識したりする場合があります。 アクセス解析ツールについて 当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。 このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。この規約に関して、詳しくはここをクリックしてください。 当サイトへのコメントについて 当サイトでは、スパム・荒らしへの対応として、コメントの際に使用されたIPアドレスを記録しています。 これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパム・荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。また、メールアドレスとURLの入力に関しては、任意となっております。全てのコメントは管理人が事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となりますことをあらかじめご了承下さい。加えて、次の各号に掲げる内容を含むコメントは管理人の裁量によって承認せず、削除する事があります。 ・特定の自然人または法人を誹謗し、中傷するもの。 ・極度にわいせつな内容を含むもの。 ・禁制品の取引に関するものや、他者を害する行為の依頼など、法律によって禁止されている物品、行為の依頼や斡旋などに関するもの。 ・その他、公序良俗に反し、または管理人によって承認すべきでないと認められるもの。 免責事項 当サイトで掲載している画像の著作権・肖像権等は各権利所有者に帰属致します。権利を侵害する目的ではございません。記事の内容や掲載画像等に問題がございましたら、各権利所有者様本人が直接メールでご連絡下さい。確認後、対応させて頂きます。 当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。 当サイトのコンテンツ・情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。 当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
  • ライブドアブログ