3月20日~21日に開催される第41回全国高校柔道選手権の組み合わせが2月16日17時から講道館で行なわれ発表となりました。

2019jhsjudo02-1024x383
第41回全国高校柔道選手権

3月20日 9時開会式 9時20分試合開始 表彰式16時30分
男子個人戦、女子個人戦

3月21日 9時開会式 9時20分試合開始 表彰式17時00分
男子団体戦、女子団体戦

大会要綱

組み合わせ

団体戦
男子は5人制抜き勝負、女子は3人制体重別点取り試合。
試合時間は3分。決勝のみ4分。優勢勝ちの判定基準は技あり、僅差(指導差2)以上。
代表戦は男子は任意の選手、女子は引き分けた試合(引き分けが無い場合、両者反則負けの試合)から抽選で選択して行なう。優勢勝ちの判定基準は技あり、僅差(指導差2)以上。指導1差以下の場合、時間無制限のゴールデンスコアに入り、技あり以上もしくは指導差がついた時点で試合終了。両者同時に反則負けとなった場合、スコアをリセットして再度試合を再開する。(ゴールデンスコアでも同様)



男子
優勝候補の国士舘(東京都)が第1シード、大牟田(福岡県)が第2シード、日体荏原(東京都)が第3シード、作陽(岡山県)が第4シード、木更津総合(千葉県)が第5シード、東海大仰星(大阪府)が第6シード、崇徳(広島県)が第7シード、桐蔭学園(神奈川県)が第8シード。
福井工大福井(福井県)、田村(福島県)はシード漏れ。

国士舘は初戦で近江(滋賀県)と延岡学園(宮崎県)の勝者と対戦です。桐蔭学園は鳥取東(鳥取県)と阿波(徳島県)の勝者と対戦です。
作陽は東海大高輪台(東京都)と加藤学園(静岡県)の勝者と対戦です。木更津総合は東北(宮城県)と津幡(石川県)の勝者と対戦です。
大牟田は高川学園と埼玉栄の勝者と対戦です。3回戦では大成(愛知県)と天理(奈良県)の勝者との対戦が濃厚です。崇徳は東海大甲府(山梨県)と鹿児島情報(鹿児島県)の勝者と対戦です。3回戦では田村との対戦になりそうですが、魁春旗では負けているだけにリベンジできるかに注目です。
日体荏原は開星(島根県)と佐賀商(佐賀県)の勝者と対戦です。東海大仰星は福井航大福井と大垣日大の勝者と対戦ですが、福井工大福井が勝ち上がりそうです。この対戦は2回戦屈指の好カードとなりそうです。

プールA(シード校 国士舘 桐蔭学園)
国士舘は準々決勝まで問題なく勝ち上がりそうです。
桐蔭学園も準々決勝までは勝ち上がりそうです。
国士舘と桐蔭学園の準々決勝は、地力に勝る国士舘の勝利は動かないでしょう。

プールB(シード校 作陽 木更津総合)
作陽は準々決勝まで問題なく勝ち上がりそうです。
木更津総合はなかなか厳しい組み合わせです。実力から言えば木更津総合の優位は動きませんが、ポイントゲッターの二人(北條選手、唯野選手)が軽量なのが難点です。
特に大型の作陽相手には厳しい戦いを強いられそうです。
ここは作陽の勝ち上がりが濃厚です。

プールC(シード校 大牟田 崇徳)
大牟田は実力校との対戦が続きそうですが、地力の差は大きく準々決勝進出は固そうです。
崇徳はベスト16で田村との対戦が予想され、ここを乗り切れるかが問題です。魁春旗では、田村に敗れているというトラウマも残ります。対田村戦では、エースの福永選手も引き分けられており、ここは田村の勝ち上がりも十分ありえます。
どちらが勝ち上がっても、大牟田の牙城を崩すのはやや辛いところです。
ここは大牟田の勝ち上がりと予想します。

プールD(シード校 日体荏原 東海大仰星)
日体荏原は初戦で佐賀商との対戦が予想され、ここをクリアすると北海(北海道)との対戦が濃厚です。実力的には日体荏原が1枚上手です。
東海大仰星は初戦で福井工大福井との対戦が予想されますが、ここを勝ち抜いたチームが準々決勝にまで勝ち上がりそうです。
順当に行けば日体荏原の勝ち上がりとなりそうです。


