6月22日~23日に日本武道館で2019年度全日本学生柔道優勝大会が開催されました。

男子団体戦7人制、女子団体戦5人制、3人制の点取り試合3部門で争われます。

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画像は全日本学生柔道連盟よりお借りしました。


男子団体戦(62校出場)
オーダー変更は試合毎に認められますので、監督の手腕の見せ所です。
代表戦は任意の選手となり、判定の基準は個人戦に準じます。

昨年優勝の東海大、準優勝の筑波大、3位の天理大、国士舘大が第1シードとなり、ベスト8の山梨学院大、日本体育大、明治大、中央大が第2シードとなりました。

組み合わせ

プールA(シード校東海大、山梨学院大)
シード校は昨年と同じ組み合わせになりました。
東海大は関西大、順天堂大をいずれも6対0で下し、山梨学院大仙台大4対1、皇學館大3対0、近畿大を6対0で下しベスト8進出です。

プールB(シード校天理大、日本体育大)
シード校は昨年と同じ組み合わせになりました。
天理大は大東文化大6対0、福岡大4対0、桐蔭横浜大4対2で下し順当にベスト8進出。日本体育大は東日本国際大6対0、大阪体育大7対0、そして山場と目された3回戦の日大戦を4対2という思わぬ大差で下しベスト8に進出です。

プールC(シード校筑波大、明治大)
筑波大は東洋大4対1、同志社大7対0で下し順当にベスト8に進出。明治大は札幌大5対1、鹿屋体育大2対0、國學院大を6対0で一蹴しベスト8入りです。

プールD(シード校国士舘大、中央大)
国士舘大は甲南大、流通経済大をいずれも5対0、慶応義塾大4対1で下しベスト8進出。中央大は清和大を2対2の代表戦で辛くも下し、続く愛知大は5対0、3回戦の早稲田大には2点を先行するも後半に逆転され内容差で惜敗です。

準々決勝
東海大 5対0 山梨学院大
天理大 1対2 日本体育大
筑波大 3対2 明治大
国士舘大 3対0 早稲田大
東海大は付け入る隙を与えず圧勝で山梨学院大を下す。天理大対日本体育大は1対1で迎えた大将戦で、大吉選手が残り7秒で引き込み返しで一本勝ちし日本体育大が準決勝進出。筑波大は明治大と取って、取られての戦いを大将の横内選手が一本勝ちで熱戦に終止符を打ちます。国士舘大は久しぶりに準々決勝に進出した早稲田大を3対0で一蹴しました。


準決勝
東海大 5対0 日本体育大
筑波大 1対0 国士舘大
ここまでしぶとく勝ち上がった日本体育大ですが、東海大には刃が立たず5対0.
筑波大対国士舘大は大将戦まで0対0で進み、大将戦で国士舘大エースの飯田選手を筑波大田嶋選手が大外刈りで下し一本勝ち。


決勝
   東海大    3対1   筑波大
先鋒 立川新   引き分け  佐々木卓摩
次鋒 清水拓実 △合わせ技〇 田嶋剛希
五将 村尾三四郎 引き分け  石川竜多
中堅 星野太駆  引き分け  横内晋介
三将 松村颯祐 〇反則勝ち△ 上野翔平
副将 太田彪雅 〇大内刈り△ 千野根有我
大将 後藤龍真 〇優勢勝ち△ 関根聖隆

東海大は決勝で初めて失点し先制を許しますが、後ろ3人が着実にポイントを挙げ逆転勝ち。4年連続の優勝です。

試合詳細

トーナメント結果

女子団体戦5人制(31校出場)
先鋒、次鋒は57キロ以下、中堅、副将は70キロ以下、大将は無差別となり、試合毎のオーダー変更が認められています。
代表戦は任意の選手となり、判定の基準は個人戦に準じます。

昨年優勝の山梨学院大、準優勝の龍谷大、3位の桐蔭横浜大、国士舘大が第1シードとなり、ベスト8の帝京科学大、帝京大、東海大、福岡大が第2シードとなりました。

組み合わせ

プールA(シード校山梨学院大、福岡大)
山梨学院大は2回戦から登場し、日大を4対0で下しベスト8進出。
福岡大は東北福祉大を4対0、近畿大を3対1で下しベスト8進出。

プールB(シード校国士舘大、帝京大)
国士舘大は松山東雲女子大を3対1、武庫川女子大を2対0で下しベスト8進出。
帝京大は星槎道都大を5対0、立命館大を3対0で下しベスト8進出。

