古田杯は秋田県の秋田経済法科大学で行われる団体無差別の大会です。


この試合もハードスケジュールで、往復は夜行電車で行き、朝駅のそばやで、そばを2杯食べただけで夜まで試合というなかなかの行程です。



1回戦の相手は群馬の利根商業。
後に関東大会に出場してきていましたので、群馬では前橋商業、前橋育英に続く強豪です。


相手は覚えていませんが、チームは4-0で快勝したと思います。



2回戦は栃木の強豪 作新学院。
この年の作新学院は、のちにインターハイでベスト4に入る強豪チームでした。


私は先鋒で出場し、相手は赤羽選手。
私と同じ階級の選手です。
同じ階級ならば、勝負になると思っていましたが、、、。


この選手のセンスは凄かった。
私のセンスもなかなかのものだったらしいですが、レベルが違いました。


手も足も出ず、1本負けです。
得意な内股は透かされ、逆に内股で叩きつけられました。
負けたので悔しくないかといわれれば、悔しいのですがそれ以上に実力差を感じた試合でした。


キャプテンがそれでは、チームも勝てません。
4-0で完敗です。
後に、全国高校柔道選手権の関東大会で作新学院とは戦うことになります。



気を取り直し、次は春の選手権(第8回全国高校柔道選手権)の神奈川県予選です。

春の選手権は日本武道館で開催され、高校柔道では憧れの大会です。



昨年はベスト8で負け、関東大会にも行けず、悔しい思いをしましたから、リベンジです!



この大会は、選手を体重無差別で6人選び、毎試合オーダーを組みかえられるのが特徴です。
そして、抜き勝負なんです。
つまり、勝ち続けている間はずっと試合しています。


うちの監督の楠本先生は、この采配が絶妙なんです。



うちのチームは、
原田智之、桜井信二、坪井正人、柏木伸一郎、私の同級生に一学年下の後輩が入ったメンバーです。


順調に勝ち上がり、ベスト8で藤嶺藤沢と関東大会の出場権を賭けて激突です。



いつもなら、大事な試合は私が先鋒ですが、今回は中堅に入りました。
相手チームも同じ藤沢市内ですから、お互い手の内は分かった者同士です。
そして、監督の性格も知り尽くしています。


当然、私が先鋒で勝負をかけてくると読んできて、相手は引き分け狙いできていました。
一学年下の86キロ以下の左組みの選手を先鋒で起用してきました。


この試合の先鋒は桜井。
結果は引き分けですが、ポイントゲッターを止めるつもりが、違う選手と引き分け。


次鋒の原田も引き分け、中堅で坪井が上手い柔道でポイントを挙げ、優勢勝ち。
そして、相手の副将エースの前田選手とは手堅く引き分け。


私の出番です。
相手は86キロ以下の右組みの戸井田選手です。
中学時代は団体で決勝に上がるチームのポイントゲッター。


相手にとって不足なし。
この戸井田選手は、左をやや苦手としており、私はその点恵まれていました。
思いのほか力が強かった印象がありましたが、上手く対応できました。
戸井田選手得意の払い腰を、小外掛けで切り返し、有効2つ取って優勢勝ちです。

2人残しで藤嶺藤沢に勝利し、ベスト4を確保し関東大会の出場権を獲得しました。



準決勝は東海相模。


先鋒は、前の試合の疲れもあり、私ではなく原田が出ましたが、相手の石井克選手の内股で秒殺される嫌なスタート。
続いて、私と石井選手の試合は、一進一退で両者ともにポイント上げられず、引き分け。
後に石井選手と話したところ、足の小指を骨折していたそうです。
まったく知らなかったですが、石井選手は誤解しており、狙われたと思っていたそうです。
情報戦は面白いですね。


ここから相模の佐藤茂士選手に中堅以下3人が抜かれ、4人残しで準決勝敗退でした。


決勝は、東海相模と桐蔭学園。
大将同士の戦いで、濱田選手を後藤竜二選手が払い巻き込みで投げて相模が優勝しました。


先日、機会があってこの時の話になったのですが、後藤選手はこの時の技を最低の技と言っているそうです。
竜二の柔道は綺麗な柔道していましたからね。
小さい相手を無理やり巻き込んで投げたということで、納得できていなかったようです。
それだけ追い込まれてもいたのでしょう。

なんとなく、その言葉も分かる気がします。


さて、次は関東大会です。


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