準決勝
国士舘対作陽
作陽が勝つには、斉藤選手をどうやって止めるかに尽きると思います。置き大将として、エースの高橋選手を副将に据え、それ以外の嵐選手、丸嶋選手でリードを奪い、戦いを有利に進めたいところです。
しかし、国士舘も藤永選手、道下選手、長谷川選手はなかなか取られる選手ではありません。5人目の選手が誰になるかが問題ですが、大崩れはしないのが強みです。オーダー次第では、作陽にも十分チャンスがあると思いますが、どうなるでしょうか。

大牟田対日体荏原
森選手を中心に5人全員がまとまっている大牟田と、グリーンカラニ選手、平山選手を中心に今冬伸びが見られた日体荏原ですが、総合力では大牟田が有利な状況です。先にリードを奪い、大牟田を焦らせたい日体荏原というところですが、大牟田の選手の守りは固いです。
順当に行けば大牟田ですが、グリーンカラニ選手の爆発力も期待できますので、接戦になるのではないでしょうか。



女子
優勝候補の富士学苑(山梨県)が第1シード、夙川学院(兵庫県)が第2シード、藤枝順心(静岡県)が第3シード、敬愛(福岡県)が第4シード、立命館宇治(京都府)が第5シード、埼玉栄(埼玉県)が第6シード、熊本西(熊本)が第7シード、大成(愛知県)が第8シード。
沖縄尚学(沖縄県)はシード漏れ。
富士学苑は宮崎日大(宮崎県)と東大阪敬愛(大阪府)の勝者と対戦です。大成は箕島(和歌山県)と高川学園(山口県)の勝者と対戦です。
敬愛は名張(三重県)と松商学園(長野県)の勝者と対戦です。立命館宇治は大曲農業(秋田県)と長崎明誠(長崎県)の勝者と対戦です。
夙川学院は横須賀学院(神奈川県)と高松商(香川県)の勝者と対戦です。熊本西は岡豊(高知県)と天理(奈良県)の勝者と対戦です。
藤枝順心は國學院栃木(栃木県)と五所川原商(青森県)の勝者と対戦です。埼玉栄は山形中央(山形県)と比叡山(滋賀県)の勝者と対戦です。

沖縄尚学(沖縄県)は藤枝順心のブロックで北海(北海道)と、創志学園(岡山県)は埼玉栄のブロックで佐賀工業(佐賀県)と対戦です。

プールA(シード 富士学苑 大成)
富士学苑の戦力の充実は目を見張るものがあります。ベスト16で新田(愛媛県)との対戦が予想されますが、富士学苑が一枚上手だと思います。
大成も準々決勝までは勝ち上がってくると思います。
富士学苑は3人がまとまっており、死角はありませんので、勝ち上がりは富士学苑となるんではないでしょうか。

プールB(シード 敬愛 立命館宇治)
敬愛は淑徳との対戦が予想されるベスト16がひとつの山ですが、大将に大駒のいる敬愛が実力的には上回りそうです。しかし、3人制だけに、先鋒、中堅を取りこぼすこともありえなくないので、注意が必要な相手です。
立命館宇治は比較的組み合わせに恵まれた感があります。
順当に行けば敬愛の勝ち上がりですが、淑徳、立命館宇治にも十分チャンスはあります。

プールC(シード 夙川学院 熊本西)
夙川学院の戦力も充実し、なかなか隙のない布陣です。準々決勝までの勝ち上がりに死角はありません。
熊本西は広島皆実とのベスト16での対戦が山場になりそうです。
しかし、どちらが勝ち上がってきても、夙川学院の牙城は破れそうにありません。

プールD(シード 藤枝順心 埼玉栄)
藤枝順心は、米川選手、袴田選手の2人が強力で、ポイントの計算が成り立ちます。沖縄尚学とベスト16での対戦が予想されますが、実力的には上をいきます。
埼玉栄は初戦で比叡山との対戦が予想されますが、ここが大きな山です。創志学園とのベスト16の戦いもどちらに転ぶか分からない際どい戦いになると思います。
どちらにしても藤枝順心との差は埋めがたいのではないかと思います。


準決勝
富士学苑対敬愛
富士学苑の藤城選手、瀬戸選手、黒田選手の3人は、どこからでも攻められ、守ることができる3人です。敬愛は大将にウェイトを置いたチームですので、先鋒、中堅で富士学苑が押し切るのではないかと思います。