プールC(シード校龍谷大、東海大)
龍谷大は広島国際大を4対1、東京学芸大を3対1で下しベスト8進出。
東海大は中京大を5対0、金沢学院大を4対0で下しベスト8進出。

プールD(シード校桐蔭横浜大、帝京科学大)
桐蔭横浜大は日本体育大2対1、大阪体育大を3対0で下しベスト8進出。
帝京科学大は筑波大に1対2で敗れ、筑波大も環太平洋大に1対2で敗れ、ベスト8には環太平洋大が進出

準々決勝
山梨学院大 2対0 福岡大
国士舘大 ①対1 帝京大
龍谷大 1対3 東海大 
桐蔭横浜大 0対2 環太平洋大
山梨学院大は福岡大を次鋒、副将で確実に加点し2対0、国士舘大は帝京大を内容差で下し、東海大は龍谷大を中堅以降の3人が得点を挙げ逆転勝ち、環太平洋大は副将、大将が得点を挙げ2対0で桐蔭横浜大を下す。


準決勝
山梨学院大 4対0 国士舘大
東海大 1対0 環太平洋大
山梨学院大は中堅以外でポイントを挙げ圧勝。東海大は次鋒が挙げた1点を守りきり辛勝。

決勝
   山梨学院大  0対3   東海大
先鋒 渕田萌生 △合わせ技〇 富沢佳奈
次鋒 金知秀  △小外掛け〇 竹内鈴
中堅 瀬戸口栞南 引き分け  エルビスマル・ロドリゲス
副将 多田純菜 △小内刈り〇 立川桃
大将 高橋瑠璃  引き分け  児玉ひかる
東海大が先鋒、次鋒で連続得点を挙げ、中堅引き分けの後副将も一本勝ちして勝負を決める。東海大は12年ぶりの優勝。

試合詳細

トーナメント結果


女子団体戦3人制(32校出場)
体重無差別で、試合毎のオーダー変更が認められています。
代表戦は任意の選手となり、判定の基準は個人戦に準じます。

昨年優勝の早稲田大、準優勝の明治国際医療大、3位の九州共立大、創価大が第1シードとなり、ベスト8の慶応義塾大、姫路独協大、福岡工大、東京女子体育大が第2シードとなりました。

組み合わせ

プールA(シード校早稲田大、姫路独協大)
早稲田は城西国際大3対0、別府大2対0で下しベスト8進出。
姫路独協大は松山東雲短期大に1対2で敗れ、松山東雲短期大も2回戦で名城大に0対3で敗れる。

プールB(シード校九州共立大、東京女子体育大)
九州共立大は大東文化大1対0、大阪教育大2対1で下しベスト8進出。
東京女子体育大は名古屋商科大2対0、高岡法科大3対0で下しベスト8進出。

プールC(シード校明治国際医療大、福岡工大)
明治国際医療大は防衛大3対0、立教大1対0で下しベスト8進出。
福岡工大は了徳寺大1対0で下すも、2回戦で皇學館大に1対①の内容差で敗れる。

プールD(シード校創価大、慶応義塾大)
創価大は埼玉大2対0、旭川大2対1で下しベスト8進出。
慶応義塾大は福岡教育大2対1、帝京平成大1対0で下しベスト8進出。

準々決勝
早稲田大 2対1 名城大
九州共立大 0対1 東京女子体育大
明治国際医療大 2対0 皇學館大
創価大 ①対1 慶応義塾大 
早稲田大は前二人が得点し最短で勝利決定。東京女子体育大は先鋒が挙げた1点を守りきり準決勝進出。明治国際医療大は先鋒、大将で得点を挙げ完勝。創価大は先鋒を優勢負けで落としたものの大将戦で逆転の一本勝ち。


準決勝
早稲田大 1対①(代表戦)東京女子体育大
明治国際医療大 2対0 創価大
早稲田大と東京女子体育大は1対1で代表戦となり、引き分けの先鋒戦が選ばれました。GS53秒に巴投げが技ありとなり東京女子体育大が接戦を物にしました。
明治国際医療大は創価大を前の2人で勝負を決め、決勝進出です。


決勝
  東京女子体育大  0対2   明治国際医療大
先鋒 岩永ふくみ  引き分け  西村美穂
中堅 高橋純奈  △合わせ技〇 足達実佳
大将 冨田杏樹  △小内刈り〇 林美七海
先鋒戦引き分けの後、明治国際医療大が連勝し初優勝。

試合詳細

トーナメント結果