夙川学院対藤枝順心
3人がまとまっている夙川学院と米川選手、袴田選手という実力者を擁した藤枝順心の戦いですが、ポイントは中堅戦になると思います。ここを夙川学院が取るか、藤枝順心が守るかで大きく展開が変わります。夙川学院としては、ここは何が何でも取って、大将を引き分け狙いにしたいところです。
藤枝順心としては、大将勝負に持ち込みたいので、それまでは失点したくないでしょう。
いずれにしても接戦となりそうです。


個人戦
男女4階級プラス無差別級の5階級で実施。
試合時間は3分、優勢勝ちの判定基準は技あり、僅差(指導差2)以上。
指導1差以下の場合、時間無制限のゴールデンスコアに入り、技あり以上もしくは指導差がついた時点で試合終了。両者同時に反則負けとなった場合、スコアをリセットして再度試合を再開する。(ゴールデンスコアでも同様)

男子
60キロ級
絶対の優勝候補は2018年インターハイ優勝の近藤隼斗選手(佐賀工業)はプールA。対抗は全日本カデ55キロ級優勝の福田大晟選手(比叡山)はプールC。両者はシードされ、決勝まで対戦しません。
その他の有力選手は、全日本ジュニア55キロ級に出場の多田風太選手(埼玉栄)はプールD、松本登喜定選手(報徳学園)、全日本カデ2位の田中祥選手(長崎南山)プールB、3位の辻岡慶次選手(大成)はプールB、出場の中島瑞貴選手(西日本短大附属)はプールC、全日本カデ66キロ級2位の高田顕矢選手(足立学園)はプールDとなっています。
神奈川県代表の東山祐汰選手(東海大相模)はプールBの1回戦で原祐稀選手(北海道栄)と対戦し、勝ち上がると辻岡慶次選手(大成)と対戦です。


66キロ級
優勝候補は2018年インターハイベスト8の唯野己哲選手(木更津総合)はプールD、全日本カデ優勝の田中龍馬選手(佐賀商)はプールAの2名。
これを追う3位の岡田悠之介選手(埼玉栄)はプールD、出場の吉岡正晃選手(鎮西)はプールA、全日本カデ60キロ級出場の池崎晴登選手(長崎日大)はプールC、同じく出場の光岡岳人選手(大牟田)はプールBです。
全日本カデ出場の浅野元輝選手(開志国際)はプールDで唯野己哲選手(木更津総合)と1回戦で対戦です。
神奈川県代表の佐々木光太朗選手(桐蔭学園)はプールCの2回戦で佐々木康晴選手(柴田)と松森秀磨選手(広陵)の勝者と対戦です。


73キロ級
2018年インターハイベスト8の田中裕大選手(大牟田)はプールD、ベスト16の白石諄選手(加藤学園)はプールC、団体戦でも活躍する北條嘉人選手(木更津総合)はプールA、全日本カデ出場の吉野天成選手(延岡学園)はプールB、島本真司郎選手(日体荏原)はプールB、中川雄馬選手(鎮西)はプールBとなっており、混戦模様です。
山辺龍選手(新田)は1回戦で北條嘉人選手(木更津総合)と対戦です。
神奈川県代表の有馬雄生選手(東海大相模)はプールBの2回戦で大久保竜希選手(大成)と平瀬慶太選手(東海大仰星)の勝者と対戦です。


81キロ級
優勝候補筆頭は昨年選手権優勝の竹市大祐選手(大牟田)。プールAに配されています。これを追う全日本ジュニア出場の杉本将一朗選手(北海)はプールC、全日本カデ優勝の菅原幸大選手(柴田)もプールCで、両者はベスト8で対戦する組み合わせです。
その他の有力選手は、全日本カデ2位の大竹龍之助選手(大成)はプールD、3位の鎌田直人選手(高知)はプールD、出場の井上太陽選手(新田)はプールA、全日本カデ73キロ級3位の宮本和志選手(九州学院)はプールDです。
全日本カデ出場の五十嵐勁太選手(羽黒)はプールDで、1回戦を勝ち上がると大竹龍之助選手(大成)と対戦です。
神奈川県代表の高橋真輝選手(横浜)はプールBの1回戦で小川剛生選手(延岡学園)と対戦です。


無差別級
優勝候補の全日本カデ90キロ級優勝の森健心選手(大牟田)はプールA、全日本カデ90キロ超級優勝の福永夏生選手(崇徳)はプールCにシードされました。
その他の有力選手は、全日本カデ90キロ級2位の戸高淳之介選手(延岡学園)がプールD、全日本カデ90キロ超級3位の井上直弥選手(天理)はプールB、全日本カデ90キロ級3位の三浦啓瑚選手(大成)はプールD全日本ジュニア出場の福田力斗選手(浜松商)はプールDです。
2018年インターハイ100キロ超級3位の高橋翼選手(作陽)は、1回戦を勝ち上がると福永夏生選手(崇徳)と対戦です。
グリーンカラニ海斗選手(日体荏原)は、1回戦を勝ち上がると2回戦で井上直弥選手(天理)と対戦です。
神奈川県代表の安藤健志選手(桐蔭学園)はプールCの1回戦で大島進之助選手(佐賀工)と対戦です。



女子
48キロ級
優勝候補の筆頭は2018年インターハイ優勝の古賀若選手(南筑)で、プールAにシードされました。
対抗の全日本カデ48キロ級優勝の中馬梨歩選手(国分中央が)がプールCにシードされました。
その他の有力選手は、全日本ジュニア出場の石田成美選手(東海大札幌)が、野﨑偉万里(比叡山)、全日本ジュニア44キロ級2位の西村瑞穂選手(立命館宇治)がプールD、カデ出場の上倉舞知選手(金沢学院)がプールA、全日本カデ44キロ級2位の吉岡光選手(八千代)がプールB、全日本カデ44キロ級3位の宮城杏優菜選手(沖縄尚学)がプールBとなっています。
神奈川県代表の佐藤暖心選手(横須賀学院)はプールDの1回戦で井上小梅選手(生光学園)と対戦で、勝ち上がると西村瑞穂選手(立命館宇治)と2回戦で対戦です。


52キロ級
優勝候補の2018年全日本ジュニア3位、全日本カデ優勝の藤代心選手(富士学苑)は、プールAにシードされました。2018年インターハイ48キロ級2位の白石響選手(熊本西)がプールCにシードされました。
その他の有力選手は、山崎朱音選手(金沢)がプールA、柳華空選手(松商学園)がプールDとなっています。
神奈川県代表の葛巻七美選手(横須賀学院)はプールBの2回戦で兎子尾清和選手(高松商業)と小林優果選手(新潟第一)の勝者と対戦です。



57キロ級
優勝候補の筆頭は2018年インターハイ優勝、全日本カデ優勝の岡田恵里佳選手(立命館宇治)で、プールAにシードされました。
全日本カデ3位の袴田佳名瑚選手(藤枝順心)がプールC、全日本カデ2位の新名彩乃選手(夙川学院)がプールDにシードされました。
その他の有力選手として全日本カデ出場の三﨑茉莉選手(鹿児島南)がプールC、同じく中橋優香選手(創志学園)がプールD、大森朱莉選手(敬愛)がプールAとなっています。
神奈川県代表の込山未菜選手(相洋)はプールDの2回戦で中村苑美選手(松商学園)と川鍋治美選手(作新学院)の勝者と対戦です。


63キロ級
2018年インターハイベスト8の山口葵良梨選手(大牟田)が、プールAにシードされ、同じく2018年インターハイベスト8の小齊穂奈美選手(富士学苑)が、プールCにシードされました。
その他の有力選手として、全日本ジュニア57キロ級出場の川上真紀選手(比叡山)がプールB、全日本カデ出場の小山遥佳選手(大成)がプールB、畑田暁菜選手(夙川学院)がプールB、谷岡成美選手(渋谷教育学園渋谷)がプールCとなっています。
神奈川県代表の鈴野杏優選手(横須賀学院)はプールDの1回戦で岡本雪乃選手(平工)と対戦です。


無差別級
2018年インターハイ78キロ超級2位、全日本ジュニア78キロ超級3位、全日本カデ70キロ超級優勝の米川明穂選手(藤枝順心)が優勝候補の筆頭でプールAにシードされました。
対抗の全日本カデ70キロ超級2位の八巻衣音選手(広陵)でプールD、全日本ジュニア78キロ級3位の黒田亜紀選手(富士学苑)がプールC、2018年インターハイ70キロ級優勝の桑形萌花選手(夙川学院)がプールB、全日本ジュニア70キロ級2位、2018年全国高校選手権無差別級3位の朝飛真実選手(桐蔭学園)がプールD、全日本カデ70キロ級3位の松本りづ選手(大成)がプールA、丸山みかの選手(敬愛)はプールCとなっています。
朝飛真実選手(桐蔭学園)はプールDの2回戦で古賀理帆選手(佐賀商)と菅原遙選手(平工)の勝者と対戦です。